車中泊旅の節約アイデア 〜楽しく節約しながら自然を大満喫しよう!〜
長期のバンライフや車中泊旅となると、できる所は節約して、その分観光や食事など、旅の醍醐味である部分に回せたら嬉しいですよね。
そこで今回は、バンライフ・車中泊旅でできる節約のアイデアをまとめてみました。
どれも楽しみながら節約できる方法です。また、お金を使わずに自然を満喫できるアイデアも盛り込んでみました!
目次
移動にかかる料金の節約
バンライフとなると、どうしても外せないのが移動にかかるお金。そんな必要不可欠な経費を節約できたら嬉しいですよね。
私たちがあまり意識せずにやっていたことが、実は節約に繋がっていたので、『移動にかかるお金をどうやって節約できるのか?』についてまずは見ていきたいと思います。
突然の出逢いが楽しい!下道で移動する
短期の車中泊旅などでは時間も限られているので、早く移動できる高速道路はありがたく、皆さんもよく利用しているのではないかと思います。
しかし、正直、高速道路の利用料金は安くない……。日本の高速道路料金はかなり高いので、長期の車中泊で毎回高速道路を利用するとなると、かなりの金額になってしまうと思います。
~下道をおすすめしたい理由~
実はヨーロッパ周辺の高速道路は無料の所が多く、料金がかかる高速道路の方が実は少ないのです。ですが、高速道路は走っていてもつまらない!なので、私たちは余程時間に迫られている時以外は、あえて下道で移動しています。
そして、高速道路を走っていたら決して巡り合うことのない、たくさんのステキな出逢いが下道にはあるのです!
通らなかったら見つけられなかったであろうかわいいお店や地元の方達との出会い……。その地域の様子やステキな景色なども、実際にそこに行ってみなければ分かりません。
思いもよらない出逢いが楽しく、おまけに高速料金を節約できる!
『車旅×下道の移動』は、旅をさらに楽しくしてくれるおすすめの移動法なんです。
毎日長距離移動せずにガソリン代を節約
車で移動を続けながらバンライフを送っている私たちですが、時間に追われていない限りあまり長距離の移動はしません。
移動すればするだけガソリン代もかかりますし、毎日長距離運転となるととても疲れます。
そもそも、バンライフで毎日移動するとなると、朝は移動する為のパッキングから始まり、目的地を決め、移動して車中泊する場所の確保、そして到着してから車中泊仕様にする……などなど。
思っている以上に時間がかかるため、1日の大半が移動や準備に費やされてしまいます。買い出しをするとなるとさらに時間がかかり、観光もままなりません。
私たちの場合ですが、毎日移動するとしても最大2〜3時間の運転にとどめています。
長期のバンライフ・車中泊旅では、急ぐ必要もなく、のんびりと気が向いただけ移動すればいいのです。
少しづつの移動は、
・より、その地域を知ることができる&楽しめる
・あまり疲れない
・のんびりできる
・ガソリン代も節約できる
と、嬉しいことづくしなのでおすすめです!
自然の恵みを頂く
バンライフの節約法として、個人的に1番最初に思い浮かんだのが『自然の恵みを頂く』方法。
節約できる上に新鮮で美味しいものが頂ける。とても豊かで、バンライフにぴったりの節約法ではないかと思います。
水汲み場で湧き出る水を汲む
日本の自然はとても豊かで、様々な場所でお水を汲むことができます。
一部有料の場所もあるとは思いますが、車中泊では貴重なお水。どのみち購入するなら、新鮮で美味しいお水だと尚更嬉しいですよね。
全国の名水・無料の湧水スポットなどは探せばたくさん出てくると思いますが、全てが飲めるお水だとは限らないのでその都度確認は必要です。
安全に湧水を頂くためにも、飲用できるかどうかの確認は忘れずに!
飲めないお水の場合は、洗い物などに使うとgood!無料で汲める湧水は節約にもなり、とてもありがたい自然の恵みです。
○○狩りで食費を節約!
魚釣りや潮干狩り、キノコ狩りや野草狩りなど、海の幸や山の幸・自然の中には無料で頂けるものがたくさんあります。
車中泊で自然の中へ出かけることも多いと思いますが、車中泊での○○狩りは採れたてを車ですぐに調理でき、車内に冷蔵庫があれば、新鮮なまま持ち帰ることもできるので相性抜群です!
そして採りに行くこと自体も楽しいイベント。採れたての新鮮なものを無料で頂けて嬉しいことづくめなので、私たちも○○狩りは大好きで、よく楽しんでいます。
ただ、自然の恵みを頂くには知識がないと命の危険に関わる可能性もあるので注意が必要です。
採れるものや注意点などを以下まとめてみました。
~危険な食べ物の回避方法~
まずはじめに、危険な食べ物の回避方法について。
自然の恵みを頂く上で、100%大丈夫という自信がない限り食べることはおすすめしません。自信がない場合は絶対に食べないでください。
料金はかかりますが、1番無難な方法はその道のプロが運営している体験施設に行くことではないかと思います。
プロの指導のもと、何の心配もなく安心して楽しめる上、知識も得ることができるので確実です。
~海の幸・川の幸~
時期や地域によって様々な魚が釣れます。釣りたての魚を捌いてお刺身で頂くのは最高の贅沢ですよね。
そして今は潮干狩りシーズン。アサリやハマグリ・マテ貝など、潮干狩りに出かける方も多いのではないでしょうか?
磯辺でも貝や海藻など食べれるものが意外とたくさんあります。比較的どこにでもいるカサガイはモロッコでもよく食べられていました。
カニやエビなども比較的簡単に採れる食材です。
ただし、海・川の幸にも毒があるものや寄生虫の危険もあるので、知識が必要です。
そして、場所によっては許可やライセンスが必要な所もあると思うので、その辺の確認も事前に必要ですね。
~山の幸~
野草や山菜、きのこやベリーなど、山にも食べられるものがたくさんあります!自分で採ったものを調理して頂くのはとても楽しく、美味しいので最高です。
ただし、山の幸は海の幸よりも高い知識が必要で、見分けが付かないほど似ているものも多く、間違って食べてしまうと本当に命にかかわるのでかなりの注意が必要です。
山の幸を頂く時にはその土地の所有権の問題もあるので、プロや知識がある方と一緒に行くことをおすすめします。
無料で遊ぼう!~車中泊で自然を大満喫~
『車中泊×自然遊び』は相性抜群!自然と遊ぶことはお金もかからないので、楽しめる上、節約にもつながります。
バンライフや車中泊で楽しめる、自然との楽しみ方をご紹介したいと思います。
お金に変わるかも!?ビーチコーミングで遊ぶ
ビーチコーミングとは、海岸などに打ち上げられた漂流物を収集の対象にしたり観察したりする行為。
漂着物を加工したり標本にしたり装飾にしたりして楽しむ。
本来の意味は売り物になる漂流物を拾い集めることで、骨董の世界では『海揚がり』と呼ばれてきた。ウィキペディアより
ということでビーチコーミングとは、ビーチに落ちている流木や貝殻、シーグラスなど、海からのギフトを探したり集めたりして遊びます。
海からのギフトを利用してハンドメイドされている方も多く、アイデア次第で様々な作品が出来上がり、販売すればお金に変えることも可能です!
ビーチコーミング中にとても価値のある古代の虫などが入った琥珀が見つかった実例もあり、夢のある遊びでもあります。
お金もかからず運動にもなり、楽しく遊べてお金にもなるかもしれないビーチコーミング。
ビーチの近くの駐車場に車を停めて、ビニール袋などを持っていけばすぐにできる楽しい遊びです。
サーフィンと車中泊の相性は抜群!
車中泊ブームが起こる前からわりと当たり前だった『サーフィン×車中泊』。
朝イチに波が良いことが多いので、前日に車でサーフスポットに移動、車中泊をして日の出と共に海へドボン!といった感じで、昔から親しまれてきました。
サーフィンは波とサーフボード(冬場はウエットスーツ)さえあれば楽しめる、あまりお金のかからない自然との遊び。
一度波に乗る感覚を味わってしまうと、その気持ちよさが病み付きになり、ハマってしまうこと間違いなし!実は私もサーフィンの魅力に取り憑かれてしまった者の一人です。
『サーフィンとは人生そのもの』とよく言われますが、海や波と向き合い、自然と向き合い、その中で人生との向き合い方を学びます。
サーフィンは今までの価値観や人生観さえも変えてしまう遊びで、サーフィンから学ぶことが本当にたくさんありました。
始めるのは少しハードルが高いと思うかもしれませんが、まずはサーフスクールで波に乗る感覚をぜひ味わってみてください。
あなたの人生を変えてしまうかもしれないサーフィンは、車中泊の楽しみを確実に増やしてくれると思います!
シュノーケリングで遊ぶ
こちらも、シュノーケリングギアさえあれば無料で遊べます。ついでにモリを一緒に持っていけば魚採りの楽しみも増えてしまいます。
日本の海はとても豊かなので、場所によってはサンゴや様々な魚の生態を観察できると思います。
ひとたび海の中に潜ると、そこはもう別世界。宇宙が広がっているような不思議な感覚に陥ると同時に、水の音しかしない静かな世界はとても癒されます。
多くは夏限定になってしまうかもしれませんが、海での遊びは心も身体も癒してくれるステキな遊び方だと思います。
海で遊んだ後の心地よいダルさの中、そのまま車でお昼寝ができるのは車中泊の特権ですね!
節約しながら車中泊を楽しもう!
以上、私たちが実践している節約アイデアのご紹介でした。
その他にも、自炊する・自然の中でキャンプするなども節約になるかと思います。
ただ日本では法律の関係上、自然の中でキャンプできる場所があまりない様なので、難しいかもしれません……。
宿泊費の節約は、無料で車中泊できるキャンプ場などを探すなど、工夫が必要になりそうです。
訪れる先の自然や環境、地元の方への敬意を忘れずに、節約しながら車中泊を楽しんでみてください!