キャンピングカー・車中泊情報Webマガジン - DRIMO(ドリモ)

知識

知識

エアコンなしでも快適!夏の車中泊を乗り切る扇風機&換気術完全ガイド

夏の車中泊を乗り切る扇風機&換気術完全ガイド

前回の記事では、エアコンと扇風機を組み合わせた節電術で、猛暑の夜や日中を快適に過ごす方法をご紹介してきましたが、状況によっては「そもそもエアコンを使わずに過ごしたい」と思う場面もありますよね。

とくに北海道や標高の高い避暑地、本州でも夜間や天候によっては、扇風機と換気の工夫だけで快適に眠れることがあります。

今回は、「エアコンなしで寝るときの風通しテク」や「扇風機だけで快適にノマドワークする方法」、さらに熱帯夜を乗り切るための+αの工夫まで、実践的なアイデアを詳しくお伝えします。

電力を極力使わず、自然の風を活かして快適に過ごすためのポイントを知れば、さらに車中泊の自由度が広がりますよ。

使用した扇風機


わが家では、「HAGOOGI」と「KEYNICE」の2種類の扇風機を活用しています。

それぞれ異なる特性があるため、使い分けることで効率よく冷気を循環させたり、体感温度を下げることができます。

HAGOOGI


KEYNICE


詳しい紹介はこちら

エアコンなしで寝る時の風通しテク


北海道は真夏日を除けば夜は比較的涼しい日が多く、車中泊には恵まれた環境です。

本州を旅した際も、標高の高い地域では「かなり涼しい」と感じることがあり、エアコンを使わずに寝られるケースも少なくありません。

そのため、電力消費を押さえたいときは、標高の高い避暑地で車中泊を楽しむようにしています。

とはいえ、なにも対策をしないと寝苦しいもの。

そこで、わが家では、「風の動線づくり」と「日の出による時間の対策」を重視した工夫をしています。

手順①換気扇(マックスファン)で熱気を排出


マックスファン

天井に設置された換気扇「マックスファン」を排気モードに設定し、車内の熱気を強制的に外へ逃します。

手順②キッチンの窓を開けて外気を取り込み


キッチンに扇風機を置く

キッチンの窓を開け、外気を取り込みます(網戸を必ず装着して虫対策を万全に)。

そして、HAGOOGIをキッチン窓の前に置き、バンクベッドに向けて送風します。

手順③ダイネット窓も開放して空気の流れを作る


ダイネットに扇風機を置く

ダイネットとキッチン、両方の窓を開けて通気を確保し、そして、もう1台のHAGOOGIをダイネットテーブルに設置して、バンクベッド方向へ送風。

手順④バンクベッドの窓も開けて換気


バンクベッドの窓を開ける

バンクベッドの頭側と足側の窓も開けて、空気の流れを良くします。

ただし、騒音が気になることもあるので、できるだけ静かな場所に停めるのがおすすめです。

手順⑤KEYNICEを頭側・足側に設置


頭付近と足元に扇風機を設置

KEYNICEをバンクベッドの頭側と足側に設置し、弱〜中風量で稼働させます。

このとき、顔や体に直接風が当たりすぎないように注意してください。

日陰駐車&バッテリー管理でさらに快適に


マックスファンで熱気を排出しつつ、扇風機で体に風を送ることで、体感温度はかなり下がり、快適に眠れるようになります。

ただし、日の出後はバンクベッド内の温度が上昇するため、前夜のうちに、できるだけ日陰に駐車しておくと朝の暑さを軽減できます。

また、扇風機のバッテリー切れを防ぐため、寝る前にしっかり充電しておきましょう。

エアコンなしでノマドワーク時の風通しテク


北海道では真夏日を除けば、エアコンなしでも過ごせる日が多くあり、本州でも標高の高い地域では、エアコンなしで日中のノマドワークが可能な日がありました。

ただし、気温が高くなくても湿度が高いと蒸し暑さを感じることもあるため、こうした状況も踏まえて、エアコンを使わずに扇風機だけで日中のノマドワークを行う方法をご紹介します。

手順①カーテンで熱気を遮断


バンクベッドのカーテン

バンクベッドのカーテンを閉めて、バンクベッドからの熱気を遮断します。

後部のカーテンを閉める

車両後部の2段ベッドも同様にカーテンで仕切り、後方からの熱気を防ぎます。

わが家のクレアにはカーテンがなかったので、DIYで設置しました。

手順②マックスファンを排気モードに設定


就寝する場合と同様に、マックスファンを排気モードにし、天井から車内の熱気を強制的に排出します。

手順③HAGOOGIで空気循環


扇風機をダイネットテーブルに向けて設置

キッチンの窓を開け、外気を取り込み(網戸を必ず装着して虫対策を万全に)、HAGOOGIをダイネットテーブルに向けて設置。

適度な風量で自動首振り運転を行い、車内の空気を効率よく循環させます。

手順④KEYNICEで直接送風


ダイネットに扇風機を設置

KEYNICE2台を、作業テーブル周辺に設置。

弱〜中風量で体に直接風を当てて、ピンポイントに涼しさを感じられるようにします。

ポイント


HAGOOGIで外気を取り入れつつ、マックスファンで天井から熱気を排出することで、効率的な空気の流れを作れます。

KEYNICEの自動首振り機能を使って、風がピンポイントに当たり続けるのを防ぎつつ、体全体が涼しく感じられます。

おまけ:わが家の熱帯夜対策


ここでは、扇風機以外で、わが家が実践している熱帯夜対策をご紹介します。

大容量ポータブル電源でエアコンの電源の確保


大容量ポータブル電源

わが家では「ALL Powers R4000+」という大容量ポータブル電源を、エアコン専用の電源として車内後部に搭載しています。

活用方法
・サブバッテリーの容量が少ないときは、「ALL Powers R4000+」から直接エアコンに接続して稼働させます。
・一方で、サブバッテリーを使ってエアコンを稼働させているときは、「ALL Powers R4000+」をソーラーパネルで充電。
・また「ALL Powers R4000+」使用中にサブバッテリーを走行充電するなど、両者をうまく使い分けて「電力をやりくり」しています。


ALL Powers R4000+の詳細はこちら


運転席と車内を仕切る断熱仕切りカーテン


真夏の運転席は、とんでもなく暑くなります。

この熱気が車内に流れ込むと、いくらエアコンを頑張らせてもキリがありません。

とくに、カムロードベース車両は、運転席と助手席のシートの真下にエンジンがあるため、床下からの熱も強烈です。

断熱カーテン

わが家では、H&Gfactory製の「断熱仕切りカーテン」を使用して運転席の熱をシャットアウトしています。

さらに、贅沢に2枚重ねで使用しています。

この断熱仕切りカーテンは、標準装備のものより圧倒的に断熱効果が高く、夏だけでなく冬の断熱対策としても非常に優秀です。

H&Gfactoryでは、マックスファン用の断熱カバーなどもありますので、ぜひチェックしてみてください。

詳細はこちら▷H&GFactory

運転席の窓にシェードを装着


運転席の窓からの直射日光は、運転席が地獄のように暑くなり、車内温度の急上昇を招きます。

キャンピングカーの窓にシェードを装着

そこで、わが家では、AIZU製のマルチシェードを貼り付けて遮熱対策をしています。

「たったこれだけで効果があるのか?」と思われるかもしれませんが、体感的にはかなり効果があります。

しかも、冬場は冷気を遮断してくれるので、年間を通じて活躍してくれるアイテムです。

筆者が使用しているのは断熱性能が高いことから、かなりおすすめです。



※扇風機の操作方法などは、ちょぴこ北の暮らしchで紹介していますので参考にしてください▽


まとめ~夏のキャンピングカー車中泊を快適にする扇風機活用術~


夏のキャンピングカー車中泊を快適に過ごすためのコツは、「風の流れをどう作るか」に尽きます。

2種類の扇風機使い分けのポイントは2つ。

・HAGOOGIの扇風機は「風のパワフルさ」を利用し、エアコンの冷気や、外気をしっかりと動かす用途に特化。
・KEYNICEは、小型軽量で設置の自由度の高さを利用し、直接身体にやさしい風をピンポイントで当てる用途に特化。


たったこれだけで、快適性と省エネを両立できます。まさに一石二鳥ですね。

真夏の車中泊ライフに取り入れてみてはいかがでしょうか。

たかさん

32年間勤めた裁判所を早期退職し、「好きなことをしながら自由に生きる道」へシフト。 現在はYouTuber兼Webライターとして活動中です。 北海道を拠点に、愛車クレアとともに夫婦でキャンピングカー旅を楽しみながら、全国を気ままに巡る日々。 Webライターとしては、キャンピングカー旅の魅力やノマドワークなど自由な働き方について発信していきます。