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20代から購入しても損はなし?!キャンピングカーオーナーになった理由とホンネ

過去10年以上にわたって人気が高まっているキャンピングカーですが、2020年は新型コロナウイルス感染症が広がる中でも前年度に比べて10%ほど販売台数が伸びたそうです。
私たち夫婦がキャンピングカーを購入しようと考えたのは2018年で、私自身はまだ20代。
キャンピングカーといえば定年された方がのんびりと旅行するために購入するものだと考えていましたが、購入を検討すればするほど、「わが家の場合は早ければ早いうちに買った方がメリット多いのでは?」と思うようになり、長男が産まれて早々に購入しました。
そこで今回は20代で購入を決意した理由と、実際に使用してから感じた購入して良かった点と大変だった点についてリアルなホンネをご紹介していきます。
キャンピングカーの購入を検討している方は参考までに読んで頂ければ幸いです。
若者のキャンピングカー利用者が増えてる?!

一般社団法人日本RV協会の調べによると、年々若い世代のキャンピングカーへの関心が高まっており、2020年ではキャンピングカーのレンタル利用世代は40代が32.0%と最も多いものの、前年度比における増加率では20代がトップとなっていたとのこと。
実際SNS上でも、若い世代の方々がキャンピングカーを利用してリモートワークを行ったり、他者との密を避けながらアウトドアや旅行を楽しんだり、自分たちで車をDIYしてバンライフを楽しむ方が増えている印象があります。
ペット連れならではの『旅行問題』

私たち夫婦は出会う前から、お互い諸事情にて現在の愛犬達を引き取って暮らしており、遠出などができない日々でした。
それが結婚をしたことで愛犬が3匹になり、より一層旅行がしにくい状況に…。
もちろん多頭飼いOKなホテルや旅館もありますが、予算オーバーな場所ばかり。
そのうえ、せっかく旅館に泊まっても「吠えずに大人しくしてくれるだろうか」「ホテルや旅館のものを壊さないか」などの心配も尽きないことが容易に想像できていたので、旅行は日帰りできる程度の距離だけでした。
その点、多頭飼いのわが家でも安心して旅行やドライブを楽しめるのはキャンピングカーの魅力であり、決め手の一つとなりました。
キャンピングカーに抵抗がない夫婦

主人は「キャンピングカー=憧れ」という認識が小さい頃からあったそうなので、私が国道を走るキャンピングカーに興味を示した瞬間、目が輝き始めたのは今でも覚えています。
そんな私はキャンピングカーには興味がなかったものの、車の中で過ごすのが好きで、よく布団や食料を持ち込んでは車中泊を楽んでいました。
そのため、女性ではありがちな『車で寝ることに対する抵抗』は一切なく、むしろキャンピングカーの存在を意識してからはワクワク感が止まりませんでした。笑
長男の妊娠

長男を妊娠した際、車問題に直面。
それまでは後部座席に愛犬3匹を乗せていましたが、子供が産まれればチャイルドシートにベビーカーも乗せなくてはならず、ますます愛犬達と車で出かけることも難しくなります。
車体が大きなワンボックスカーを購入する手もありましたが、「旅行」することを想定すれば、やはり居住空間が優れたキャブコンタイプのキャンピングカーの方が適していると感じました。
災害時の避難対策として
2010年〜2020年まで日本では数多くの災害や震災に見舞われました。
幸いに私たち夫婦は直接被害には合ってはいませんが、災害看護にも携わったことのある私自身、避難場所での生活の過酷さや辛い現実も目にしてきました。
そのため、万が一のときでも家族や愛犬とともに過ごせる空間を確保できるキャンピングカーはまさに私の理想とする避難形態でした。
早い時期に買えばそれだけ長くキャンピングカーを家族で楽しめる

キャンピングカーを購入する時期として多いのは「子供がキャンプを楽しめるくらいに大きくなったら」や「子育てがひと段落ついた頃」、「定年後」などのが多いと思います。
しかし、子供がある程度大きくなった時にキャンピングカーを購入しても、数年後には友人や部活、1人の時間を大切にするようになるため、子供と一緒にキャンピングカーを楽しめる期間は限られてしまいます。
また、子育てが終わっていざ購入しようと思った時期は「親の介護」に直面している可能性があります。
子育ても大変ですが、医療者の私としては介護の大変さも十分理解しているので、子育てが終わってから購入することがベストとは考えられませんでした。
また、シニア世代になってからの購入は持病や長時間の運転に伴う身体への負担が心配です。
いろいろ悩んだ結果、いつの時代に購入してもなんらかのメリットやデメリットが発生することに気づき、「それなら家族で長くキャンピングカーを楽しむために、早めに買ってしまおう」という結論に至りました。
若いうちに購入して良かったこと
すでに家族との思い出がたくさん!

キャンピングカーを購入して3年が経ちますが、キャンピングカーを通してできた家族との思い出は山程あり、写真のデータも驚くほど溜まっています。
その写真を見返すと大半はキャンピングカーの中や出かけた先での一枚。
成長速度が早く、吸収力の多い0歳〜3歳までの貴重な時期のほとんどがコロナ禍ではありましたが、密を避けて移動できるキャンピングカーを使って数多くの思い出が作れたのは良かったです。
子育てが楽しい!

初めての出産に、初めての育児。
お互い地元から離れて暮らしているため、両親には頼れず友人も限られます。
普通であれば産後うつになってもおかしくない状況でしたが、キャンピングカーを使って気兼ねなく育児や気分転換でき、子育てがとても楽しく感じました。

現在次男も産まれ、大変なことももちろんありますが、「乳児ママのお出かけあるある」の『授乳やオムツ替え問題』や『離乳食問題』『お昼寝問題』などはキャンピングカーで全て解決できるので、行動範囲も広がっています。
そして何より、まだ小さな子供達でもキャンピングカーに乗るとずっとご機嫌!
まさに親にとって嬉しすぎる子育てツールです。
親になっても夢中になれる夫婦共通の趣味が増えた

子供を持つと子育てに夢中になり、自分の趣味や夫婦の時間は後回しになりがちだと思います。
しかしわが家はその逆。
もともと道の駅巡りやカフェ巡り、ドライブが好きな2人でしたが、キャンピングカーを購入してからは今までできなかった旅行や長時間ドライブが叶えられ、キャンピングカーを購入してからハマったキャンプなど、どんどん夫婦の共通の趣味が増えていきました。
仕事へのモチベーションに繋がった

若い子育て夫婦にはキャンピングカーの車体価格や維持費は本当に痛手です。
わが家は中古車ですが、それでも450万。
中古車なのに全然安くはありません。
しかし「結婚式+ハネムーン費用+新車費用」と考えれば、利用価値の高いキャンピングカーは決して高すぎる買い物とは断言できず、むしろ「働けるうちは仕事も頑張ろう!」というモチベーションにもつながりました。
次のページ⇨ 20代で購入して大変だったことを紹介します!
若いうちに購入して大変なこと

これは一択で、維持費や車体価格を含めた「費用」です。笑
若いうちに購入したことで良かった点はたくさんありますが、大変な面としてはこの費用面以外は今のところでありません。
以前にもご紹介しましたが、わが家が以前使用していた車と比べると、増えた維持費は約2割程度です。
その分を貯金できれば…と思う時もありますが、増えた維持費以上に何かを我慢し節約してみたり、話題のポイ活をしてみたり、仕事を増やしてみたり、家計を見直したりと以前以上に倹約し、やりくりするようになりました。
迷うくらいならレンタルキャンピングカーという手段
若い世代に限らず各年代の方にとってもキャンピングカーは大きな買い物です。
なかには軽キャンピングカーなどの比較的購入しやすいものもありますが、それでも決して安くはありません。
実際に購入してから「こんなはずじゃなかった」とならないよう、もし現在購入に迷っている方はまずはレンタルキャンピングカーを何度か利用するのがオススメです。
ぜひ皆さんもキャンピングカーを使用して、楽しい思い出を作ってみてはいかがでしょうか?