運転中に体調が悪くなったらどうする⁈実際に看護師が車に備えているグッズや対策をご紹介します
ドライブ中に車酔いや、頭痛、腰痛などの体調不良になったことはありませんか?
「救急車を呼ぶほどでもない…。」と思いつつも、そのまま放っておいていいものなのか不安になる方もいるのではないでしょうか?
また、せっかくの車旅なら早く回復させたいと思いますよね。
そこで今回は万が一車旅や運転中に体調不良になった際の対応策や、車に備えておくと安心なグッズをご紹介したいと思います。
すぐに救急車を呼ぶべきな症状
運転中の体調不良にはしばらく様子を見てていいものと、緊急なものとに分かれます。
すぐに救急車を呼んだ方がいいケースの症状は主に下記ですが、『いつもと違い命の危険がある気がする』と思ったらすぐに車を道路の隅に寄せて止め「119」に迷わず電話しましょう。
【救急要請した方がいいケースの例】
・頭痛の後に意識がもうろうとする
・痙攣が止まらない、止まっていても意識がもうろうとしている
・突然の頭痛に手足の片方だけ痺れ、動かしにくくなる
・突然ろれつも回らなくなり喋れない
・突然周りが二重に見える
・突然立てなくなる
・急な呼吸困難
・胸や背中が2〜3分ほど動けなくなるような締め付けられるような痛みや、圧迫感があり、冷や汗をかいたり、動悸がしたりする
・突然血を吐く
・食べ物を詰まらせてしまい呼吸が困難なとき
運転中はGPS機能をONに!
ドライブ中の緊急事態に急いで救急車を呼ぼうとしても現在地が分からなければ到着までに時間を有してしまいます。
そこで役立つのがスマートフォンに搭載されているGPS機能(衛星利用測位システム)です。
GPS機能をONにした状態であれば、住所が分からない場合や、万が一1人で運転している最中に言葉が出ないほどの体調不良に襲われた場合、喋らなくてもある程度の現在位置を示すことができます。
また万が一言葉が出ない場合は、「あー」や「うー」など最低限の声を出し、受話器を叩いて音を出して緊急事態を伝えることが大切ですよ。
運転中に体調不良になったらまずどうする?
運転中に少しでも体調に不安を感じた場合は、車をすぐに安全な路肩に停めることが大切です。
もし上記のような緊急性が高い症状の場合は迷わず救急に連絡しましょう。
緊急性はないものの、高速道路や有料道路で車を停める場合は他の車の安全も考慮し、道路管理者に連絡しておきましょう。
救急車を呼ぶ?病院に行く?様子を見る?万が一迷ったそのときは…
万が一体調不良を患った場合、緊急性があるのか分からず不安な際は「#7119」に電話してみましょう。
「♯7119」は24時間・年中無休で救急相談医療チームが救急の相談や症状に合わせた近くの医療機関の案内をしてくれるサービスです。
「#7119」が該当する県は限られていますが、地域によっては似たような相談窓口を設置しているところもあるので、車旅の前には必ず確認しておくと安心ですよ。