キャンピングカーで愛犬とカヌー!川遊びの準備と収納方法を教えます!
犬を飼い始め、キャンピングカーで川へカヌーをしに行くようになりました。
よく行く川は、奈良県の吉野川です。ここは太古の昔、四国の吉野川とつながっていたのだとか。
水辺が近づくとソワソワ、ワクワク……河川敷へ降りると、川面から反射するキラキラとしたまぶしい光が出迎えてくれます。
いよいよ川遊びシーズン!今回は、我が家の「キャンピングカーで行く川遊び」の準備と収納、川遊びを通して得た教訓をご紹介します。
目次
我が家の愛犬・太郎
カヌーを降ろしてライフジャケットを着せると、我が家の愛犬の太郎は真っ先にカヌーの船首に立ち、前の水面を見つめます。
犬種によって水を嫌う犬もいるそうで、太郎も犬種としては水を嫌う方だと聞いていましたが、入水もできますしカヌーの上で暴れることもありません。
気遣ったことと言えば、初めてカヌーに乗せた時、怖いという印象を与えないよう、おやつを与えながら、慎重に時間をかけて少しずつ慣らしていったことくらいです。
川面の風を心地よさそうに浴びている太郎を見ていると、こちらまで楽しい気分になります。
川遊びに行く前に
昨シーズンの終わりが10月頃だったので、半年ぶりの使用となるカヌーとその他の用品、キャリアの点検をします。
カヌーの点検
私のカヌーは「フィッシングカヌー」と呼ばれるもので、ペダルでスクリューを回転させて推進力を得るタイプです。
このタイプにした理由は、水上で両手が使えるので、太郎に何かあった時に咄嗟の対応がしやすいと思ったから。
点検は、船体に穴が開いていないか、樹脂の船体の劣化が進んでいないか、ラダーの操作に支障はないか、ペダルに「がたつき」はないか、などを見ていきます。
キャリアに「当て木」の装着
カヌーは約30㎏あります。積み降ろし作業は一人で行っていますが、キャリアと船体の両方の素材が滑りやすく、特に水に濡れるととてもよく滑ります。
一旦滑り出すと一人で止めることは難しいので、滑りにくくするために当て木をしています。
点検では、当て木の防腐剤の効果が低下していないか、割れているところがないか、キャリアに接続しているボルト等の緩みがないかを見ています。
カヌーを固定する
カヌーの船体をキャリアに固定するベルトも重要な用品で、切れやほつれがないか点検します。
目的地へ到着するまでに2~3回は締め付け具合の確認をし、緩みがないように細心の注意を払っています。
人も犬も。命を守るライフジャケット
人間用と犬用のライフジャケットがあります。
ライフジャケットはベルトを締めて体にフィットさせるのですが、ベルトがきっちり締まるよう、プラスチックの留具が作用するか、破損がないか、劣化して割れそうになっているところがないかを点検します。
川遊び用品の収納方法
収納と言えば、体裁よく収まった衣類や食器などを想像しますが、箱に綺麗に収納されているから良い収納とは限りません。
使用頻度や今度いつ使うかなどを考慮しながらしまわないと、必要な時に必要なものが取り出せないことがあるのです。
探し物の時間が減らすには、「いつ・どこで・何を・どうするため」なのかを考えながら収納するのが大切ですね。
川遊び用品を収納する
遊んだ後のライフジャケットやウエアーは、濡れて汚れていたりするので、なるべく車内には持ち込みたくないところ。
そこで、プラスチックのコンテナを積載できるように、リアマウント式キャリアにカーゴラックを装着し、車外の収納スペースを確保しています。
濡れ物・汚れ物はドライバックに収納
遊んだ後の用品は濡れ物・汚れ物になるので、少し乾かすか絞ることにして、ドライバックに入れてリアのコンテナに収納します。
用品をドライバックに入れる理由は、他に水や汚れが付かないようにするためですが、他にも、小分けにすると整理できることと、濡れ・汚れの有るものと無いもので分別できるからです。
こんなバックもある
圧縮バックというものもあります。布団圧縮袋と同じようなもので、衣類を入れてくるくると巻いて空気を抜くと、衣類が圧縮されてかさばらなくなります。
こちらは密閉できるので、ドライバックの代わりとしてもおすすめです。
私は使用前の衣類を圧縮してコンテナにいれて、使用後は圧縮せずに濡れ物を中に入れて使っています。
コンテナへの収納
もう20年以上愛用しているプラスチック製のコンテナは、約30Lの容量があり肉厚で丈夫な構造です。
入れるものによって重量は変わりますが、ちょうど大人が一人で持てるくらいの大きさで、長年使用しているにもかかわらず、ほとんど劣化せず現在も購入当時と同じように活躍してくれています。
このコンテナは普段はガレージに置いていて、遊びに行く時に必要な用品を確認しながら入れていきます。そのまま車のキャリアに積み込むという流れですので、忘れ物は少ないです。
5年間悩んだ収納
川遊びには直接関係ないのですが、最近までサイドオーニングのハンドルバーの置き場所に悩んでいました。
これがないとサイドオーニングの庇が出せないので重要な用品なのですが、細長くて、形状的に収まりが悪く、車内のどこに納めるのがいいのか、なかなか決められなかった用品です。
5年間悩んだ末、車内のマルチスペースの扉の横に、アタッチメントをネジ止めで固定し、収納しました。
川遊びで得た教訓は「車内に砂を上げない」
過去にウエアーのポケットに入った砂を、気づかずに車内に大量にばらまいたことがあり、掃除に苦労した経験があります。
砂が車内に入ると掃除が大変なのはもちろん、ザラザラが気になって心地良い睡眠もとれません。
最悪なのは、口に入ったときです。ジャリジャリと嫌な音をさせてご飯を食べることになります。
それ以来、川遊びの後は車外で着替え、着替えた服はそのまま車外のキャリアのコンテナに入れることにしています。
砂を上げないためテントで着替え
車外で着替えをする際は、キャンピングカーの脇に更衣用のテントを張り、その中で着替えています。
このテントは、着替えの他にシャワールームとしても使用できますし、非常時には簡易トイレを設置することもできます。
やっぱり装備してよかった電動格納ステップ
電動格納ステップは、雨の日の足置き場として装備しましたが、格子の網目に靴底をこすると砂が下に落ちるので、「車内に砂を上げない」効果も抜群!
キャンピングカー購入時にこだわって装着してよかったと思いました。
まとめ
その昔、遊びに行くとなると車にアイテムを満載する私に、家内は「車がかわいそう」とよく言いました。
その頃は、「ザッと車に積んで、バッと遊びに行く、帰ってドサッと荷物を置く」そんな状態でした。「全部持って行けば何とかなる」と思っていたのです。
キャンピングカーの車内も乗用車に比べれば広いのですが、生活をするための装備もあって、狭いと感じることもあります。
そこに、遊びの用具を入れれば更に狭くなるのは当たり前で、やはり「工夫して限られたスペースを有効に使う」ことを考えることは大事なんだと思います。
これからも、長く愛犬と川遊びを楽しむため、そうしたことを心掛けていきたいと思っています。