簡単に準備ができる!自炊車中飯と、ゴミや洗い物を少なくする方法
車旅では「滞在先の食事が楽しみの一つ!」という方も多いのではないでしょうか?
筆者もおでかけの際には、地元の食材を使ったおいしい料理を毎回楽しみにしています。
しかし長期旅の場合、毎日外食となると、出費がかさむ上に胃が疲れてしまうことも……。
そんな時、筆者は簡単な食事を車内で自炊していただくようにしています。
とても経済的ですし、料理の味付けや量なども自分でコントロールできるのでおすすめです!
今回は、狭くて制約の多い車内でも手軽に作れる車中飯のアイデアと、車内での食事の際、ゴミや洗い物を少なくするためのアイデアをご紹介します。
実際に筆者が車内での自炊の際に使用しているアイテム等もご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくさい!
目次
車内に置いている調理器具
まず最初に、筆者が車内での自炊のために、普段から車に積んでいるアイテムをご紹介します。
筆者は調理の際、ポータブルバッテリーを使用して電気で調理をすることが多いので、電気での調理ができる「ヤザワ トラベルマルチクッカー」(写真下中央・電磁調理器のようなもの)を車内に常備してあります。
「ヤザワ トラベルマルチクッカー」は火力は弱いですが、2人分程度のお湯を沸かしたり、野菜や肉を炒めたり、朝食の目玉焼きやベーコンを焼いたりと、ひと通りの調理ができるため特に困ることはありせん。
さらに、電力をあまり使わず炊飯ができる小さめの炊飯器を持参し、お米も炊けるようにしています。
その他にはニトリで購入したミニサイズのフライパンをサイズ違いで2つと、片手鍋を大きさ違いで3つ、「ヤザワ トラベルマルチクッカー」が中にぴったりと入るサイズのキャプテンスタッグの鍋、スノーピークのまな板と包丁のセットを常備。
写真にはありませんが、オートキャンプ場など車外での調理が可能な場所に滞在する際は、カセットコンロも持参しています。
また、肉や野菜など食材を持参する際は、保冷剤をいれたクーラーボックスにいれて持ち運びをしています。
調味料は持ちすぎず、最小限に!
調理道具と一緒に、調理に必要な調味料も少量ですが車内に置いています。
調味料があると調理の際だけでなく、購入したお惣菜の味が薄いときや、お弁当やお寿司をいただくときなどにも使えてとても便利です。
筆者が車内にいつも常備しているのは、100円ショップで購入できるミニサイズのオリーブオイルやしょうゆ、塩コショウ、ハーブや乾燥ガーリック、鷹の爪です。
ガーリックや鷹の爪があると、パスタやチャーハン・スープ等の簡単な料理も、風味豊かな仕上がりにすることができます。
お湯を注ぐだけで食べられるごはんや、汁物もあると便利
食材は自宅から持参したり、現地のスーパーや道の駅で購入することが多いですが、緊急用としてお湯を注ぐだけで食べられるごはんや、インスタントのお味噌汁も持参することが多いです。
スーパーに寄りたかったけど到着が深夜になり閉まっていた、天候が悪すぎてどこにも立ち寄れなかった等、食材を調達できなかった際でも、お湯を沸かすだけで食事が取れるのはかなり助かります。
また現地でお弁当を購入した際にも、お味噌汁など汁物をプラスすることもできるので便利です。
車内での食事、洗い物を減らす工夫とは
こちらは筆者が実際に車内で作った料理です。
味付きの肉を炒めてごはんとカット野菜、プチトマトやポテトサラダと一緒に盛り付けました。
調理もお肉を炒めるだけなので使用したのは小さめのフライパンだけですし、食事の際もごはんとおかずを一緒に盛り付ける「ワンプレート」にすることで、使用する食器を減らすことができました。
調理する料理を減らしワンプレートに盛り付けることで、洗い物も減らすことができます。
洗い物が減ると食後の後片付けも簡単ですし、食後は車内でゆっくりと過ごすことができます。
どんぶりものも手軽で便利!
ワンプレートの他に、どんぶりものも準備が簡単で、洗い物も減らすことができます。
写真はカットしたアボカドをごはんにのせ、海苔と白ゴマをプラスした「アボカド丼」と、インスタントのお味噌汁。アボカド丼はしょうゆをかけていただきます。
ごはんとおみそ汁用にお湯を沸かし、アボカドをカットするだけで完成した超簡単料理です。
その他にも、スーパーで購入したお刺身を利用して海鮮丼にしたり、お湯で温めるだけのインスタント角煮に温泉たまごをのせた角煮丼など、どんぶりメニューは手軽に用意ができるのでおすすめです。
朝食からスタートすることで車中調理のハードルが下がる!
主食や主菜副菜、汁物など、品数も多く手間もかかりがちな夕食に比べ、朝食は品数少なくパパッと準備することができるため、車中での調理をスタートさせるのに最適!
例えば、ヨーグルトにカットしたフルーツやグラノーラをのせてはちみつをかけるだけでも立派な食事になりますし、パンと目玉焼きだけでもOK!
手間も時間もかけずに調理できる食材を用意しておくことで、あまり難しく考えずに車内での調理・食事を完結することができます。
少し手間のかかる料理は車中での調理に慣れてから。自宅とは違い狭い車内ですから、最初は調理自体のハードルを低く設定しておくことが大切です。
水を使わず、手軽に車内で洗い物を済ませる方法
車内での調理や食事後の後片付け、みなさんはどうされているでしょうか。
水も使える流し付きのキャンピングカーでおでかけをされている方は、車内で洗い物を済ませてしまうことが多いと思いますが、キッチン等の設備がない場合は水を使って洗い物をすることができません。
筆者は車中での調理・食事の際には、写真のような食器用の除菌ウェットシートやキッチンペーパーを持参し、簡易的に後片付けを済ませています。
後片付けの方法は、使用した食器や調理器具の汚れをキッチンペーパーで拭き取ったあとに、食器用のウェットシートでしっかりと汚れを拭き取って乾かしておくだけ。
こうしておくだけで、翌日も調理器具や食器を安心して使うことができますし、キッチンペーパーと除菌ウェットシートを2〜3枚程度ずつしか使用しないため、拭き取ったあとのゴミも少量となり、車内に置いておくことが可能です。
また翌日同じ食器を使用しない場合は、拭き取ったあとに使用済みの食器であることがわかるよう、ビニール袋に入れて他の食器と分けておき、自宅に持ち帰ってから再度食器用洗剤で洗い直すようにしています。
また、オートキャンプ場など炊事場で洗い物ができる場合は、持参している食器用洗剤とスポンジできれいに洗っています。
おいしい食事を車内でも
いかがでしたでしょうか。
狭い車内での調理や食事はちょっと面倒に思えることもありますが、ほんの少しの手間と工夫で温かい料理を簡単に準備することができます。
今回は車内で電気を使った簡易的な調理方法をご紹介しましたが、しっかりと料理をしたい日はオートキャンプ場などを利用し、車外で直火やコンロを使うことも可能です。
車内での自炊の際に、今回の記事をぜひ参考になさってくださいね。