走行距離は地球2周分!軽自動車で日本全国をビュンビュン走る!HONDAザッツオーナーインタビュー
愛車と奥様をこよなく愛するhekさんは、小さな車体のHONDAザッツで日本全国をめぐる車旅を楽しんでいる。
すでに走行距離は地球2周分となり、今回の車旅で地球3周目に差しかかるという。
いうなれば普通の軽自動車で、ここまで走り込む人もめずらしいだろう。
そんなhekさんに、車旅を始めたきっかけや愛車のスペック、車中泊仕様にするためのアドバイスなどを伺った。
hekさん(58歳)京都府
愛車:HONDAザッツ
奥様が大好き
目次
海外赴任が多い仕事を退職した後、日本全国をめぐる車旅をスタート
―まずは、車旅歴と車旅を始めたきっかけを教えてください。
早期退職をしてから始めたので、もう3年になります。
仕事をしていた時は海外赴任もあったので、車旅は全然していませんでした。退職して日本に戻ってきてからですね、ちょこちょこと出かけるようになったのは。
海外生活が長かったからか、日本のいろんな景色を見てみたいなと思って始めました。
日本って、小さいようで意外と見るところが多いんですよね。同じ場所でも季節によって全く楽しみ方が違ってくるし。
それに私はお酒が、特に日本酒と焼酎が好きなので、全国各地で見たことがないお酒を探してみたいなあと。
かんたんなDIYで長期間の車旅も快適に
―愛車ザッツの基本スペックを教えてください。
18年前の車で……確か100万円を超えてたかな。当時は100万越えの軽は高かったよね。でも、軽ではめずらしくターボがある車体だったので、決めました。
ちなみに、愛車のニックネームは「ザッツ」。そのまんまですが。
だって、かっこいいし可愛くて好きやねん、ザッツって響き(笑)
―最初から車中泊仕様にされるつもりだったのですか?
う~ん、どうでしょう。ここまで本格的に車旅を始める前は、1日や2日くらいの旅程だったら、倒した助手席に座布団を敷いて寝てたんです。
でも旅程が1週間とかになってくると、寝床がフラットじゃないと疲れが取れないんですよね。
京都から北は北海道、南は九州まで行ったけど、フラットな寝床のためだけに自宅にいちいち戻ってられないし。車中泊仕様にしようと思ったのは、それでかな。
収納スペースが少ない昔の軽にしては、きれいにまとまってると思いませんか?ちょっとワチャワチャしてる箇所もあるけどね。
座椅子の下とか天井部分は収納スペースにしちゃいました。
軽いモノだけここに収納しています。重いモノを乗せて、寝ている間に落ちてきたら嫌だから(笑)
今は冬仕様だから、割とスッキリしてるでしょ?でも夏になるともう1つ扇風機を付けるので、もう少しゴチャゴチャしちゃう。
メッシュ収納はキャンプでも使うので、きれいにするようにしています。
ランタンは3つあるんですが、1つは運転席で使う用、1つは枕元用、最後の1つはキャンプ用。ランタンの優しい灯りで夜を過ごすと、ゆっくり寝れるんですよね。
モノが多くて、どこにしまったのかわからなくなることが増えてきたので、整理するためにケースを導入しました。でも、ケースの前に荷物を乗せちゃうので、扉が開かないんですよね(笑)
―じっくり車内を見せてもらって良いですか?助手席側は常にベッドなんですね。
はい。いつも一人での車旅なので、ベッドは常設です。スペースが限られているからですが、手間を考えても、ベッドを出したりしまったりはしないですね。
ベッド展開までは、約20分といったところでしょうか。
いつも一人と言いましたが、年に数回は嫁さんを乗せるので、その時は必死になって片づけています。
座椅子の下に収納している小物をしまって、大物のケースとか寝袋をしまって、ベッドの足部分をしまって……。
まだしばらく車旅を続けるので、ここでベッド展開の様子をお見せするわけにいかないですが。ごめんなさいね。
ベッドは、私が横になっても結構余裕があります。身長180cmまでの人なら寝られますね。
長期間にわたって車旅に出てもゆっくりと休めるように、ベッドの下の骨組み部分はDIYしました。
リアハッチ側とフロント側で高さを変えたので、フラットな状態で寝られるんですよ。
ベッドの足部分は、ホームセンターで切ってもらったイレクターパイプをはめただけ。すぐに終わりました。予算は1万円もかからなかったかな。
車中泊とキャンプ泊を柔軟に使い分ける
―キャンプもお好きだとおっしゃっていましたが。
はい、キャンプも好きですね!キャンプ道具には、けっこうお金かけてるよ。
たとえば、このギア。基本的にこのギアはどういう環境でもある程度は使えるから重宝していますね。もちろん、車内でも活躍します。
車中泊とキャンプの比率でいうと、半々くらいかな。あんまりこだわってないんです。
その日の天気とかで決めますかね。晴れていたらキャンプで焚火をして、悪天候とか寒い時は車内で過ごして……という感じですね。
今みたいに冬場で寒すぎる時は、外で焚火をしてから車内で寝ることもありますね。その日の気分で柔軟に楽しめるのが、車旅の醍醐味ですよね。めちゃめちゃ満喫してます!
車中泊仕様にしてから生活が一変。地球3周目はマイナーな観光地をめぐる
―ザッツが来る前と後でライフスタイルに変化はありましたか?印象に残っている思い出もあれば。
そりゃもう!ガラッと変わりましたよ!それまで海外にいたわけだし。車旅をしたこともないしね。
でも、このザッツがあれば、陸が続く限りどこへでも行けちゃうからね!本当にすごいよ。
印象に残っているのは、やっぱり長期間の車旅ですね。1カ月半くらいの北海道の車旅と、今回の1カ月半の九州の車旅。
なにせ道中いろんな刺激を受けるので、「もうたまらん!」って感じです(笑)かわいい嫁さんが待っている帰る家があるのに、ついつい遠出しちゃうんだよね。
―今後の展望をお聞かせください。
今まで地球2周分の距離を車旅で走ったけど、メジャーな観光地ばかりを選んでいたので、地球3周目が始まる今後は、マイナーなところも観光したいですね。
地元の人しか知らないような「え、こんな所が日本にあったんか!」というような。
あとはそうですね、1人で車旅を続けているわけですが、こうして旅先でいろんな人にお会いする機会も増えてきたので、「友達100人」を目標にするのもいいかも。いや、地球2周目ですでに200人くらい友達がいるから、地球3周するなら「友達300人」かな?(笑)
―最後に、これから車中泊仕様にされる方へのアドバイスをどうぞ。
車中泊をするとき、座ると頭が天井につくのはけっこうなストレスなんですよね。だから、同じ軽でもハイル―フ車の方が使い勝手がいいと思います。
あとは、やっぱりベッドですね。短期間の車旅だったらフルフラットにする必要はないと思いますが、長期間だとフルフラットにした方が疲れが取れるのでおすすめですね。
天井の高さとベッドのフラットさ、この2つは車中泊仕様車にする上で、とても重要だと思います。
―いろいろ聞かせていただき、ありがとうございます。
ありがとうございました。これからもお互い、車旅を楽しんでいきましょう!
hekさんの愛車ザッツと、hekさんが満面の笑みで自慢してくれた車旅×キャンプギアの様子を、Youtube『ガタガタGOGO』のチャンネルで紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください!
【車旅の魅力を語る】キャンプも車中泊もこれ1台で日本全国くるま旅・愛車HONDAザッツで旅するhekさん
家を断捨離して、キャンピングカーでバンライフしながら日本一周している夫婦のYouTubeチャンネルはこちら。ガタガタGOGO
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