トイファクトリー の人気キャンピングカー「BADEN」と「カリモク家具」のコラボ第二弾!『BADEN karimoku version 2021』
目次
【トイファクトリー】BADEN karimoku version 2021
本日紹介するのは先日のジャパンキャンピングカーショーでも話題となった、トイファクトリーとカリモクのコラボレーションモデル第二弾「BADEN karimoku version 2021(バーデンカリモクバージョン)」だ。
BADENと言えばトイファクトリーのバンコンタイプのフラグシップモデルとも言える大人気キャンピングカーで、キャンピングカーショーなどで目にしたことがある方も多いのではないだろうか?
そのBADENが「木を知り、木を愛する家具メーカー」として知られる老舗の国産家具メーカー「カリモク家具」とコラボレーションし、限定生産車として販売が開始された。
2019年に限定販売されたカリモクとのコラボレーション第1弾の「BADEN Karimoku ver.」は発売後まもなく完売し大きな話題となったが、今回のコラボレーションでもカリモク家具らしいデザインとこだわりが、車内のファニチャーの細部にまで行き届いたプレミアムなモデルとなっている。
BADEN karimoku version 2021
ビルダー:トイファクトリー
タイプ:バンコン
ベース車両:TOYOTA ハイエーススーパーロング(キャンピングカー特装車)
価格:¥7,540,000〜(税込)
乗車人数:7名
就寝人数:5名
全長:5,380mm
全幅:1,920mm
全高:2,285mm
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外装
外装としては通常のBADENと基本的には同じだが高級感のあるスタイリッシュなデザインと断熱性能へのこだわりが随所に見られる。
ただし、トイファクトリー社のキャンピングカーの大きな特徴であるエアロウインドウについては、今回のkarimoku仕様車限定の特別カラー「ガンメタル」が用意されているようだ。
エアロウインドウについて説明を補足しておくと、エアロウインドウとはアクリル2重窓の装着を可能にすることで窓の断熱効果を非常に高めているトイファクトリー社オリジナルの架装。
断熱性の向上だけでなく車体右側のエアロウインドウは出窓のように、車体から少し飛び出た形となっているため、限られた居住スペースを拡張できるという点でも貢献している。
オプションにはなるが、エアロウインドウは、標準装備の車体右側だけでなく、車体左側とリアガラスにも装備することが可能となっている。
また、そのほかのBADENの外装の特徴として大きいのが車体後部の天板の盛り上がりではないだろうか。
これは、オプション装備のソーラーパネルの設置のために、車体に合うように専用で設計された台座の役割を果たしている。
ソーラーパネル自体もトイファクトリーとシャープが共同開発し、車に装着することを前提に設計されているので、融雪剤や沿岸部での塩害対策や風圧への対策、万一の事故や落下に備えて飛散防止処理などが施されている。
内装
レイアウト
レイアウトとしては従来のBADENと同じく、対座式のダイネットと後方にハイマウントベッドといった形をとっているがインテリアにはカリモク家具らしいエッセンスが散りばめられ、車内の雰囲気は全くの別物となっている。
車内に入ってすぐに目を引くのがギャレーや収納、ベッド周りに使用されているナラ材だろう。家具メーカーらしく木目の連続性にもこだわった美しさを感じるポイントだ。
これもkarimoku versionのみの特徴となるが、上部収納の持ち手には握りやすいエルゴノミックデザインが採用され、見た目の美しさだけでなく使いやすさにもこだわりが現れている。
ダイネット
ダイネットは通常のBADENと同じく2列目のシートと3列目のシートが対座式になっており、家族や友人とゆったり団欒できるスペースとなっている。
karimoku versionの場合はシートカラーは優しい色使いのトパーズイエローと、シックで落ち着いた雰囲気のネイビー2色から選択することができ、どちらも素敵な色合いで楽しい車旅を彩ってくれそうだ。
ちなみにこのダイネット部分はフルフラットにすることも可能で、フロアベットとして大人2人の就寝スペースとして使用することもできる。
ベッド
後部のハイマウントベッドにもダイネットのシートと同じ生地が採用され、色についても同じく2色から選択することが可能。耐久性に優れており、肌さわりが良い。
この常設タイプのベッドは前述したエアロウインドウのおかげで車内が拡張されているため、1,800mmの幅を確保することに成功しており大人3名まで横向きで就寝することができる。
ギャレー
通常のBAREDENと同じくキッチンスペースには40L冷凍冷蔵庫と給排水タンク付きシンク、バタフライテーブルが備えられている。
冷凍・冷蔵庫は上開きのタイプで、シンクにも蓋ができるのでキッチンを使用しない時は作業台としても活用できる。
他のkarimoku versionの家具類にも言えることだが、このキッチンスペースにおいてもエッジや張り出しを極力抑えたラウンド形状が採用されており料理や作業のしやすさもUPしている。
収納スペース
従来のBADENと同様、上部収納のほかにリアベッドの下部に収納力抜群のラゲッジスペースと収納キャビネットが設置されている。
バンコンタイプのキャンピングカーは収納スペースに困りがちだが、これだけのスペースが確保されていれば快適な車旅を楽しめそうだ。
電装系
バッテリー充電量、残量などの電装管理を行えるオールインフォメーションボードや12Vの電子機器が使用可能な走行充電、冬の車中泊には必須と言われるFFヒーターなどが標準装備されている。
ただし、100Vの電子機器を使用するためのインバーターや家庭用エアコン、電子レンジ、ソーラーパネルについてはオプションとなっているのでご注意いただきたい。
まとめ
今回の記事では「BADEN karimoku version 2021」について紹介した。
高級感のあるデザインが人気のBADENが、カリモク家具とのコラボレーションで違った魅力がたくさん詰まったキャンピングカーとして見事に生まれ変わっている。
通常のBADENよりも140万円ほど値段は上がるが、家具メーカーらしい安らぎ空間の演出と細部まで考えられたプレミアムなファニチャーデザインは流石の一言。ぜひ一度足を運んで見ていただきたい一台となっている。