【海外バンライフ生活2年半】バンライフを続けてきて実感した必須&意外な便利アイテムとは?
デンマークを拠点にヨーロッパ周辺で(フルタイム)バンライフを始めて2年半。
実際にバンライフをしていると、始める前は想像もつかなかったような「必須アイテム」が意外とあることに気付きました。
小さなことだったりもするのですが、あるとないとでは生活の快適度がかなり変わってきます。
今回は、そんな必須アイテムや、あると意外に便利なアイテムを紹介していきたいと思います。
どれも実際にバンライフをしていく中で見えてきた私たちの必需品。これからバンライフを始める方や、バンライフを始めてみたいと考えている方の参考になれば幸いです。
目次
コレがないと快適なバンライフは送れない!見落としがちな必須アイテム
私達のバンは全てDIYです。
バンをお家として創り上げてから「いざ出発!」となった後、すぐに小さな改良点や必要な物などが見えてきました。
その中でもコレだけは外せない、バンライフに必須のアイテムをまずはご紹介したいと思います。
物の落下・散乱防止に「滑り止めシート」
当たり前ですが、バンライフとは可動式のお家で暮らすこと。
限られたスペースの中に生活に必要な物が全て、ところ狭しと積み込まれています。
普段は気にならないような揺れでも、「そんなに?!」と思うほど、荷物が上下左右に揺れます。
そして起こった悲劇……。
ご覧の通り、小麦粉・お米・豆・調味料・ウォータータンクなどが、散乱してしまいました。
車内に散らばった残骸を見ると、もう笑うしかありません。狭い車内の至る所に食品が入り込み、片付けも大変でした……。
大丈夫だろうと思って設置した物でも、運転中の揺れに耐えきれず、いとも簡単に滑って転がっていくことがあります。
このような悲劇を繰り返し、たどり着いた対策が滑り止めシートです。
食器棚の中、窓際の小麦粉などが入ったティン缶、ポップアップルーフの隙間を利用した棚など、少しでも運転中に動く可能性がある場所に滑り止めシートを設置。その後はこのような悲劇を繰り返すことなく、快適に暮らせています。
テーブルにも1枚滑り止めシートを用意しているのですが、テーブルに物を置いたまま運転しても動かず、不要なときはさっと片付けられるのでかなり重宝しています。
出発前にはテスト運転をして、動いたり落ちたりするものはないか確認も行ってくださいね。
虫対策も万全に!「虫取りラケット・ハエたたき・モスキートネット」
次に必須アイテムとしてご紹介したいのが、電動の虫取りラケット・ハエたたき・モスキートネットなどの虫よけ対策です。
バンライフは外で暮らしているようなものなので、夏場は特に虫問題が深刻。思った以上に至る所や細かな隙間から虫が侵入して来ます。狭い車内に蚊やハエなどがいると全くリラックスできず、夜は退治するまで眠れなかったりと地獄です。
バンライフを始めたばかりの頃は虫対策はしておらず、ハエたたきしか持っていませんでした。ハエたたきは活発なハエには有効ですが、それ以外はほぼ無効。
蚊取り線香や虫除けスプレーなども試しましたが、あまり効果なし。
そして出逢った虫取りラケット。
動きの鈍いハエや蚊、ガ、その他虫なども、確実に仕留めることができます。今となっては虫取りラケットなしの生活は考えられないほど。とても重宝するアイテムなので、車内に1つ置いておくことをおすすめします。
さらに、私達はモスキートネットで虫が入る隙間を完全に封鎖しています。
日本ではバン(車)専用のモスキートネットが販売されているようなので、ぜひそちらを利用してみてください。
虫に悩まされることなく、快適なバンライフを過ごしましょう!
バンライフに用意しておきたい、あると便利なアイテムとは?
次は、私達が実際に使ってみて、あると便利だと思ったアイテムをその理由と共にご紹介したいと思います。
タオルやマットにもなる!変幻自在な「サロン」
サロンとは、インドネシアやタイなどでよく売られている、薄手で大判の布のことです。素材はコットン製のものがおすすめ。
主にバスタオル代わりに使っているのですが、水の吸収もよく、そして乾きが劇的に早い!
天候や状況にもよりますが、シャワー後は狭い車内で乾かすことが多いので、すぐ乾くサロンはとても重宝しています。
肌触りもよく、とてもコンパクトで場所を取らないのも大きなポイントです。
また、目隠し・日よけ・ビーチタオル・ビーチマットなどとしても使え、ビーチの帰りには身体に巻いて洋服代わりに、頭に巻いたり、肌寒い時に羽織ったり、様々なシーンで活躍してくれるかなり便利なアイテムなのです。
2~3枚サロンがあると用途によって使い分けもできるので、数枚持っておくのがおすすめです。
洗濯物干しに役立つ「フック付きゴムバンド」
運転中の車内荷物の転倒や転落防止に、車内外で洗濯物を干したり、日よけ、目隠しを作る際にも便利なのが、さっと取り外しができるフック付きのゴムバンドです。
バンライフでは移動して生活するので、毎回ロケーションも変わり、洗濯物を干す条件なども変わってきます。
そんなとき、フック付きゴムバンドなら、様々な角度や方向に取り付けられるのでとても便利。
いろいろな用途に使え、場所も取らず優秀なので数本用意しておきたいアイテムです。
外に出るのがラクになる「ビーチサンダルとステップ」
わが家は土足禁止なので、車内に入るときには靴を外で脱いであがります。
バンで暮らしていると頻繁に出入りすることになると思うのですが、出入りの度に靴を着脱するのはとても面倒。さらに、雨が降っていると靴は濡れてしまいます。
そんな時に重宝するのがビーチサンダル。
雨が降っていても気にならず、ちょっと外に出る時、トイレに行く時、シャワーを浴びる時などにもサッと履けるので、1年中使える便利アイテムです。
そしてステップ(踏み台)もあるといいです。出入りする時、意外と気になるのがバンと地面との高低差。ステップがあるとビーチサンダル置き場にもなり、出入りが楽になるのでおすすめです。
折りたたみできるステップもあり、コンパクトに収納できて便利なのですが、わが家は重さに耐えきれなかったのか、何度も壊れてしまったので、今はキャンピングカー用のステップを使っています。
キャンピングカー用のステップは、バンで使用するには少し大きいのですが、丈夫で壊れにくいのでおすすめ。ちなみに、移動の際はビニール袋に入れて車内に置いています。
実は収納にも使える「枕ケース」
バンライフをする中で、意外と便利で手放せなくなったのが枕ケースです。
ブランケットやパジャマなどを入れておけばクッション代わりになり、必要な時には中身をすぐに取り出せるので、便利な収納ケースとしての役割も果たしてくれます。
狭い車内でもスッキリ収納できるので、ひとつあるとかなり便利です。
ソファースペースをベッドとして利用している方は、寝具などを入れておくと、昼間はすっきり片づきスペースを確保できますよ。
番外編・海外バンライフでの必須アイテム ~海外お風呂事情~
必須アイテム・便利アイテムをリストアップしていて、「日本でバンライフをするには必要ないかも?」と思ったアイテムを、番外編としてご紹介したいと思います。
海外(ヨーロッパ周辺)と日本の大きな違いで、まず思い浮かぶのがお風呂事情です。
日本には各地に温泉やスーパー銭湯があるので、バンライフをしていても、お風呂に困ることは少ないと思います。
それに比べ、海外ではお風呂にありつけるのはかなり稀で、基本シャワーです。
ということで、シャワー関連の必須アイテムの紹介です。
これさえ羽織れば着替え要らず「バスローブ」
ヨーロッパ周辺でシャワーを浴びられる場所は、主にキャンプ場や港、公共シャワーなど。
公共シャワーは高速道路の大きなサービスエリアにあることが多く、数ユーロ払うと誰でも利用できます。
また、ジムにもシャワーがあるので、ジムを利用してシャワーを浴びるキャンパーもいるようです。
どこもシャワールームはそんなに広くなく、荷物を置ける場所も少ないので、バスローブがあるとかなり便利。
バスローブだけを羽織って、あとはタオルとお風呂セットを持っていくだけ。荷物も少なく、着替えもしなくていいのでとても楽なのです。
車を停めた場所からシャワーまでは距離があることが多いので、寒い冬場のシャワーでは、さっと着脱できるバスローブはかなり重宝します。
日本ではシャワーだけを浴びる機会の方が少ないと思いますので、あまり必要ないかもしれませんが、ふわふわで長めのバスローブが暖かくておすすめです。
夏限定!外シャワーの必需品「水着」
夏場限定ですが、(ワイルド)キャンプをする時に水着があるととても便利!
私たちのバンにはシャワーがないので、天気が良い時は大きめのペットボトルに水を入れ、太陽の光で温めてシャワーの代わりに使う時があります。かなり温かいお湯になりますよ。
そんな時、水着があれば気兼ねなく、外でシャワーを浴びることができます。夏場に水着を持っている方は多いと思うので、(ワイルド)キャンプをする際にはぜひお試しを!
外でシャンプーなどを使う時には、自然に還るナチュラルなものを使ってくださいね。
バンライフの「必須アイテム・便利アイテム」まとめ
今回は意外と見落としがちなアイテムに絞ってご紹介してみました。
・滑り止めシート
・虫取りラケット/ハエたたき/モスキートネット
・サロン
・フック付きゴムバンド
・ビーチサンダルとステップ
・枕ケース
そして海外番外編の
・バスローブ
・水着
これらは私たちが2年半、海外でバンライフをする中で見えてきた欠かせないアイテムです。
小さな事の様ですが、その小さな事が大きな快適をもたらしてくれます。
バンライフを始める前に、ぜひ今回ご紹介したアイテムを揃えてみてください。
そして、出発前のテスト運転もお忘れなく!快適でステキなバンライフを送ってくださいね。