キャンピングカー
リラックスワゴンを白馬のロッジ風に!特別パッケージ「HAKUBA」で過ごす山の時間

自然豊かな長野県を拠点に、キャンピングカーの製造・販売・パーツ開発を行う「かーいんてりあ高橋」。
同社を代表するロングセラーが「RELAX WAGON(リラックスワゴン)」シリーズです。
長年の経験から使いやすさが追求された車内は、ユーザーを選ばず流行に左右されないタイムレスなスタイル。
そこに、「遊び」や「個性」のエッセンスを加えたらどうなるか。
人気の「リラックスワゴン インフィニティ」をベースに、特別な内装を施して昨年発表された創業40周年記念パッケージが「HAKUBA」です。
「HAKUBA」とは、その名のとおり北アルプスを代表する山岳リゾート地・長野県白馬エリアのこと。
同じインフィニティとは思えないほど印象が一変した特別モデルを、改めてご紹介します。
ハイエース「ワゴンGL」をベースに採用

ベース車両はハイエース ミドルルーフ ワイドボディ。
キャンピングカーながら乗用モデルの上位グレード「ワゴンGL」を採用し、なめらかな走行性や、快適な乗り心地を実現しています。
ワンランク上の高級感のある運転席周りや、充実したメーカー標準装備品にも満足感があるでしょう。
乗車定員は8名ですが、後部シートが横向きとなるためチャイルドシートの装着は不可です。

左スライドドアのほか、リヤゲートを開けて家具や設備にアクセス可能な造りはインフィニティを踏襲。
オプションでサイドオーニングの搭載も可能です。
RELAX WAGON ∞ HAKUBAパッケージ(リラックスワゴン インフィニティ ハクバパッケージ)
ビルダー:有限会社かーいんてりあ高橋
タイプ:バンコン
ベース車両:トヨタ・ハイエース ミドルルーフ ワイドボディ ワゴンGL
乗車定員:8名
就寝定員:3名
全長:4,840mm
全幅:1,880mm
全高:2,300mm
ナンバー:8ナンバー
参考価格:税込715万円~(2WD ガソリン)
公式サイト:かーいんてりあ高橋
レイアウトは「インフィニティ」がベース

レイアウトは前述のとおり、インフィニティがベースです。
左右の壁沿いに横向きロングシートが伸び、車両後方にキッチンキャビネットが配置されています。
考え抜かれた定番のレイアウトではありますが、その印象はまったく違うことにすぐに気づくでしょう。
目を引くのは、ふんだんに使われた自然素材。

木目を活かしたキッチンキャビネットや、あえて不揃いにカットされたサイドパネルは、手づくりのような温かみ。
窓部分に設けられたサイドパネルは、小物入れやティッシュケースなどで自分好みにアレンジ可能です。
ライティングレールにはスポット照明とUSBポートが備えられ、小物入れと組み合わせればガジェットの定位置になるでしょう。

自然素材のぬくもりの中、ハンガーパイプのアイアンブラックが空間を引き締めるアクセントになっています。
間接照明が天井を優しく照らし、外の厳しい自然から旅人を包み込むロッジを連想させます。

エントランス部分にある傘立て収納ボックスはHAKUBA限定装備。
石畳風のクッションフロアも、空間に高級感をもたらしています。
オプションの一枚板ダイニングテーブルに注目

背もたれ付きのロングシートで構成されたダイネットは、ニの字型で対面する形を基本とし、リヤ部分だけコの字型になっています。

カップホルダー付きのダイニングテーブルが標準装備ですが、オプションで選べる一枚板テーブルは、キャンピングカーの家具とは思えないほどの高級感。
同じものが2つとない、自分だけのオリジナルになります。
上品な色合いのシート生地は、見た目に美しいだけでなく、アクアクリーンテクノロジーという技術が使われているそう。
目に見えない分子皮膜でコーティングされ、食べ物や飲み物をこぼしても、繊維に浸透しにくくなっています。
水だけで汚れが浮かび上がり、さっと拭き取ることができるといいます。

前方キャビネットには24インチTVモニターを標準装備。

同キャビネットには各種スイッチが集約されているほか、標準装備のベバスト49L冷蔵庫が収まっています。
大人3名が就寝可能なベッド

夜にはダイネット部分にマットを敷き詰めることで1,800×1,700mmのフルフラットベッドに。
大人3名が就寝できるスペースとなります。

前述のサイドパネルは、ちょっとしたものを吊り下げたり小物置きを作ったりできるため、身の回り品を紛失することもないでしょう。
車外からもアクセスできるギャレー

車両後方のギャレーキャビネットには、コンパクトなシンクと各12Lの給排水タンクが収まっています。

使わないときにはフラットにしておけるフタは、開けるとミラーが登場し、化粧台としても活躍。
調理器具としてIH調理器が標準装備されています。

左側のキャビネットはシート下まで続く収納庫になっています。

山が似合うHAKUBAらしく、スキー板のような長尺の荷物を搭載できるようひと工夫されています。

100Lの容量がある床下収納部分には、オプションでポータブルトイレを収納可能。
冷蔵庫だけは前述のとおり、運転席のすぐ後ろに配置されています。
冷暖房完備でオールシーズン対応
電源には200Ahのリチウムイオンバッテリーと1500Wのインバーターを標準装備し、家電を楽に動かしてくれます。
外部充電システム、CTEK走行充電システムも標準装備。

さらにHAKUBAバージョンのルーフクーラー、240Wソーラーパネルが標準装備されている点は見逃せません。

馴染みのない人も多いと思われるルーフクーラーですが、1600Wの冷却能力を有し、外部電源のない状態でも5~7時間稼働(※外気温などによる)するそう。
マルチコントローラー付きベバストFFヒーターまで標準で装備されており、追加で必要なものはほぼない状態です。
まとめ
木のぬくもりが感じられる特別仕様のインフィニティ。
これ以上、足すものはないというほどの標準装備が揃った1台ですが、かーいんてりあ高橋は豊富なオプションも魅力です。
写真
HAKUBAはパッケージ化されているため後部の居住空間のアレンジは基本的に不可ですが、運転席周りのオプション「ワンちゃんコンソール」などは装着可。
デザインも豊富で、愛犬家ならぜひチェックしたいオプションです。
ひと味違ったキャンピングカーで旅に出たいという個性派に、山小屋仕様の贅沢なインフィニティ、いかがでしょうか。