圧巻の1105Wのソーラーパネルを搭載!ダイレクトカーズ「TRIP Ⅲ PREMIUM ENERZY」
目次
ダイレクトカーズ「TRIP Ⅲ PREMIUM ENERZY」
今回の記事ではダイレクトカーズの「TRIP Ⅲ PREMIUM ENERZY(以下 TRIP Ⅲプレミアム)」についてご紹介したいと思います。
ダイレクトカーズと言えば、ハイエースをベースにしたバンコンの架装が得意なビルダーさんというイメージがありますが、2021年は続々とキャブコンの新モデルを発表されています。
その中でもTRIPⅢプレミアムは長旅を快適に楽しむことをコンセプトに制作された「トリッププレミアムシリーズ」の1つで、今までのキャブコンの常識を覆す、大容量のバッテリーやソーラーパネルを搭載した電装系統が非常に充実したキャブコンタイプのキャンピングカーです。
もちろん電装系統以外のエクステリアやインテリアについてもダイレクトカーズらしい斬新なアイディアが詰まった一台となっているので、詳しく見ていきましょう。
TRIPⅢ PREMIUM ENERZY
ビルダー:ダイレクトカーズ
タイプ:キャブコン
ベース車両:TOYOTA カムロード
乗車定員:6名
就寝定員:5名〜
全長:5,150mm
全幅:2,160mm
全高:3,000mm
公式サイトはこちら
外装
TRIPⅢプレミアムの外装の一番の特徴と言えば車体天井に張り巡らされた巨大なソーラーパネルではないでしょうか。
後ほど電装系統のところでも紹介しますが、1105Wものソーラーパネルが搭載されていて、長旅でも快適に過ごせる安定的な電力供給を実現させています。
次に車体の左側を見ていくと、後方にはホースを伸ばして使える温水シャワーを装備。
アウトドアレジャーで汚れた道具を洗ったり、ペットと遊んだ後に身体を洗ってあげたりと非常に便利です。
また、そのすぐ左下にはトイレの汚物を簡単に処理できる外部タンクが設置されています。外から取り出せるので車内を汚す心配もなく安心です。
さらに温水を使用するためのタンクレスガス温水器も助手席側の車外に設置。この仕様のおかげで温水を使用する際も車内の室温に影響が出にくく、夏場でも気兼ねなく温水を使用することが可能です。
続いてリアハッチ部分にはTRIPシリーズの大きな特徴の一つである、135Lと大容量の給水タンクへ簡単に給水ができるように水道ホースを装着できる給水ハッチが用意されています。
車体左側の外装装備としては、車内のスペースを有効活用できるように外部収納BOXと、オートキャンプ場やRVパークなど電源を使用できる環境で便利な外部電源を標準装備しています。
電装系統に強いTRIPⅢプレミアムですが、この装備のおかげでさらに安心して車内で家電製品を扱うことができますね。
内装
ダイネット
TRIPⅢプレミアムのダイネットは家族や友人とテーブルを囲んで食事や会話を楽しめる対座式を採用しています。
開放感のある大きなアクリル製ウインドウからは、外の景色もよく見えるので景観の良い場所に車を停めてゆっくりくつろぐのもいいですね。
壁側には4つのドリンクホルダーやマガジンラックも備えられているので、地図や雑誌を広げながら家族と明日の予定を立てるのにも便利です。
また、このダイネット部分は無段階調節が可能なテーブルを下げてセカンドシートのマットと組み合わせれば、長さ1,650mm×幅1,040mmとセミダブルサイズのベッドに展開することもできるので、ゲストと旅行に行く際などには重宝しそうです。
ギャレー
ギャレーには2バーナーのガスコンロと温水シンクを装備。幅1,280mm×奥行最大500mmとスペースもきちんと確保されているので、車内で調理を楽しむこともできます。
キッチン下には給湯器や大容量の収納もあるので、キッチン用品や調味料を保管しておく場所にも困りません。
エントランスを挟んですぐ隣には148Lの大容量冷凍冷蔵庫や電子レンジも備えられ、長期の車旅でも不自由なく過ごせるだけの設備が用意されています。
バンクベッド
運転席上部には大人二人が手足を伸ばして寝られるだけの幅最大1,980mm×奥行最大1,360mmのスペースが確保されています。
両サイドには外の景色を眺められるシェード付きの窓や、角度調整可能なLEDライトに100Vの家庭用コンセント、充電に便利なUSBポートなどが装備されているので、家の寝室さながらの充実具合です。
またこちらのバンクベッドを跳ね上げると32インチの大型テレビが展開される仕組みになっています。
この位置にあるとダイネットからも見やすく非常に考えられた設計です。
リアベッド
リアには寝心地の良さそうなフラットマットの2段ベッドを設置。
上段は長さ1,870mm×幅780mm、下段は長さ1,820mm×幅1,170mmとなっています。
上下段とも大人の方でも寝られるサイズですが、上段ベッドには落下防止の柵もついており、小さいお子様でも安心して寝られるような設計になっています。
また、マルチシェード付きの窓がどちらにも付いているので、外の景色を眺めるのはもちろん、太陽の光で気持ちの良い朝を感じながら起床することができそうです。
マルチルーム
後方のマルチルームには長旅にはあると嬉しい温水シャワーやトイレが備えられています。
FFヒーターの吹き出し口がマルチルームにくるように設計されているので、乾燥室としても使える何かと便利な設備です。
電装系
Tripプレミアムシリーズにおける最大の特徴とも言えるのが、同社が電気の大革命と謳っている「HIパフォーマンスハイブリッドシステム」。
TripⅢプレミアムには4つのリチウムイオンバッテリー(400Ah)と、合計1105Wという大容量のソーラーパネル(460W×2、185W×1)が搭載され、走行充電システムの「CTEK」、2000Wのインバーターを組み合わせることによって、DCインバータークーラーや冷蔵庫、電子レンジなどの家電の同時使用を実現しているので、家と変わらないような使い方ができます。
さらに、オプションにはなりますがソーラーパネルや走行充電、外部充電の電力量を車内のテレビやパソコン、スマートフォンなどで確認できるチャージマネージメントシステムも用意されており、電装系が本当に強いキャンピングカーとなっています。
まとめ
今回の記事ではダイレクトカーズの「TRIP Ⅲ PREMIUM ENERZY」についてご紹介しました。
「HIパフォーマンスハイブリッドシステム」をはじめとして大容量の冷凍冷蔵庫や給水タンク、大型テレビなどキャンピングカーでありながら家にいるのと同じような過ごし方ができる工夫が凝らされたキャンピングカーとなっています。
標準装備が充実しているので、キャブコンの購入を考えていらっしゃる方はぜひ一度チェックしてみてください。