緊急事態に備えよう!キャンピングカーでの必須アイテム5選
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緊急事態に備えて知っている人も知らない人も改めて確認
誰しもアクシデントに遭いたい人はいませんが、ちょっとした備えをしておくことで、被害を最小限に抑えたり、二次被害を防いだりすることができます。
そうした緊急事態は、キャンピングカーを避けて起きてくれるわけでもありません。
乗用車同様、備えをしておくことが、自分や家族、車、あるいは周囲の人たちを助けることにもなるのです。
今さら…と思われる方もいるかもしれません。
が、改めて、キャンピングカーに備えておきたい緊急事態対応グッズをご紹介しましょう。
キャンピングカーに備えておきたい緊急事態対応グッズ
三角表示板
車両が故障などで止まってしまった!そんな場合に、後続車に危険を知らせるためのものです。
一般道路では表示の義務はありませんが、高速道路や自動車専用道路上で自動車を停止させる場合には表示義務があります。
また、紫色の回転灯を三角表示板の代わりに使う事もできます。
表示義務はありますが、搭載しておくことは義務ではありません。
なんだか一休さんのとんち比べみたいですが、道路上で駐停止しない限り、車にこれを積んでいないからといって違反に問われることはありません。
また、車検時の検査項目でもありません。
「じゃあ、いらないんじゃないの?」
そう思われますか?
搭載していなければ、いざ必要になっても使えません。
高速道路や自動車専用道路上で、止まりたくなくても車を停止せざるをえない事故や故障は「いずれ起きる可能性がある」と考えておくべきでしょう。
持っていないから、と表示板を出さずに車を路肩に停めていると、後続車に衝突されるかもしれません。
多重衝突などの重大事故の原因にもなりかねないのです。
「積んでるはずだけど、どこにいったかな?」
「あるけど、荷物の下で取り出すのが大変」
そんな場合も、同様です。
いつでも取り出しやすい場所に。
自分以外の人が運転していてもわかりやすい場所に収納しておきましょう。
発炎筒
通称・発炎筒は、正式名称を「自動車用緊急保安炎筒」といいます。
こちらは三角表示板とは違って「搭載義務」があります。
車検時の検査項目でもあるので、必ず搭載しておきましょう。
しかも発炎筒には使用期限があります。
時々チェックして期限が切れていたら買い替えましょう。
発炎筒の役割は三角表示板と同じ、後続の車に異常を知らせ、車が路上に停止していることを知らせるためのものです。
ただ、発炎筒は永遠に燃え続けてくれるわけではありません。
やはり三角表示板は用意しておくべきです。
また、発炎筒の代替として、赤色の非常信号用具というのもあります。
保安基準対応のものであれば、車検もOKです。
電池を入れ替えれば半永久的に使うことができますし、数分で終わってしまう発炎筒に比べ、数時間使用できるのも利点です。
シートベルトカッター
法律で義務付けられている発煙筒や、三角表示板と違い、シートベルトカッターを装備している人は少ないかもしれません。
シートベルトは大切な命綱。
ですが、事故で車体が傾いたり、装着者が気絶して身動きできない場合など、うまく救出できないことがあります。
そうなるとむしろ、命綱だったシートベルトが障害になることも!
そんなケースに備えて、シートベルトを切るための道具です。
窓ガラスを割る緊急脱出用ハンマーと一体になっているタイプもあります。
設置するべき場所は、もちろん、座ったままで手の届くところに。
事故になって脱出したくても「カッターはトランクの中」ではお話になりませんよね。
消火器
車の事故や故障だけでなく、室内で火気や電化製品を使うことがあるキャンピングカーの場合、ぜひ備えておきたいのが消火器です。
問題はどんな消火器を選べばよいか、ということでしょう。
住宅などと違って、車はつねに振動します。
また、真夏・真冬の車内の温度など、住宅や建物内よりはるかに厳しい条件になりますから、車載用消火器を選びましょう。
すぐに取り出せる場所に設置することも大切です。
ガスボンベやキッチンのコンロなど、火元になる可能性のある場所から、遠すぎず、近すぎず。
近すぎると、出火時に取り出せない可能性があります。
遠すぎたり、取り出しにくければ、やはり手遅れになることもあります。
ちなみに、わが家ではエントランスのすぐ脇に置いています。
ガスボンベからもそこそこ近く、コンロからは1mも離れていません。
ドアを開けてすぐ、手にできる位置なので、車両からの出火でなくても、すぐに対応できるようにしています。
救急箱
車のアクシデントだけでなくキャンプ中のちょっとした怪我や火傷に対応できるよう、絆創膏や包帯、消毒薬などは用意しておきたいもの。
最小限でも構いません。
小さくてもいいので救急箱を用意しておきましょう。
どんなケガも応急処置はその後の「治り」に影響します。
これも、すぐに取り出せる場所に用意しておくことが大切です。
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