キャンピングカーでも快適な睡眠をとろう!
キャンピングカーの旅は計画が自由に立てられ、過ごし方についても自由に設定できるので、楽しくて仕方がありません。
しかし、慣れない車内では十分な休息や睡眠が取れずに、知らず知らずのうちに疲れがたまってしまうこともしばしば。
連泊のクルマ旅ほど、キャンピングカーの中でどのように睡眠をとるかは、しっかりと体力を回復させ楽しい旅を続けるためにも、とても重要なポイントです。
少しでも体力の消耗をおさえ、回復力を高める工夫は、事故を防ぐ事にもつながります。
そこで今回は、我が家が実践している『キャンピングカーで快適な睡眠とるための工夫』をご紹介します。
キャンピングカーのタイプによっても、工夫するポイントが違うとは思いますが、参考にして頂けるとうれしいです。
大切な寝具選びについて
キャンピングカーは非日常を求めるものでもあるので、寝具は「布団」がいいのか、「寝袋」がいいのかと悩むところであります。
我が家の場合は、普段、家で布団を持ち込んで寝ています。
「快適な眠り」を求めるのであれぱ、家の環境の延長線上にあるのが一番だと思うからです。
さすがに自分のベッドを持ち込むわけにも行きませんが、できる限り、普段使っている毛布、枕、掛け布団、タオルケットなどを使用した方がいいと思います。
家で使っているのは、生活感があるからイヤだと思われる方は、キャンピングカー専用にきちんとした寝具を乗せるのもいいですね。
乗車する人数が多くなれば、当然寝具も多くなりますが、我が家ではバンクベッドの上にきれいにたたんでおくので、なんだか押し入れみたいですが、キレイに片付いています。
もちろん、寝袋を否定するわけではありませんし、キャンピングカーを購入した当初は、寝袋を積んで何度か車中泊に出かけたものでした。
しかし、布団の方が広い空間に足を伸ばしてゆったりと眠ることができるので、朝目が覚めたときの疲れが全然違います。また、寒暖の調整もしやすいです。
結果、我が家ではキャンピングカーの寝具は「布団」オンリーとなりました。
眠りを妨げるものを少なくしよう
トイレ事情
キャンピングカーのお仲間で「トイレはあるけど使っていない」という方も多いですね。
我が家はトイレ使用推奨派です。
キャンピングカーの構造上、トイレを設置できない場合もあるので一概には言えませんが、「トイレは使った方がいい」と私は思います。
といっても、我が家も大はせず、小のみで使用しています。
理由は、年齢が上がるとだんだんと膀胱が堅くなり、たくさんのおしっこをためておくことが難しくなるからです。
P泊地に着いてビールをグィッと飲んだら、必ずといっていいほど夜中に行きたくて目を覚ましてしまうのです。朝まで我慢できる方ならいいのでしょうが、私は無理なのです。
そんな私もキャンピングカーのトイレを使っていなかった頃があり、よく道の駅のトイレを利用させていただいていました。
しかし、冬は家でトイレに起きるのとは訳が違って、服を着て、靴下をはいて、靴を履いて吹雪だろうがなんだろうが行かなければなりません。
すると、用を足した後はすっかりと眠気も覚めてしまう。そして、たくさん飲んだときは、一回ではすまない。
そのうえ、キャンピングカーの中には外の冷気が入り込み、一気に冷え込んでしまいます。
これは本人だけの問題では済まされません。ドアを開け閉めする音も車内に大きく響き、同乗している方がみんな起きてしまいます。結果的にみんなが寝不足になってしまうのです。
光対策
キャンプ場ならあまり感じませんが、道の駅などで夜間休憩していると駐車場に出入りする車のヘッドライトがかなりまぶしいです。
ただのところに駐めさせていただいてるわけですから、文句を言える筋合いではありませんが、あのまぶしいライトが直撃されたら、確実に目が覚めます。
キャンピングカーは、割ときちんとしたカーテンが取り付けられていますが、それでもまぶしいと感じる場合は工夫が必要です。
例えば遮光カーテンにするとか、光を遮断する素材にもこだわったカーテンにしたいものですね。
我が家では、DIYで取り付けたカーテンが大活躍しています。
ダイネット部分もロールシェイドを使わずに遮光カーテンにして、エントランスドア部分も冷気の侵入防止もかねて遮光カーテンにしています。
暑さ対策
私は北海道に住んでいるので、夏に暑さで切迫した状況に陥ったことはありません。
それでも、DIYでウインドエアコンを搭載しましたが、実際にはあまり使わずにすんでいます。
しかし、北海道でも厳しいときがたまにあるので、本州だと半端ではないのでしょう。
エアコンは多くの電力を必要とするので、環境を整える必要がありますね。
ただ、換気をするだけでも冷却効果は目に見えてわかります。
窓を一カ所だけ開けて、ベンチレーターを回すことで涼しい風が車内に入ってきて、気持ちがいいです。
最近では「ひんやりと感じる寝具」を使用して、暑さ対策をしている方も多いようですね。
音対策
静かな車中泊地では、エンジン音は大きく響きます。
暑いときは窓も開けていますから、なおさらウルサいです。
音も気になり出すと、どんどんエスカレートしていくので、ある程度先読み予測をして静な場所を選びましょう。
例えば、道の駅やSAで休憩をとる場合、「便利でいい」と思ってトイレの近くに駐めると、同じく車中泊をしている方の往来で音が響いて感じられます。
ただでさえ、威圧感を出してしまうキャンピングカーです。
少し遠くに駐めて、「ひっそりと」が基本スタイルではないかと思って、私は行動しています。
あと細かい話ですが、家族の「いびき」。お互いのため、耳栓を使った方がいい場合もあります。
いびきをかくなと言っても、できませんからね〜
電力対策
キャンピングカーを利用するにあたって、電力の問題は、一番大事な要素でないかと思っています。
直接、眠りを妨げるわけではありませんが、サブバッテリーが劣化していて、夜中に回り続けた冷蔵庫とFFストーブですっかり電力不足を来し、早朝に低電圧アラームが鳴り響いたことがありました。
まずいと思い、すぐに対処しましたが、そんなことがあった後はどこに行っても、「また鳴るのでは」という不安がよぎって、しばらく寝られなかったことを思い出します。
いまはサブバッテリーを交換しましたし、ポータブル電源も積んでいるので安心して眠れています。
北海道の冬において、電力低下はFFストーブが止まってしまうので、まさに死活問題とーになってしまいます。
乾燥対策
我が家はFFストーブが大好きです。「寒い」と感じたら、すぐに付けてしまいます。
そして、次にやってくる問題は「室内乾燥」です。
あっという間に湿度計の数値はLoを表示し、こんな状態で寝てしまったら「喉がやられる」のは当たり前です。
USB電源で加湿してくれるものも多く出回り、おしゃれなものもたくさん売られていますので、我が家も数点買ってみました。
しかし、実際に使ってみましたが、どれも効果がいまいちの気がします。
結局、濡れタオルを干した方が、乾燥対策には効果絶大です!
突っ張り棒を一本張ると、この一本がとても重宝します。温泉に行ったあとのタオルも干せていいですよ。
取り付けるときに外装にまで影響を起こしそうな場所には、付けないでくださいね。
就寝準備
無理な運転をして、宿泊地に遅くに到着。
こんな時に、「サッサと眠りたい。ビールなんか飲まなくていい」というとき、ありませんか?
でも、そういうとき、荷物をどかして、シートを展開して、窓に目隠しを貼り付けてなどなど。
眠りにつくまでの時間が余りに多くかかりすぎるのも考えものです。
最近は夫婦二人旅が多くなったので、あえてバンクベッドは引き出さないまま、私が1人で横向きに寝ています。
妻はダイネットを独り占め。
DIYで工夫するなり、普段からの整理整頓をしておいて、少しでも多くの睡眠時間を確保したいところです。
まとめ
キャンピングカーの運転も結構疲れるものです。
睡眠不足で事故などを決して起こさないように、キャンピングカーでも快適な睡眠がとれるような工夫が必要だと、私は思います。
人それぞれ、環境や考え方に差はありますが、ご自身でできる工夫をされて安全で楽しいキャンピングカーライフを続けたいですね。
最後におさらいとして、キャンピングカーの快適な眠りに必要なことは、「寝具」「トイレ」「電力対策」この3つが、重要なポイントだと私は思います。