目次
車中泊での花粉症対策〜準備編〜
花粉シーズンでも楽しく車中泊や車旅を過ごすためには、出かける前から花粉症対策の準備をしておくことが大切です！
花粉症の症状が酷い場合は事前に病院へ受診しておく
現在5人に1人は花粉症を自覚しているといわれるほど、多くの方が花粉症に悩まれています。
軽い症状であれば市販の薬などでも対応できますが、頭痛や睡眠不足など日々の生活や運転に支障を来たすような強い症状が続いている方は、まずは病院でご自身に合った治療法を見つけるのがおすすめです。
病院の受診場所としては、症状に合わせて耳鼻咽喉科や内科、眼科、子供の場合は小児科でもみてもらえますが、花粉症の症状が酷い場合は専門医のいる「アレルギー科」もおすすめ。
治療方法としては、薬物療法から手術療法、舌下免疫療法などがあり、ご自身に合った方法を見つけ、薬を処方された場合は車旅中も忘れずに持参するようにしましょう。
花粉に負けない身体づくり
車旅の前から「疲れやすい」「寝不足」「やる気が起きない」「ストレスを抱えている」などの自覚症状がある場合は免疫力が落ちている可能性があります。
免疫力が低下している状態では、わずかな花粉にも過剰に反応してしまうので、日頃から適切な運動や質の良い睡眠、バランスの良い食事を摂り、花粉症を発症しにくい身体作りをするのがポイントです。
また、乾燥肌や肌荒れしてる方は皮膚のバリアが弱まっている状態で皮膚から花粉を吸収しやすくなってしまうので、普段から保湿ケア等行うことも大切です。
高機能エアコンフィルターに交換する
カーエアコンフィルターは消耗品のため、最低でも1年に1度は交換するのがおすすめ。
カーエアコンフィルターを交換しないまま放置してしまうと、カビや雑菌が繁殖してニオイの原因になるだけでなく、さまざまな呼吸症状を引き起こす原因にもなりかねないので注意が必要です。
カーエアコンフィルターはさまざまなメーカーから販売されていますが、花粉症が心配な方はぜひ高機能タイプのものを選びましょう。
筆者は花粉シーズンが到来する2〜3月頃に花粉をシャットアウトしてくれる高機能タイプのカーエアコンフィルターを選ぶようにしていますが、同じ商品でも品番によって適合する車種は異なるので、車種・年式・型式と照らし合わせる必要がありますよ。
花粉の飛散状況をチェックする
花粉症対策の基本として「できるだけ花粉に触れない」ことがポイント。
日本気象協会などのサイトでは花粉飛散情報を得ることができるので、花粉の飛散が少ない地域を目的地にしたり、花粉の飛散が少ない日付を狙って車旅に出かけるのがおすすめです。
日本気象協会のサイトはこちら
車中泊の花粉症対策〜当日編〜
車中泊での花粉症対策の大切なポイントは「寝泊まりする車内に花粉が入り込むのを最小限にする」ことです。
そこで、筆者も実践中の車中泊での花粉症対策を「車内設備・大人・小さな子供・愛犬」の4つに分けてご紹介していきます。
車内設備における花粉症対策は？
車内に出来るだけ花粉を入れ込まないためには窓やドアの開け閉めを最小限にすることが大ポイントです。
しかし定期的に換気をしなければ、車内に二酸化炭素が溜まって眠気を引き起こし、運転に支障を来たしてしまいます。
そこで、運転中はカーエアコン（高機能カーエアコンフィルターを搭載）を外気導入にしておきましょう。
「外気導入だと花粉が入ってくるのでは？」と心配になる方もいるかもしれません。
しかし、フィルターをきちんと交換しておけば花粉が車内に入り込む心配はほとんどなく、キャンピングカーにマックスファンを搭載している場合は排気モードにすると、より効果的に換気できます。
もし花粉症が酷い場合や愛犬、小さなお子さんがいる場合は、少しでも車内をクリーンな環境にするために、空気清浄機を車内に搭載するのもおすすめです。
コードレス空気清浄機参考はこちら▷花粉症対策にも！キャンピングカーで使えるコードレス消臭・空気清浄機5選
車中泊中におすすめな花粉症対策
大人の方が車中泊する際は以下のような花粉症対策がおすすめです。
筆者が以前、花粉症対策としてご紹介したアイテムとも照らし合わせながらぜひ試してみてくださいね。
車旅したいけど花粉症がつらいという方！！オススメなアイテムの記事はこちら
【大人の方におすすめな花粉症対策】
・洋服をツルツルとした素材のナイロンやポリエステル素材の服を選ぶ
・縁のある帽子をかぶり、髪が長い場合は束ねる
・アウターは折りたたみ可能なものを選び、脱いだ後はコンテナなどに収納する
・サングラスやメガネを装着する
・マスクをつけて、鼻と口元を隠す
・女性はスッピンではなく、化粧する（リキッドよりもパウダーがおすすめ）
・花粉ブロックスプレーを使用する
・車内に入る時はコロコロなどの粘着ローラーを使って服や帽子についた花粉を取る
・入浴は花粉のピークを過ぎた夜に入る
・車内をこまめに掃除する
・車旅中はストレスを溜めないために、時間に余裕をもった計画を立てる
・お酒の飲み過ぎに注意して、しっかり寝る！
車中泊中実践！小さな子供のための花粉症対策
大人よりも対策が難しい年齢の子供を持つご家庭におすすめの、車中泊での花粉症対策をご紹介していきます。
【小さな子供におすすめな花粉症対策】
・肌の露出を少なくし、アウターにツルツル素材のナイロンやポリエステル製のものを選ぶ。
（フード付きの場合は花粉が溜まらないように被らせる）
・縁付きの帽子をかぶる
（かぶれない場合はゆっくりブラッシングする）
・目の周りや鼻先にワセリンを薄く塗る
（ワセリンで荒れないことを事前に確認した後）
・肌をたっぷり保湿する
・子供用の花粉ブロックスプレーを使用する
・寝る時に鼻水、鼻詰まりの症状があれば、ヴェポラップを塗ったり、温タオルで鼻元や胸を温める
愛犬におすすめな花粉症対策
アレルギー体質の愛犬をお持ちの方は動物病院でアレルギー検査をすることも可能です。
しかし、よほど重症でない限りする必要はないと判断され、検査費用も高額になりやすいのでおすすめはできません。
そのため、花粉症なのかどうか判断しにくいケースが多いですが、何らかの皮膚症状がある場合は皮膚炎が悪化しないためにも、ぜひ車中泊中に以下のことを取り入れてみてください。
【愛犬におすすめな花粉症対策】
・事前に動物病院でお薬を処方してもらい、体質に合ったフードや保湿剤を見つけておく
・ナイロンやポリエステル製などのツルツルした素材の袖付きウェアを着せる
（静電気防止加工のウェアもおすすめ）
・お散歩は花粉の飛散が少ない朝や夜にする
・花粉の飛散が多い日や時間帯は室内ドッグランやドッグカフェを利用する
・外に出た後は優しくブラッシングし、足や体、耳を低刺激のウェットティッシュで拭く
・ペットカートやペットキャリーバッグを利用する
花粉シーズンも家族で車中泊を楽しもう
いかがでしたでしょうか？
車旅が出来る機会があっても花粉症だからといって外出を我慢し続けるのは辛いですよね。
ぜひ今回ご紹介した内容を参考にして、花粉シーズンでも家族みんなで車中泊や車旅を楽しんでみてくださいね。