【海外のキャンピングカー事情】元キャンピングカー職人が自分のために本気でトレーラーを自作!?
今回のオーナーインタビューは、ピーター&ケリーさんご夫妻です。
なんとキャンピングトレーラーを手作りされたというピーターさん。我が子のように愛着を持って、ご夫婦でトレーラー生活を楽しんでいます。
さて、どの様な生活をされているのでしょうか?
トレーラーを手作りしたオーナーにインタビュー
アキ
今回はインタビューを引き受けていただきありがとうございます。
このトレーラーはピーターさんの手作りだと聞きました!どうしてキャンピングトレーラーを手作りされたんですか?
僕は元々キャンピングカーを作る工場で働いていたんだ。でも両膝を悪くしてしまってね、それがきっかけで違う仕事に転職したんだ。
以前は違うキャンピングカーを持っていて、古くなってきたから買い替えを考えていたんだけど、新しいキャンピングカーってすごく高いだろ?
そこでキャンピングカーを作っていた経験を生かして「今度は自分のためにキャンピングカーを作ろうと思ったんだよ
ピーター
アキ
とても素敵ですね。でも手作りでキャンピングトレーラーを作ってしまうなんで驚きです!製作期間はどれくらいかかったんですか?
仕事の合間を見つけてしたから時間はかかったよ。大体一年くらいで作り上げたかな?
ピーター
外装
アキ
他のキャンピングカーやトレーラーと比べても、ピーターさんのはひときわ大きくて目立ちますね。
トレーラー内だけで22フィート(約6.7m)、外側の部分も合わせたら24フィート(約7.3m)あるんだよ。
大人2人でも余裕があるスペースが欲しくてこの大きさにしたんだ。
ピーター
アキ
そうなんですね。前方にある三角形のようなボックスは珍しいですね。これは収納スペースですか?
そうだよ。トレーラーの前方は斜めになっているのは、空気抵抗を減らし、走行中に前からの風が流れるようにするためだよ。 外で使う物を収納する大きいスペースが欲しくて、このスペースを有効活用したんだ。
ピーター
それから、こっちには電源コードとか電気関連のものを収納しているよ。
ピーター
こっちにはバーベキューとか外で使う調理道具を入れているんだ。
ピーター
アキ
外部収納庫が充実していて使いやすそうですね!自分の使い方にあった収納スペースが設けてあるのは手作りならではですね。
続いて内装をご紹介します!
内装
アキ
外から見ても思っていたのですが、窓がとても大きくて特徴的ですよね。
そうなの。窓がこのキャンピングトレーラーの中で一番好きなところよ。通常のものより大きいでしょ?だからベッドに横になってても、キッチンやラウンジにいても外が見られるのがとても気持ち良いのよ。
特に、目が覚めたらキレイな景色が目の前に広がっているのは最高よ。そしてこのスクリーンもとても気に入っているわ。開け閉めがとてもスムーズで簡単だし、見た目も素敵でしょ。
ケリー
ただ、窓は下の部分しか開かないの。だから風をあまり感じられないのは残念ね。
あとラウンジのところにある窓は開かないのよ。私は開けられるほうがいいって言ったんだけど、夫がこれで良いんだって言うから仕方ないわね。
ケリー
だから一般的なものより天井の窓をたくさんつけてるんだよ。換気がしっかり出来るようにね。それに太陽光が入りやすいから室内が明るくなるんだ。
ピーター
アキ
太陽の光がたくさん入るし、空気の流れもよくなって良いですね。
ただオーストラリアの日差しはとてもきついから、しっかり遮ることも大事だよね。
今日は気温は高くないけど、天気が良いからこの日差しだと簡単に室温は上がってしまう。そういう日はスクリーンを閉める様にしているよ。
ピーター
ダイニング
アキ
ラウンジ部分はキャンピングトレーラーの中とは思えないほど洗練されてますね。この椅子やテーブルは移動の時に動いてしまいませんか?
キャンピングカーでもリラックスできるように、家の様なインテリアにこだわったわ。
移動の時に家具が動たりするとはないわね。移動の揺れくらいではびくともしないの。
ケリー
収納もすごく多いのよ。実はここにテレビが隠れてるの。座ってお茶を飲みながらも見ることができるし、料理をしながらも見られるわ。
ケリー
アキ
なんと、キッチンの戸棚の一つにテレビが入っているとは思いもしませんでした!落ちてしまう心配がなくて良いですね。
そうなの。でもやっぱりベッドでもテレビを見たいでしょ?だからもう一台、ベッドで寝ながら見られるように設置してあるのよ。
ケリー
ベッド
アキ
ベッドの両サイドにコンセントがあるのは便利そうですね。
僕たちはベッドで横になりながら携帯をいじるのが好きだから、それを考えてつけたんだ。
ピーター
アキ
ベッドに向けて扇風機がついますね。
うちのクーラーは稼働音がうるさくてあまり使わないの。夜付けたら寝られないのよ。だから暑い日はこの扇風機を使っているわ。
ケリー
ベッドの頭のところを見てくれる?ウォールクッションが付いているの、わかるかしら?
ケリー
アキ
はい。頭をぶつけないような配慮ですか?
そうなの。でも実はそこだけでなく天井や壁にも、同じクッションが貼られているのよ。よくわからないけど、彼がこだわってね。
ケリー
アキ
本当だ。これは珍しいですね。
ぶつかっても傷つきずらいから良いんだよ。
ピーター
ケリー
あら、私のことを考えてくれたのね。
いや、こいつ(キャンピングカー)のためだよ。
ピーター
ケリー
あなたは本当に車バカね。
そりゃそうだ、こいつは俺のかわいい子どもさ。
ピーター
キッチン
アキ
キッチンもきれいですね。料理はトレーラー内でされることが多いんですか?
トレーラーでキャンプをしに出かけるときは、家で準備して、タッパーに詰めて温め直して食べるのが多いわね。私がゆっくりできないでしょ?でもバーベキューをする時は外で調理するわ。
ケリー
バスルーム
アキ
22フィート(約6.7m)もあるからやっぱり洗面エリアが広いですね。
そうね。それに私たちは犬を飼ってるから、彼女のためのスペースでもあるわ。
ケリー
あと椅子を置く場所でもあるの。お客さん用の椅子がないから、フットレストはお客さんが来た時に使うこともあるわ。もちろん、自分たちでリラックスするためにも使うわよ。
ケリー
アキ
シャワールームとトイレも別れていて使いやすそうですね。
アキ
この留め具は洗面エリアのドアが移動中に動かないように工夫されているんですね。
そうだよ。移動中にドアが動いてしまうと、カーテンレール部分に余計な力が加わって壊れやすくなってしまうからね。そうやって細かいところも注意して、トレーラーを大切にしているんだ。
ピーター
まとめ
太陽の光がたくさん入り込むこのトレーラーで、お二人は素敵なキャンピングカーライフを送っていました。
こんなにおしゃれで大きいトレーラーが手作りなんてすごいですよね!また手作りだからこそ、愛着も一層強くなるのでしょう。
皆さんもぜひ素敵なキャンピングカーライフを送ってください!