【バンライフ】カングーで長期の車中泊旅に出る前に準備したこと
現在ルノー・カングーで車中泊をしながら、夫婦で日本一周をしている、ゆうまです。
今回の記事では「私たち夫婦が長期の車中泊旅に出発する前に準備したこと」を紹介していきたいと思います。
ひと言で車中泊旅と言っても、「よし、明日出発しよう!」とはなりません……(笑)
1週間以上の旅と日本一周の旅とでは、必要な準備は変わってきますが、私たちがしてきたことを知ることで、車中泊で旅をするには具体的に何をすれば良いのか?、という疑問や問題が解消されると思います。
また記事の後半では、旅の最中に感じた「もっと準備しておけばよかったこと」もまとめていますので、是非最後までお読み下さい!
目次
自家用車を「車中泊仕様」にDIY
DIYせずに車中泊ができる車もありますが、ほとんどの自家用車はDIYをしたほうが快適に過ごすことができます。
車中泊旅を楽しむためには、『車内で快適に過ごせるか』が重要になってきますので、できるだけ車内快適化に向けて自分たちでできるDIYを頑張りました!
断熱目隠し作成
最初に取り掛かったのは、目隠しの作成です。
車中泊をするには一番重要と言っても過言ではないのがこの「目隠し」。車内でご飯を食べたり睡眠を取るのに、「外から中を覗かれるかもしれない」と考えながら過ごすのはとても落ち着かないですよね……。
単純に目隠しだけを作成したいのであれば、100円ショップなどで販売しているアルミシートを窓の形にカットして、それを吸盤などでつければ完成できると思います!
しかし、私たちの場合は長期での旅です。
車中泊しながら冬を越す用意をしないといけなかったため、プラダンとアルミシートの間にスタイロフォームという断熱材を挟みました。
この断熱目隠しがなければ、冬の車中泊がもっと過酷なものになっていただろうと思います。
車内フラット化
次に取り掛かったのが、車内のフラット化です。
快適な睡眠を得るには、できるだけ車内をフラットにすることが大事!また、車の中で生活する上でもフラットになっている車内だとなにかと便利です。
私はアルミフレームで土台を作り、その上にホームセンターでカットしてもらったコンパネを敷くことで車内をフラットにしました。
車によってどのようにフラットにするのが良いのかは個体差があると思いますが、通常の状態からスムーズにフラット化できるようにDIYするのがおすすめです。
「いつもはラゲッジスペースなどにフラット機構を収納できるようにしておき、フラットにしたい時に展開する」というような工夫をすれば、出発前や帰宅後に大変な思いをしなくても済みます。
後部座席を常にフラットにしておくわけにはいかないですよね……(笑)
収納棚作成
次に取り掛かったのは、収納棚の作成です。
私たちは日本一周という長期間の旅だったので、調理器具や小物など色々な道具を収納する場所が必要でした。そのための棚が必要なのですが、市販でそんなものは売っていません(笑)
そこで、大工である父親に協力してもらって、収納スペースをDIYしました。
この収納棚がないと車中泊の旅をすることはできなかったという程に便利なので、出発前には「どんな物を収納しなければいけないか?」を考えた上で棚を作ることをおすすめします。
机作成
ご飯を食べたりPC作業をしたり、YouTubeで動画を楽しんだりする時に必須なのが机です。
私たちが作成した机は着脱式になっており、外すと1枚の板になるように作りました。
夜間は外して収納すれば、広い空間の中、寝ることができるので非常に重宝しています。
長期で車中泊旅をしている私の経験から、できるだけ広い机にすることをおすすめします。自炊調理などをする場合は特に、広いスペースがないとできることが限られてしまうからです。
着脱式にすれば、かなり広いスペースの机も現実的だと思いますので、是非トライしてみて下さい!
旅に必要な道具を買い揃える
主に必要なものは、
・寝具
・調理器具
・衣類
・電源系統
などだと思います。
寝具はご自宅の布団を持っていっても良いのですが、私はキャンプ用の寝袋がおすすめです。
というのも、寝袋は小さく折りたたむことができるので、非常に省スペースに収納することができ、なおかつ温かい!
他には、私たちは長期の旅なので、しっかりと自炊できるように、必要最低限の調理器具や1週間分の衣類などを持っていきました。衣類は週に一回コインランドリーで洗って乾燥しています。
電源系統ですが、私はJackery700というポータブル電源を使用しています。
コンセントなどの家電も普通に使うこともでき(定格出力500wまで)、スマホの充電や車内照明などにも使えるので、とても重宝しています。
ポータブル電源への充電方法としては、ソーラー充電と走行充電のどちらかで充電しています。停車中はソーラーパネルで充電し、走行中はシガーソケットからカーインバーターを経由してポータブル電源に充電しています。
電源系統のアイテムは費用がかかるのですが、ポータブル電源などは定期的に値段を下げたものをセールをしているので、安くなったタイミングで購入することをおすすめします。
実家に住民票を移す
この準備は、かなり長期の旅をする方に限りますが、私たちは日本一周をすることにしたので、住んでいたアパートを引き払いました。
そこで、私たちは実家に住民票を移し、郵便物等も受け取ってもらっています。
誰かの協力がなければ旅というのは成立しないので、本当に両親には感謝しています。
ちなみに、住民票を実家に移すといっても親と世帯を一緒にする必要はなく、世帯分離という方法で、同一住所に住民票がありながら、別世帯として登録することができます。
役場で方法を聞いてみると、簡単に世帯を分離することができますよ。
もっと準備しておけばよかったこと
ここからは、現在、日本一周の旅をしている私たちが実際に感じている、「もっと準備しておけばよかったこと」をご紹介します。
貯金
1週間程度の旅であっても、日本一周の旅であってもお金が必要です。
やはり旅の醍醐味と言えば、その土地での食事であったり様々な体験をすることですが、お金に余裕がないと、「今はお金がないからまたの機会にしよう」と諦めがち。ですが、またの機会はそうそう訪れてくれません(笑)
お金を理由に何かを諦めれば、後々後悔してしまうので、自分が楽しめるだけの資金はしっかり用意しておくことをおすすめします!
収入の柱
収入の柱というのは、かなり長期の旅をされる方に限りますが、私は日本一周旅をしているので「収入の柱をもっとしっかりしておけばよかった」と後悔しています。
潤沢にお金を貯めて旅をスタートしたわけではなかったので、常に節約の旅になりましたし、月末がやってくるたびに貯金がみるみる減っていくのは心臓に悪いです(笑)
最近は、しっかりと準備さえすれば、パソコン1つでお金を稼ぐことは決して難しくないと思うので、旅に出る前に収入の柱を少しでも作っておくことをおすすめします!
電源確保の方法
私はポータブル電源を充電しながら旅をしていますが、やはり毎日電気は節約する必要があります。
パソコンで作業をしていると、みるみるうちに電気が減っていくので、「もっとしっかりと電気の事を考えておけば良かった」と思うことがよくあります。
もう少し電源確保について勉強していれば、ソーラーと走行充電を同時にできるようにしたり、効率の良い充電方法がまだ他にもあったはずです。
とは言っても、電気を節約したり、太陽で充電するために天気に振り回される旅も楽しんでいるのですが(笑)。
最後に
いかがでしたでしょうか?
ある程度長期の旅と出るとなると、それ相応の準備が必要になってきますが、いよいよ旅に出られるというワクワク感が湧いてきて、思いのほか楽しくできてしまうものです。
また、旅に出て後悔した点なども書きましたが、今が人生で一番楽しいと胸を張れるくらいに充実しています。
このまま紆余曲折はありながらも、日本一周の旅達成に向けて夫婦で楽しんでいこうと思っています!!
そして、あなたの旅も、あなたの人生で一番充実した時間になることを心から祈っております。