これは便利!使い込んで感じた「キャンピングカー に装備して良かったもの」と使用上の注意点
そろそろ夏も終わりの雰囲気になりつつある今日この頃。
キャンピングカーの装備を点検して、次のシーズンに備える時期でもあります。
装備品の多くは、最初から使いこなせるものは少ないのだと思います。
例えばサイドオーニングは雨や日照りを避けるひさしの効果があることは想像できますが、フッキングレグが重宝する理由までは使用してみないと分かりません。
今回はそんな、使い込んだからこそ実感した『装着してよかったもの』を使用上の工夫と注意点、メンテナンスナンス方法などもあわせてご紹介します。
目次
サイドオーニング
サイドオーニングでプライベート空間を作る
サイドオーニングは日除け雨除けに便利で、おすすめ間違いなしのアイテムです。
私の使い方としては、プライベート空間の確保でもサイドオーニングを活用しています。
最近ではRVパークが各地に開設され、車中泊もしやすくなりました。
そんなRVパークで隣のキャンピングカーの方と和気あいあいとなれば旅の楽しみは倍増しますが、毎回、気の合う方々が隣に来られるわけではありません。
また静かに音楽や映画でも視聴してゆっくり過ごしたいというときもあります。
そんな時は声を掛けられない工夫が必要で、私の場合はサイドオーニングを設営する時に、カモフラージュネットを張って、プライベート空間を作ります。
カモフラージュネットの良いところは、完全に目隠しができるわけでなく、外が見える程度の間仕切りができるところです。
アウトドアで遊びをしようと思う方に完全な閉塞は馴染まないと思います。
これは私の感覚ですが、そんなであれば「家に居なさい」と言われるのではないでしょうか。
ですから、程よく隣接する方と距離をとる方法としてサイドオーニング+カモネットを活用しています。
また、冒頭の重宝するとご紹介した「フッキングレグ」は、傾斜やアスファルトなどでスタンドを固定できないときに車体に固定することが可能です。
キャンプ場のテントサイトで少し移動したいときにも、いちいちサイドオーニングをしまう必要がなく、とても便利ですよ。
※カモフラージュネットはアマゾンで購入
サイドオーニング、雨の日の工夫
サイドオーニングの雨よけ効果は非常に便利ですが、難点は雨がキャンピングカーの車体とサイドオーニングの隙間から伝い漏れることです。
FIAMMAの場合、ラバーのレインガードが純正オプションとして設定されていますが、私は雑巾にラップを巻いて代用しています。
ラップを巻くと雨水が染み込まないので、伝い漏れることがありません。
メンテナンスの要点
サイドオーニングの動きは大雑把に、車体に装着した「ケース」から「キャンパス地」を出し入れするものですが、キャンパス地に泥などの汚れが付着したり、部品の溝に枯れ葉などが付くと、キャンパス地をケースにうまく巻き取れない、ケースにうまく収まらないなどの故障につながります。
また、うまくケースにキャンパス地が収まったとしても、汚れや異物があれば、カビの発生原因にもなります。
サイドオーニングの格納時は、キャンパス地の汚れや異物の侵入に注意が必要です。
汚れと異物は現地で排除して、キャンパスが濡れた状態であれば乾かしてからケースに格納するようにしています。
オートステップ
オートステップが乗降の勾配角度を緩やかにする
キャンピングカーの装備の中でも、私の一押しはオートステップです。
我が家のキャンピングカーはキャラバンベースのバンコンタイプ。
スライドドアを開けると車内には小さなステップがあるのですが、足を置くには幅が狭く不安定になります。しかし車高があるため、ステップ飛ばしての乗降も難しい……。
オートステップは乗降しやすくなるのはもちろんですが、さらに靴を一旦オートステップに置くことで、土や砂を落として乗り込むことができます。
特に泥や砂が靴につきやすい雨の日は、居住空間が汚れず非常に便利です。
また、オートステップは私たち人間だけではなく、愛犬の乗降のアシストにもなっています。
縁石への幅寄せは注意
オートステップは、出す時に障害物に当たると自動的に戻るようになっています。
これは安全装置の反応なので非常時の作動として必要ですが、幅寄せをする際には、オートステップを出しても当たらない距離を心がける必要があります。
機械的には、ダメージを受けていると言えるので、不要なメンテナンスが発生しないようにしたいものです。
メンテナンスの要点
ディーラーによると、オートステップの故障の多くは、モーターのギアが欠けることが原因なのだそうです。
日頃からステップに乗った時のガタつきや、格納状態からスムーズにステップが出ているかを確認することがメンテナンスの要です。