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浜辺を走るキャブコン

どれくらいのお金が必要?キャンピングカーでバンライフを送るための費用のお話



はじめに

毎日がバンライフ、家を断捨離してキャンピングカーで450日以上日本一周しているガタガタgogoの、むっちゃんです。

今回は、皆さま気になる「オカネ」のお話をさせて頂こうと思います。

キャンピングカーで生活するのに一ヶ月どれくらいの費用がかかるのか。毎月のガソリン代をはじめ、生活費やオイル交換費用などもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

運転席部分の出費項目

まずは、キャンピングカーの運転席部分に関する出費項目をまとめました。

積み重なるとボディーブローのようにジワジワと痛手になる出費です。

ガソリン代

ガソリン

ガソリン代は、一番大きな出費です。

ガソリンタンクは満タンで80L給油できるのですが、荷室のFFヒーターや発電機も同じ燃料タンクからガソリンを使っているので、だいたい給油は2~3日に1回のペース。

エンプティーランプが点いて、ガソリンタンクがほぼ空の状態で給油すると、1万円をゆうに超えます。

ガソリンの値段はその時々で変動しますが、高値のときは一度の給油で目玉が飛び出るくらいの金額になることも。

防災面などから「ガソリンは半分以下にしない」ことを心がけているのですが、あまりの高値に入れ惜しみをして、ギリギリまで1円でも安いガソリンスタンドを探し続けていたりもします。

1か月あたりのガソリン代は、平均すると約7万円でしょうか。

いつも安全で安定した運転をしてくれる主人には、感謝しかありません。

ただし、最大で10万円かかった月もありました。これは今思い出すだけでも恐怖です……。

ちなみに、我が家はハイエースと同じ2000ccのエンジンですが、ガソリン車で2駆の車体です。

キャンピングカーで生活している私たちは、1年分の荷物を載せ、さらに家を再現した装備を載せているわけですが、キャンピングカーに詳しい方にはよく「その車体でよくそこら中に行けるよなぁ!」と感心……もとい、呆れられることも多いです(笑)

オイル交換費用

我が家は一般的なキャンピングカーの使い方よりもかなりハードな使い方をしているので、1日半で約700kmを走ることもあります。

そのため、サイクルが短いと思われるかもしれませんが、長く不具合少なくエンジンに動いてもらうためにも、メンテナンスを兼ねて走行距離5,000kmを目安にオイル交換しています。

だいたい3ヵ月に1度のペースで交換する計算ですね。

ただし、キャンピングカーのオイル交換ができる店舗は限られているので、5,000kmを目安としながらも、キャンピングカーOKの店舗を見つけ次第、前倒しで交換依頼をするようにしています。

自分でオイル交換ができると良いですが、何かと大変ですしね……。

ちなみに全国展開のO社では、キャンピングカーの車高と車重を受け入れられるピットがほぼないと断られてしまいました。別のT館では、トラックの作業に慣れているためか、キャンピングカーでも受け入れてもらえました。

1回のオイル交換にかかる費用は約4,500円ですが、店舗によって差があるのでご参考までに。

発電機のオイル交換費用

発電機オイル交換

車体のオイル交換とは違って、発電機のオイル交換は自分でかんたんにできます。

オイル交換の作業方法は別記事にて改めてご紹介させて頂きますが、用意するモノが少なく、どれも安価でそろえられるので安心です。

ちなみに発電機の稼働時間は、パネルで分かるようになっています。

キャンピングカー  発電機パネル

オイル交換の目安は80時間だと言われていますが、交換できる場所は限られているので、我が家は80~100時間を目安に交換するようにしています。

快適な生活を送るために!なかなか削れない生活費

次に、1か月あたりの生活に必要な出費をご紹介します。

コインランドリー代

コインランドリーは、店舗によって金銭的な当たりはずれが大きく出ます。

たまにタイミングよく新店オープニングセールなどをしている店舗が見つかれば通常の半額などで洗濯できるのですが、そんなチャンスはめったにありません。

ですので、1回の洗濯代は平均すると1,500円くらいです。

我が家では1週間に1回のペースでまとめて洗濯しているので、1か月の平均は7500円くらいですね。

食費・外食費・日用品の費用

普段の食費、人と会ったときの外食費、日用品にかかる費用を合わせると、月に約4万円の出費です。

日用品はどれも同じタイミングでなくなるので、数か月に1度ほど、ドカーンと買いそろえないといけないタイミングがやってきます。

そんなときは、愛用している全国展開のスーパーで、ポイントが付く日にまとめて計画立てて購入するようにしています。

突発的な不具合の修理費

我が家は中古で購入したため、新車よりもさらに不具合や劣化が起こりやすいのは覚悟しています。

それでも、もともとキャンピングカーの修理というのは普通車と違って手間がかかるゆえに工賃が高いので、乗り始めたときは、いざ不具合が起こったとき、いったいどれくらいの出費になるのか想像もつかずハラハラしていました。

パーツも海外から取り寄せることが多いので、すぐに修理してもらえるとは限りません。

しかし、我が家は前オーナーさんの使い方が良かったのか、乗り始めてから1年半がたっても、あまり大きな不具合は起こりませんでした。

今まで発生した不具合は、下記のようなものです。一応挙げさせて頂きますので、「ここがダメになって追加の出費が必要になるかも」程度のご参考になればと思います。

  • ベンチレーター(換気扇)のパッキン劣化→雨漏り
  • 冷蔵庫の扉の変形→冷やす能力の低下
  • 温水タンクのコード断裂→温水を作れない

ちなみに、購入時に気になったのは、前オーナーさんが長期間同じ場所で動かさずに保管されていたためか、タイヤにクセがついてしまっていた点です。

タイヤは動かさないとタイヤ内のワイヤーが変形してしまいます。その場合、バースト事故などの原因につながるので、新しいモノに交換することは欠かせません。

しかし、車内はほぼ使われていなかったようで、水まわりのパッキンまでとても綺麗で、全体的に目に見える劣化はありませんでした。

念のためビルダーさんに「初めてキャンピングカーで日本一周するので、安全運転と安心した生活のために、劣化している部分があれば交換してほしい」と依頼しましたが、ビルダーさんも「劣化は少なくとても綺麗な状態だ」と言っていました。

まとめて支払うのがベター!税金関係

住民税、健康保険、国民年金、車両保険は、まとめて納めると安くなるものもあるので、手間を考えて、極力まとめて納めるようにしています。

国民年金はポイントが付くカード払いを利用するのがおすすめですよ。

まとめ

安全運転と安心・快適な生活のために、我が家ではメンテナンスや食費なども含めて、1か月で20万円ほどの費用がかかっています。

正直なところ、あまり長距離移動をせず、積載量を抑え、燃費が良い車体に乗り換えれば、そもそもキャンピングカーでなく普通車でのバンライフであれば、出費はもっともっと抑えられるかもしれません。

しかし、そこは夢の詰まったキャンピングカー。

快適でストレスフリーな秘密基地を実現するためなら、多少お金が出ていくことに目をつぶらなくてはと思っています。

多少出費がかさんだとしても、バンライフにはお金では買えない経験がたっぷりできるという魅力があるのですから。

ぜひ皆さんも、素敵なくるま旅生活をお楽しみ下さい!