ドライバー必見!看護師おすすめの眠くなりにくい市販薬~花粉症・頭痛や腰痛、風邪の時に~
車旅で備えていると安心な常備薬ですが、薬に含まれている成分によっては眠くなる作用のものもあり、車を運転する人は特に注意が必要です。
そこで今回は、春の時期から悩まされることの多い「花粉症の薬」や頭痛や生理痛、長時間の運転による腰痛などの症状に効く「解熱鎮痛剤」、そして「風邪薬」の中でも特に眠気が起こりにくいおすすめの製品をいくつかご紹介していきます。
ドライバーはもちろんのこと、小さなお子様でも服用できる市販薬もご紹介していますので、参考にしてみてください。
また、個人や現在服用している薬との飲み合わせによってはアレルギーや副作用が強く出る場合もあるので、薬剤師または登録販売者の説明を聞いてから購入するようにして下さい!
目次
眠くなりにくい「花粉症の薬」
花粉症の薬で眠くなるのはなぜ?
花粉症はある特定の花粉が体内に入ることでアレルギー反応を起こし、鼻水や目の痒み、くしゃみなどの症状が現れます。
その症状を抑える薬が「抗ヒスタミン薬」です。
しかしヒスタミンは通常、覚醒や集中力において必要な物質でもあるので、脳の細胞でヒスタミンの作用が抑えられると眠気を生じてしまいます。
花粉症にはどんな種類の薬がある?
花粉症の症状を抑える抗ヒスタミン薬は大まかに3種類に分けられます。
【第一世代抗ヒスタミン薬】
脳へ直接作用する成分を多く含み、強い眠気や判断能力の低下、口渇や便秘などの副作用が起こりやすいのが特徴です。
【第二世代一期抗ヒスタミン薬】
副作用が強い第一世代を改善するために作られたのが第二世代抗ヒスタミン薬です。
即効性こそ劣りますが、抗アレルギーの作用が増えた上に眠気が起こりにくく、成分によっては気管支喘息にも適応を持つものもあります。
【第二世代二期抗ヒスタミン薬】
第二世代二期抗ヒスタミン剤は脳に影響する鎮静作用を軽減させ、比較的眠気が少ないものが多いのが特徴です。
しかし眠気が出る場合もあるので、購入時は眠気に対する注意事項があるかどうかを確認することが大切です。
眠くなりにくいおすすめの花粉症の市販薬
花粉症の薬の中でも特に眠気が起きにくいおすすめの市販薬をご紹介します。
(1)アレグラFX
アレグラFXは、第二世代抗ヒスタミン成分「フェキソフェナジン塩酸塩」を配合し、内服後に眠気が起きにくく、空腹時でも服用できる鼻炎薬です。
速攻性においては第一世代よりは劣るので、花粉症が酷い方は早めに飲み始めることも大切です。
また、通常鼻炎薬は15歳以上でなければ服用できない薬が多い中、アレグラFXは7歳以上のお子様が服用できる商品も発売しているので、家族で車旅を楽しみたい方にもオススメです。
(2)アレルビ
「アレグラFX」と同じ第二世代抗ヒスタミン成分「フェキソフェナジン塩酸塩」を配合した鼻炎薬です。
よくCMや広告で目にする「アレグラFX」と比べて認知度の低い「アレルビ」ですが、成分や効果はほとんど一緒。
宣伝費用が少なく、市販薬のジェネリック薬ともいえるので、購入価格は「アレグラFX」よりも割安で手に入るのが嬉しいポイントです。
(3)クラリチンEX
クラリチンEXは、第二世代抗ヒスタミン成分の「ロラタジン」を含むアレルギー専用鼻炎薬です。
眠くなりにくく、アレグラFXやアレルビが1日2回内服しなければならないのに対して、クラリチンEXは1日1回の服用で長く効き目が続くのが特徴です。
また、空腹時に内服すれば効果が弱まってしまうので、食後に内服することも大切なポイントです。
(4)ツムラ漢方 小青竜湯エキス顆粒
体を温めて体内の余分な水分を取り除き、鼻炎の症状を改善する漢方薬。
眠たくなる成分は入っておらず2歳から服用が可能です。
花粉症によって透明でサラサラとした鼻水が止まらない方やくしゃみや鼻づまりが辛い方におすすめですよ。
点鼻薬や点眼液も併用すると効果的!?
眠くなりにくいとされている花粉症の薬のほとんどは即効性に欠けてしまいます。
そこですぐに症状を改善したい方にオススメなのが点鼻薬や点眼薬。
即効性の高い第一世代抗ヒスタミン薬は飲み薬として服用すれば眠気や注意力の低下などの副作用が現れますが、点鼻薬や点眼薬であればその心配はほとんどありません。
即効性を重視するのであれば「クロルフェニラミン」の成分が入った製品がオススメです。
しかし血管収縮剤の作用があり、使い過ぎると逆効果となってしまうので、用法・用量をきちんと守ることが大切です。
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