快適な旅のために!キャンピングカーならではの定期チェック
外部充電
もし気候のよいところにお住まいなら、オフシーズンでも自宅に駐車しておくだけでソーラー充電が頼りになるでしょう。
一方の私は寒冷地に住んでいるので、冬のあいだはまったく太陽が当てになりません。
しかも冬場には道路条件も悪化し、ほとんど旅に出なくなるため、ついついバッテリーを「ほったらかし」にしてしまいがちに。
使わなくても少しずつ自然放電することが予想されますし、過放電になるとバッテリーの性能は大幅に低下します。
定期的に自宅のコンセントにつないで外部充電することも忘れられないメンテナンスです。
その場合、自分は家の中にいるわけですが、皆さんは「充電中である」ということをどのように覚えていますか?
運転席から離れた車体後部にあることも多い外部電源コネクタ。
自分以外の家族が車を発進させようとして、ヒヤッとしたことはありませんか?
特に地方では、すぐ近くのコンビニエンスストアに行くのにも車移動です。
車で出かける、という行為へのハードルが都市部よりもずっと低く、「ちょっと行ってくる!」と勢いこんで車に乗り込むこともしばしば。
私は自分の性格上「いつか必ずコードをつないだまま発進させそう」と思っているので、充電中は運転席に赤く目立つゴム小物を置いています。
ビンのふたなどを開ける便利グッズなのですが、外部電源コネクタのキャップが固まってしまったときにも役に立つため一石二鳥!
出かける前のチェック
最後に、実際に出かける前の準備です。
タイヤの空気圧チェック、ウィンドウォッシャー液の補充などの日常点検はキャンピングカーであってもなくても同じですね。
特に車重のある大型キャブコンの場合は、タイヤ周りの点検は事故防止のためにも最重要事項でしょう。
ここにキャンピングカー独自の装備として、サブバッテリーの充電と電圧のチェック、ソーラーパネルの発電量チェック、水タンクの補充などが加わります。
ディーゼル車の場合は、旅先での尿素水(AdBlue)の不足もピンチ。
警告表示はだいぶ早めに出るかと思いますが、長旅の場合は計画的に補充したいところ。
お恥ずかしい話ですが、車の構造に関する私の知識はかなり怪しく、大部分がディーラー頼り。
キャピングカーの場合、車をビルドアップしてくれるビルダーとは別に、トヨタや日産といったベース車両のディーラーがいることと思います。
法定点検から塗装、洗車、タイヤ交換まで身近なディーラー1カ所に集約してこまめに通う、というのが私のメンテナンス術といえるかもしれません。
個々の工賃でいったらガソリンスタンドやカー用品店の方が安くても、近しい関係になることで安心を買っている、というところです。
ここまでくれば、あとは荷物のチェックを残すばかり。今回のテーマからは外れるので詳細は省きますが、私の場合うっかり忘れ物をしやすいのがカセットガス!
炎天下のダッシュボードなど、高温になる場所へのカセットガスの放置は厳禁です。
車の構造によっては家具の中など冷暗を保てる場所もあるかと思いますが、私はなるべく車内に残さないようにしています。
使いかけのシングルバーナーくらいは置いておくけれども、予備は積んでおかない、といった具合です。
そのため外出先で「ガスがない!」と気づくことも。
とはいえ、日本では外出先で買えないもの、補充できないものはほとんどないですし、私自身も心の底から困ったという経験はありません。
準備が整ったら、最後に期待と冒険心をつめて出発しましょう!