内装
レイアウト
CV390のレイアウトとしては、2列目に用途に合わせて様々な使い方が可能なバタフライ式Revoシートを採用し、後部の車体左側に横座り式のベンチシート、右側にはカウンタータイプのキャビネットを配置という形が取られています。
ハイエースをベース車とするバンコンとしては珍しくギャレーは存在しないので、車の後方部分をまるまるラゲッジスペースとしても使用でき、自転車など大きなサイズの荷物の積み込みも可能。
またギャレーがないとは言いつつも、換気に注意すればカセットコンロなどで簡単な調理を行うことはできるので、オーナーの用途に合わせた柔軟な使い方ができるでしょう。
ダイネット
2列目のRevoシートを後ろ向きにすれば、横座りベンチシートと合わせてL字型のダイネットとして使用できます。
標準装備やオプションでテーブルは用意されていませんが、シートの下はスペースが空いているので、折り畳み式のテーブルであれば十分積んで置くことができるでしょう。
2人でダイネットを使うときには、ベンチシートをフラットにし、2列目シートを背もたれにしてリクライニングチェアのように使うことも可能。
リラックした体勢で本を読んだりスマホをいじったりできるので、ストレスフリーなダイネットスペースとして使い心地は良さそうです。
ベッド
ベッドメイクは2列目のシートと横座りのベンチシートをフラットにするだけで完成ととても簡単。
サイズは2,100mm×1,395mmと家庭用のセミダブルベッドに匹敵する大きさがあるので、身長の高い方でも2人で寝るのには十分なスペースが確保されています。
ベッド下は広い収納スペースとして使用ができるほか、この後部ベッドからリアゲートまでは約50cmの幅があり、ベッド展開した状態でも背の高い荷物を置いておくこともできます。
また横座りのベンチシートは跳ね上げができ、大型の荷物を積みたい場合にも対応することが可能。
サイクリングやサーフィンなど大きめのギアが必要な趣味のある方には嬉しい造りとなっています。
電装系統
CV390はシンプルな装備を特徴としていることもあり、車載用エアコンやFFヒーターなどの空調設備は搭載されていませんが、天井や壁に断熱加工が施されているので、ベース車に初めから搭載されている空調だけでも通常の乗用車に比べ、涼しさも暖かさも保ちやすいです。
電源系は小型で便利なポータブル電源が標準装備されており、車内の照明等のシステム電源として使用できるほか、パソコンや小型のポータブル冷蔵庫などを車で使うことも可能。
このポータブル電源は車内の12Vの走行充電ソケットや、取り外して100Vの外部電源で充電も可能な仕様となっているので使い勝手も良さそうです。
まとめ
今回の記事ではキャンパー鹿児島のCV390についてご紹介しました。
車全体に施された断熱材やバタフライ式のRevoシートをうまく利用したダイネット&ベッド、使い勝手の良いポータブル電源など、シンプルな装備で車中泊したい人にとって、ちょうど良いバランスの装備が整えられた一台に仕上がっています。
それでいて価格はDXグレートガソリン2WD/6ATで¥3,503,800〜（※価格は変動する可能性がありますので公式サイトをご確認ください）からと、キャンピングカーとしてはお手頃な値段に抑えられています。
シンプルな装備を活かしてオーナー好みに車を自分でアレンジしていきたいという方には、ぴったりなキャンピングカーとなっていますので、ぜひ一度キャンピングカーショーやキャンパー鹿児島さんのお店でご覧になってみてください。
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