バンライフという生き方。SEDONA TYPE ⅢとLAKESIDEの魅力に迫る
目次
バンライフとは?
みなさんは”バンライフ”という言葉をご存知だろうか?
2011年に元ラルフローレンのデザイナー、フォスター・ハンティントン氏の写真集「HOME IS WHERE YOU PARK IT(車を停めた場所があなたの家)」の発売をきっかけに、欧米諸国を中心として広まっている「必要最低限のものだけをバンに詰め込み、自分らしく暮らす」ことを目的とした新しいライフスタイルを”バンライフ”と呼ぶらしい。
この”バンライフ”を日本でも広めようと始まったのが”セドナプロジェクト”だ。
“贅沢”、”高価”などのイメージがあるキャンピングカーに”ミニマル”、”自分らしさ”といった全く別の価値観からアプローチを仕掛け、キャンピングカー業界に新しい風を吹き込んだSEDONA(セドナ)シリーズの「セドナ・タイプⅢ」と「セドナ・レイクサイド」を今回は紹介していきたい。
セドナがこだわる本物の木
セドナを語る上で外せないのが、木へのこだわりだろう。使用しているのは原木からそのまま切り出した無垢材。見た目の良さや質感ももちろんだが無垢材の一番の特徴は調湿作用があることだ。
湿気の多い日には水分を吸収して膨らみ、乾燥しているときは水分を放出し縮むことで湿度を一定に保つ。また、その断熱効果はコンクリートの約2倍とも言われ夏は涼しく、冬は暖かい環境を自然と作り出してくれる。生きている本物の木だからこそ感じられる心地よさををセドナでは味わえるのだ。
SEDONA TYPE Ⅲ
タイプⅢはWORKVOX社が手がける、オーナーが自分らしいバンライフを楽しむために作られたバンコンだ。素材やレイアウトはこだわりを持って作られているものの、その使い方は限定的ではなく、どう楽しむかは実際に乗る人に委ねられている。オーナーのバンライフの根幹を支える、お気に入りの”ギア”になりうる車。それがセドナタイプⅢだ。
SEDONA TYPE Ⅲ(セドナタイプスリー)
ビルダー:WORKVOX(ワークヴォックス)
タイプ:バンコン
ベース車両:ハイエースDX(TOYOTA)
乗車定員:6名
就寝定員:大人2名
全長:4,695mm
全幅:1,695mm
全高:1,980mm
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SEDONA TYPE Ⅲの内装
無垢材床上げフローリング
タイプⅢは”バンライフ”の考え方に則り、余計なものは省いたシンプルな作りになっているが、家具や素材の一つ一つはとことん追求されている。
床上げフローリングは最高級ブラックウォールナット(クルミの木)を使用。ブラックウォールナットは軽く弾力性に富み、衝撃にも強い。落ち着いた色合いが特徴的でどんなインテリアとも相性がいいので、オーナー好みの空間を作るのにぴったりな木材だ。
シューズボックス
床上げフローリングにはオープン型のシューズボックスもある。キャンピングカーのシューズボックは小さめのものが多いが、タイプⅢの場合はブーツを入れても余裕がある。「大事な靴を長く丁寧に履いてあげたい」そんな想いが伝わってくるサイズ感だ。
スライドアウトテーブル
“バンライフ”ではバンとともに日常生活を送るという側面があるため、食事もバンでする機会が多い。 しかし、限られたスペースしかない車内で調理をするというのはなかなかに厳しいものがある。そんなときに役立つのがこの”スライドアウトテーブル”だ。
車後方からテーブルを引き出せばキッチンとして使用ができる。もちろん許可されている場所という前提ありきの話ではあるが、お気に入りの場所にバンで移動して、その場で調理し、家族や友人と食事を楽しむこともできる。こういった自然と地続きな生活もバンライフの醍醐味の1つだろう。
サイドキャビネット
落ち着いた色合いの無垢材とアイアンフレームがなんとも言えない無骨な雰囲気を醸し出している。
アイアンフレームは異形丸鋼で構成されているので、上の画像のように写真や電球を吊るすのもいいだろうし、お気に入りのアウトドアギアを収納を兼ねてディスプレイするのも面白いだろう。オーナーのセンスによって、いかようにも変化するサイドキャビネットだ。
バタフライシート
2列目には3人掛けのバタフライシートが採用されている。ドライブ時は通常の車と同じように前向きに、停車時には後ろ向きにして対面のダイネット形式にすることもできる。
椅子をフラットにして、床あげフローリングにマットを敷けば、大人2人が悠々と寝られるベッドとして使用することも可能だ。
【ドライブ】
【ダイネット】
【ベッド】