バンライフ
【フェリー体験記】神戸→大分さんふらわあにキャンピングカーで乗船|高い?快適?陸路と比較
長距離フェリーって、正直どうなんだろう——そう思っている人は多いはず。
しかもキャンピングカーごと乗るとなると、料金も気になるし、快適さも不安。
今回は奈良から大分まで約650kmの移動。
高速道路なら8〜10時間かかる距離です。
ずっと運転するより海路を選び、商船三井さんふらわあの神戸→大分航路に乗船しました。
高いのか?快適なのか?陸路と比べて本当に“アリ”なのか?
実際に乗って分かったことを、率直にお伝えします。
奈良から大分へ。キャンピングカーで650km移動

奈良在住、夫婦+未就学児2人の4人家族。
普段は5〜6mクラスのエルグランドベースのキャンピングカーで旅をしています。
今回の目的地は大分。距離は約650kmです。
キャンピングカーで九州へ向かうとき、必ず悩むのが「自走か、フェリーか」。
今回私たちは、フェリーで海を渡ることにしました。
利用したのは、神戸19:50発→大分7:20着「さんふらわあ ごーるど」。
利用日は2025年の12月26日です。
料金は年末年始の割増価格66,900円で、正直、最初は「高い」と思いました。
※割り増しなしの通常期間は47,650円
■料金に含まれているもの
・キャンピングカー1台(5〜6m未満)
・大人2名
・未就学児2名(添い寝)
・客室:プライベートベッド利用
神戸→大分を結ぶ、さんふらわあとは?
神戸〜大分航路は、夜出港→翌朝到着の夜行フェリー。
夜に出て、寝ている間に九州へ到着するスタイルです。
・出港:19:50
・到着:7:20
・所要時間:約11時間30分
・基本的に1日1往復
■客室タイプ(代表的なもの)
・デラックス(個室)
・スタンダード(個室)
・プライベートベッド
・ツーリスト(相部屋タイプ)
客室タイプ別の差額は以下の画像の通りです。
■積載可能な車両
一般的なキャンピングカー(〜6m程度)であれば問題なく積載可能です。
高さ制限やサイズ区分は事前に確認が必要です。
詳細はこちら▷商船三井さんふらわあ
実際に乗ってみた
乗船〜出港

受付後、スタッフの誘導で車両甲板へ。
想像よりスムーズで、混乱はありませんでした。

車を停めたら客室へ移動。

ロビーはホテルのような雰囲気です。
19:50、神戸港を出港。
船を見た瞬間、子どもたちは「ホテルみたい!」と大興奮。
その時、思いました。
「ああ、これは移動じゃなくて宿泊だ」と。
今回の客室はプライベートベッド

プライベートベッドとは、カプセルホテルのような半個室タイプ。
カーテンで目隠しができる10人相部屋で、最低限のプライバシーは確保されています。
今回の利用は、大人2人+未就学児2人(添い寝)。
正直、狭いです。
幅は約80cm。寝返りはほぼ不可。
エンジン音はわずかに響きますが、気になるレベルではありません。
夜中に何度か目は覚めましたが、「寝られない」というほどではありませんでした。
個室にすると+1万円程度。
価格とのバランスを考えると、現実的な選択でした。
船内設備は想像以上!
大浴場

広さは十分で、洗い場も多く清潔感があります。
ですが、出港直後は子ども連れが多く大混雑!
少し時間をずらせば快適に使えると思います。
「海の上でお風呂」はやはり特別で、子どもたちも動くお風呂という不思議な体験を楽しんでいました。
売店

売店で販売している軽食、カップ麺、お土産、アルコール類などは、価格は観光地価格に近い印象です。
九州のご当地アイスも売っていたので、お風呂上がりにみんなで食べました。
レストラン
事前に夜ご飯を済ませて行ったので、利用していませんが、出港直後は長蛇の列になっていました。
イベント
この日はマジックショーが開催。
子どもたちは釘付けに。
移動時間が“待ち時間”ではなく、“思い出”になりました。
海の上で迎える朝

翌朝、デッキへ。
冬の澄んだ空気、水平線から昇る朝日。
海の上で迎える朝は、陸では味わえない時間でした。
子どもたちと一緒に眺める壮大な景色もまた、大切な思い出となりました。
乗船して感じたメリット・デメリット
メリット
最大のメリットは、体力が残っていること。
フェリーは朝7:20に大分到着。
もし650kmを自走していたら、到着時には間違いなく疲労困憊です。
でも今回は「運転していない」これがめちゃくちゃ大きい!
到着後すぐ別府地獄めぐりへ向かえて、旅のスタートから全力で楽しめました。
デメリット
繁忙期は料金が高く、プライベートベッドは狭さが否めません。
また、船酔いのリスクも一応頭に入れておく必要があります。
コスパ重視なら自走に軍配が上がります。
陸路と比較すると?
650km自走した場合のコストは、ガソリン代(燃費6km/L・ハイオク160円)が約17,300円。
高速代が約17,000円で、合計約34,000円。
フェリーとの差額は約33,000円で、数字だけなら自走が安いです。
ただし繁忙期を外せば、フェリー料金は下がります。
今回は年末の66,900円でしたが、通常期であれば47,650円。
自走との差額は約13,000円まで縮まります。
この差額を「ホテル1泊分」と考えると、印象は大きく変わります。
移動+宿泊+体験込みの価格と思えば、わが家的には納得でした。
まとめ|こんな人におすすめ
子連れで九州へ行く人、長距離運転に不安がある人、キャンピングカー旅をしている人、そして移動も思い出にしたい人には、特におすすめです。
コスパ最優先なら高速移動に軍配が上がります。
でも「移動も旅にする」なら、神戸→大分フェリーは十分“アリ”です。

