車中泊の楽しさはどこにある?車中泊をおすすめするポイント&注意すべき点とは
「車中泊」というと、車で寝泊まりをするとか、移動途中で数時間シートを倒して仮眠を取るといったイメージしかなく、具体的にどんな風に旅をしているのか、車中ではどう過ごしているのなど、車中泊未経験の方にはあまり想像ができないかもしれません。
車中泊自体にどんな楽しさやメリットがあるのかがわからず、ネガティブなイメージを持たれている方も多くいらっしゃると思います。
そこで今回の記事では、車中泊を日常的に楽しんでいる筆者が考える車中泊のおすすめポイントやその楽しさ、実際に車中泊をおこなう際に注意すべきポイントについてお話していきたいと思います。
車中泊経験者が思う、自家用車内で過ごす「車中泊の旅」の魅力とは。
車中泊の旅に興味がある方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
目次
1番の魅力は「旅の自由度の高さ」と「ハードルの低さ」
車中泊を日常的に楽しむ筆者が思う「車中泊のおすすめポイント」の中でも、1番の魅力と考えているのが、旅の自由度の高さや出発までの手軽さ、ハードルの低さです。
たとえば、「飛騨高山に行って朝市で牛寿司が食べたい!」と急に思い立っても、宿の予約などが必要なく、ワクワクした気分のまますぐに着替えの準備だけして出発することができます。
途中SAや道の駅などで休憩をしながらスマートフォンで現地の情報を調べ、「ここに行きたい」「ここでこれを食べたい」など夫婦でいろいろと相談できるので、時間の無駄もありません。
また夜に出発する際にも、途中の道の駅などで手軽に仮眠をすることもできるため、睡眠時間をしっかりと確保しながら移動ができます。
「睡魔に襲われて居眠り運転」なんてことになる前に、眠くなったらパッと仮眠を取ることができるので、長距離の運転でも安心です。
滞在先で現地のおいしいものを堪能できる
私たち夫婦はおいしいものを食べることが大好き!なので、車中泊旅に出掛けるきっかけや理由の大半は、現地に滞在してそこでしか食べられない、おいしいものを食べることだったりします。
夏の暑い時期なら、牧場の濃厚ソフトクリームや現地で取れたフルーツを使ったジェラートを食べに、時間をかけてかなり遠方まで出掛けることもあります。
冬は温かい鍋物や麺類を食べに出掛けることが多いです。
山梨県にはよくほうとうを食べにいきますが、あちこちのお店のほうとうを食べ比べてみたりと、同じ食べものでも店ごとの違いを楽しんだりしています。
海鮮が食べたくなったら海の近くへ。
伊豆や熱海、沼津などにいき、ネットで評価の高い店舗や漁港に訪れ、新鮮な海の幸を堪能しています。
またコロナ禍の影響でテイクアウトのできる店舗が増えたこともあり、テイクアウトをして車内で食事を楽しむ機会も増えました。
テイクアウトしたお弁当を車内で気軽に楽しむことができるのは、車中泊の旅ならではだと思います。
格安で手に入れた新鮮な食材で料理を作る
現地で入手した新鮮な食材を使ってすぐにおいしい料理を作ることができるのも、車中泊旅の楽しみのひとつです。
その土地で取れた野菜などはかなり安価で手に入ることもあり、自炊をすることで現地の新鮮な食事を手軽にいただくことができるのはもちろん、外食より安く済ませることができるため、旅の費用の節約にも役立ちます。
食事や宿にあまりお金がかけられない月末などでも、悩まずパッと旅にでることができるというのは旅行好きにはたまらない魅力です。
筆者の車内にはいつでも調理ができるよう、食器類や調理器具をいくつか積んであります。
野菜炒めや鍋物などの簡単な料理ならすぐに作ることができるようになっているため、現地で食材をみてから自炊にするか、外食にするかをそのときの気分で決めることもできます。
車内で自炊する予定がある方は、調理器具や食器等をあらかじめ準備し、車内に積んで出掛けるのがオススメです。
ポータブル電源があれば、車内で電気製品も使えちゃう!
車内ではなかなか家と同じように過ごすことが難しいと思われがちですが、その理由のひとつに「自宅で使用している電気製品が使えないこと」があるのではないでしょうか。
車内にいると多くの電力を消費する家電類を自宅同様に使用することができず、結果多くの不便やストレスを感じてしまうのではないでしょうか。
しかし、ここ数年のポータブル電源の技術の向上により、車内でも自宅と同じように消費電力の高い家電も使えるようになってきているんです。
すこし前なら使用できなかったドライヤーやIHクッキングヒーター、電子レンジなどの家電も、ハイパワータイプのポータブル電源があれば、車内でも問題なく使用できるようになりました。
車内で電気製品が使えるようになったことで、IHクッキングヒーターやホットプレートを使って調理をしたり、冷蔵庫や扇風機、ポータブルクーラーを使用したりと、すこしずつではありますが、車内でも自宅と変わらない快適な状態で過ごすことができるようになってきています。
コロナ禍でも完全なプライベート空間を確保し「密」を避けられる
車の中に入るだけで完全なプライベート空間を確保することができるため、このコロナ禍でも簡単に密を避け、安心・安全に車内で過ごすことができます。
ドアや窓を閉めてしまえば人の視線を気にすることもなく、睡眠時も快適。
車内で自宅と変わらず自由にゆったりと過ごすことが可能です。
筆者は夫婦で移動中を含め車内で会話を楽しむことが多いのですが、他の車のある程度の距離を保てば、会話を聞かれる心配もありません。
車内でおしゃべりを楽しんだり動画を見たり、静かに読書をしたりと、プライベート空間だからこそ安心して自由に過ごすことができています。
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