【乗車歴2年の経験談】軽キャブコンに乗って感じたメリット・デメリット

小さくてもメリットはたくさん!軽キャンピングカー
軽キャンピングカーには軽のバンコンと軽のキャブコンがあります。
筆者はJP STAR Happy1+に乗り始めてもうすぐ2年。
筆者の場合、長期休暇が取れないので、以下の点を重視してキャンピングカーを探しました。
・納車が早い
・自宅の狭い駐車スペースに停められる
・デスクワークができる
・家族で車中泊ができる
・できるだけ自炊ができる
この条件でキャンピングカーを探し、今のJP STAR Happy1+を購入しました。
そこで、この記事では筆者が実際に乗って感じた軽キャブコンならではのメリット・デメリットについてお伝えいたします。
軽キャブコンの魅力(メリット)
ここからは軽キャブコンの魅力(メリット)について記載します。
軽自動車ならではの小回りと居住スペースの広さ

JP STAR Happy1+の車両サイズは3,790×1,690mm。
軽ベースなので狭い道も運転しやすく、さらに居住スペースは十分。
筆者の身長は170cmですが、屈むことなくほぼ室内で立って歩けます。
高さは2,480mm。
運転時に車高や横・縦幅の制限がほとんどないので、アンダーパスや高架下などを通る時にヒヤヒヤせずに通行できます。
また、駐車場所にもほとんど困りません。
大きいサイズのキャンピングカーだと駐車することが負担になりますが、軽キャブコンの場合、普通車の大きさの駐車スペースがあれば問題なし!

また、軽のバンコンは就寝定員2名が主流ですが、軽キャブコンのJP STAR Happy1+は就寝定員4名。
実際バンクベッドに大人2名が就寝するのはきついですが、我が家のように小学生の子ども2名だと十分寝られているので、家族で車中泊してもさほどストレスを感じません。
価格がリーズナブル
筆者が購入したJP STAR Happy1+の場合、電動 LED ライト付サイドオーニング、外部シャワーヘッド、外部電力100V入力、ソーラーパネル150W、鉛サブバッテリー(110A)、インバーター(3000W)が標準装備で、さらにエアコン、FFヒーター、マックスファン、リチウムイオンサブバッテリー200Ahにアップグレード、冷蔵庫、電子レンジをオプションで付けても税込、諸費用込み440万円で新車が乗り出せました。
ここまで装備が充実していてこの価格は、ハイエースなどのバンコンだと無理。
購入価格を抑えて装備を重視したい人、小さい子ども連れでハイエースなどのバンコンの購入が価格的に難しい人は、軽キャブコンならコスパよく家族で車中泊が楽しめます。
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軽キャブコンの注意点(デメリット)
ここからは筆者が感じた注意点(デメリット)について記載します。
長距離運転は疲れるし、乗り心地はイマイチ

JP STAR Happy1+のベース車はダイハツのハイゼットトラック。
座席は、JP STARオリジナルのシートですが、段差や道路の凹みがあると揺れます。
試しに妻に運転してもらい、筆者はキャビンに座ってみました。
揺れはかなり感じましたが、わが家の子供達は特に文句なく乗っています。
一定の高さ制限のある施設には進入、駐車できない

JP STAR Happy1+の高さは2,480mm。
高さ制限のある立体駐車場やドライブスルー時の屋根の高さなどを気にする必要があります。
ちなみに筆者は、よくゴルフをします。
一般的にゴルフ場に行くと、キャディバッグの積み下ろしはクラブハウスの玄関で行います。
ゴルフ場のクラブハウスの屋根の高さはそんなに高くありませんが、高さ制限が表示されているところはあまり見かけません。
そのため、筆者が軽キャブコンでゴルフ場に行く場合、念のためキャディバッグはゴルフ場の駐車場に停めてから自分で持ち込むようにしています。
キャンピングカーの屋根の部分を傷つけてしまうと雨漏りの原因にもなりますし、注意が必要です。
燃料タンクは小さく、燃費もイマイチ

ベース車はハイゼットトラックなので、当然ガソリンの容量は34Lと小さいです。
特に、高速道路を走行中の場合、給油所の場所、営業時間はしっかり調べておくことが大事です。
段取りを考えずに走ってしまうと、ガス欠を起こしたり、高速道路を途中で降りて近くのガソリンスタンドを探すハメになってしまいます。
さらに後ろにキャビンを積んでいるわけですから、燃費もそんなによくはありません。
ちなみに筆者の場合、約1万キロ走行した結果、平均燃費12.7kmと表示されていました。
走行性能はやっぱり軽自動車

軽キャブコンはキャビンを積んでいますが、市街地を走行しているときの走行性能はさほど気になりません。
ですが、高速道路を走行中、特に登坂車線を走行していると「加速しない」と感じます。
アクセルをベタ踏みしてなんとか速度キープできたとしても、エンジンがフル回転して燃料の消費が激しいといったデメリットが発生してしまいます。
後続車の迷惑にならないように「おそい車」のレーンを走行するようにしましょう。
荷物はたくさん積めない
JP STAR Happy1+には収納スペースが豊富にありますが、ベッド展開するとキャリーケースやキャンプで使用するイス、折り畳みの机など大型の荷物を収納するスペースはなくなります。
我が家は家族で車中泊する時には荷物を必要最低限にして、キャリーケースは仕方なく助手席に置くようにしています。
ポジティブに考えるならば、普段使いしているものの「断捨離」を考えるきっかけになるかもしれません。
家族分の調理はむずかしい

JP STAR Happy1+は、シンクと脱着可能なダイネットテーブルがあります。
テーブルサイズは76cm×39cm。
大人1〜2人分の簡単な調理は可能ですが、4人分となるとスペースがありません。
我が家では、家族で車中泊するときは、もっぱら外食かコンビニ食のことが多いです。
家庭で作っているような料理をキャンピングカーでも作りたい人は、軽キャンピングカーはおすすめしません。
まとめ
筆者の所感になりますが、軽キャブコンはこんな人におすすめします。
・運転のしやすさ、小回りの良さを重視する人
・走行性能はあまり気にしない人
・ハイエース型や大型のキャンピングカーを購入する予算の確保が難しい人
・エアコン、冷蔵庫、電子レンジなど装備を充実させたい人
・都市部にはあまり出掛けない人
・大人は2人までを想定している人
・食事は簡単なものか、外食でもいいと考えている人
・主に高速道路はあまり使わず、近距離での使用を考えている人
ちなみに筆者は、JP STAR Happy1+を選んで全く後悔していません。
これからも1人で、家族で、大事に乗ってたくさんの思い出を作っていきたいと思います。(写真9)