仕事を変えて車中泊旅を!!26歳女がバンライフを始めるまでに何を準備してきたのか?!
車中泊仕様のバンやキャンピングカーを利用して、全国を旅する車中泊旅。
最近では、「バンライフ」なんて言葉も耳にするようになり、いよいよ認知度があがってきました。
しかし、いざ普段の生活からバンライフがしたいと思っても、なかなか踏み切れるものではありません。
そこで今回は、バンライフのために仕事を変えた私が、実際にバンライフを始めるに至った経緯や行ったことを紹介します。
これから車中泊旅をしてみたいと思っている方は、参考にしていただけると嬉しいです。
目次
車中泊旅をしようと思ったきっかけとは?
コロナ禍における仕事のモチベーションの低下が理由
私の前職は、バンドやアイドルなどのお手伝いをする音響スタッフでした。
18歳から音楽業界に入り、仕事を辞めるまでの約7年間勤務していましたが、コロナ禍をきっかけにライブハウスの営業が減り、必然的に仕事も減少。
自粛期間で家から出られず、仕事もなくなる間に、仕事へのモチベーションも下がってしまいました。
自粛期間中に気が滅入ってしまった記憶は、みなさんにもあるのではないでしょうか。
他にも様々な要因があり、私は大好きだった仕事を辞めたくなりました。
しかし、目標がなく辞めてしまったら、せっかくの今までの経験も無駄になってしまう。
辞めたいけど辞められない……。
そんなときに出会ったのが、バンライフです。
車で旅をしながら生活する「バンライフ」との出会い
私は21歳の時に一度、47都道府県を達成したのですが、仕事を辞めてまた旅でもしようかな、と漠然と考えるようになりました。
でも、それはきっと「実現できない夢」。
しかし、日本一周や一人旅などと検索している間に、たまたまSNSで「VANLIFE(バンライフ)」という言葉を目にしたのです。
キャンピングカーのような大きな車で旅をしている外国の方の投稿でした。
今のように車中泊旅「バンライフ」をしている方は多くいませんでしたが、詳しく調べてみると日本の、しかも女性一人でされている方もいることがわかります。
もしかして、自分にもできるのではないか?と、バンライフが私の新しい「実現できそうな夢」になりました。
車中泊旅「バンライフ」をするために行ったこと
まずは収入のことを解決!
バンライフでは、ひと月でいくら費用がかかるかご存じでしょうか?
もちろん、人によっても変わるのですが、私の場合は8~10万円くらいです。
そこで問題になるのが、収入について。
私は現場のスタッフだったので、旅をしながら仕事を続けることはできません。
中には貯金を使って旅をする方もいますが、私には貯金もほとんどありませんでした。
そこでまずは、収入源を安定させるために移動しながらできる仕事を探します。
バンライフをしている方の職業は、YouTuber・Webライター・インフルエンサー・農業やUber Eatsなどのバイト・エンジニアなどが多いです。
バイト系はお手軽ですが、私としてはバンライフを終えた後にも使えるスキルを身につけたかったため、PCでできる仕事に絞って考えました。
ひとまず有名なクライドソーシングサイト(ネットで企業から仕事をもらえるサービス)に登録。
仕事の休憩時間などを使って、簡単なアンケートなどで月1,000円ほどの収入を得ました。
もちろん、月1,000円で旅はできません。
手当たり次第初心者向けの仕事を受け、最終的に現在の職であるWebライターに落ち着きました。
最初は1日頑張って1,000円でしたが、1ヶ月後には2,500円稼げるようになり、1年後には10,000円ほど稼げるように。
ただし、10,000円は1日中仕事していたら稼げる金額なので、バンライフ中は日によって変わります。
「車中泊仕様の車が完成する」のと「月8万円以上稼げるようになる」のが両立した際に旅に出ようと考えていたので、私はバンライフを知ってから1年後にようやくバンライフを始めました。
予算と車について考える
収入のことをクリアしたら、次は愛車にするバン選びです。
私は、車に詳しい知人が選んでくれた「ボンゴ バン」をメルカリで購入しました。
私が提示していた、バンの条件は以下の3つです。
・走行距離15万km以下
・価格30万円以下
・4DW/AT
・ディーゼル車
予算は改造費込みで50万円。
ちなみに、ボンゴは25万円でした。
なお、この私の愛車ボンゴは、ATミッションの積み替えや部品交換などで、今までに50万円近い費用が別でかかっているため、メルカリでの購入はおすすめしません。
DIYする場所や工具はどうする?
次に解決すべきは、DIYをする場所や工具についての問題です。
私は車中泊旅をする前に、東京のマンションから実家のある茨城県に戻りました。
ありがたいことに、実家は駐車場付きの戸建てなので、場所については簡単にクリアできています。
もし、マンションやアパートなどの駐車場を使う場合は、管理会社や大家さんに許可を取る必要がありそうです。
また、レンタルのガレージもあるので、場所に困った方は検討してみましょう。
次にDIYの工具についてですが、こちらもありがたいことに私の家族はDIY好きで、工具のほとんどが実家に揃っていました。
私はDIY初心者ですが、慣れている両親が一緒に設計図を考えてくれています。
ちなみに、工具セットを準備すると、安くて2万円くらいかかるようです。
ホームセンターによっては、工具をレンタルしていたり、DIYルームを貸し出していたりするところもあります。
設計をして、材料を買いに行って、物を作って、設置して、と色々な工程を行うにあたり、人手があるに越したことありません。
頼れる方がいる場合は、複数人で行うのがおすすめです。