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大容量バッテリーでエアコン使用が可能!愛犬と一緒の旅ならATV群馬「RSドギー」

RSドギー ATV群馬 タウンエースベース

愛犬家の声に耳を傾けたATV群馬「RSドギー」


家族同然の存在として、私たちの生活に欠かせないペット。

とくに好奇心旺盛で、飼い主と一緒ならどんな場所でも楽しめる犬は、キャンピングカー旅の最良の相棒といえます。

犬を連れて旅する人が求めているのは何か、ユーザーの声を丁寧に拾って作られたのがATV群馬「RSドギー」です。

愛犬家には説明するまでもありませんが、ドギーとは親しみを込めて犬を呼ぶ、「わんこ」「わんちゃん」のようなニュアンスの言葉。

キュートな肉球のロゴマーク、エアコン稼働を可能にした大容量バッテリー、各所に設けられたリードフックなど、「犬とその家族」をとことん考えて作られたRSドギーを見ていきましょう。

RS Doggy(アールエスドギー)
ビルダー:ATV群馬(有限会社根岸プランニング)
タイプ:バンコン
ベース車両:トヨタ・タウンエース
乗車定員:4名
就寝定員:2名
全長:4,090mm
全幅:1,660mm
全高:1,980mm
ナンバー:8ナンバー
参考価格:税込348万円~(2WD AT)
公式サイト:ATV群馬 HP



タウンエースに8ナンバー基本装備を搭載


ATV群馬のタウンエースベースのバンコンキャンピングカー「RSドギー」の外観

フル装備のプレミアムキャンピングカーから手軽な軽キャンパーまで、RS(Room Style)シリーズを手がけてきたATV群馬。

RSドギーのベース車両に選ばれたのは、同社初だというトヨタのタウンエースです。

8ナンバーの要件を満たすベッドと水道設備を基本とし、好みの装備をオプションで追加するスタイルを採用しました。

ATV群馬のタウンエースベースのバンコンキャンピングカー「RSドギー」の真横から見た外観

ただし、標準でカロッツェリアの人気カーナビ「楽ナビ」を備えている点は注目です。

カロッツェリアでは、走行中の車内をオンライン化する「クルマWi-Fi」を展開。

オプションでフラッグシップモデル「サイバーナビ」への変更も可能で、車内でストリーミング動画などを楽しめるようになります。

分割マットが便利なダイネット


後席には2名乗車が可能な横向きシートを配置。

冷蔵庫(オプション)や電子レンジ(オプション)の上部空間を有効に活用している点がユニークです。

ATV群馬のタウンエースベースのバンコンキャンピングカー「RSドギー」のシートアレンジ

休憩時には向かい側のベンチシートと合わせ、対座に近い着席スタイルが可能です。

ATV群馬のタウンエースベースのバンコンキャンピングカー「RSドギー」のエントランス

ペットのため段差のないフラットな空間がよければ、お座敷スタイルにしておくのもよいでしょう。

ATV群馬のタウンエースベースのバンコンキャンピングカー「RSドギー」の車内のリードフック

車内各所にはリードフックが設けられ、ペットの安全確保に役立ちます。

ATV群馬のタウンエースベースのバンコンキャンピングカー「RSドギー」のシートアレンジ

ベッドマットは個別に着脱できるため、一部だけ床を出して足を降ろすなどのアレンジも可能です。

オプションでさらに快適化できるベッド


ATV群馬のタウンエースベースのバンコンキャンピングカー「RSドギー」の車内をフルフラットにシートアレンジした様子

全面にマットを敷き詰めれば、大人2名が就寝可能なフルフラットベッドに。

ATV群馬のタウンエースベースのバンコンキャンピングカー「RSドギー」のベッドマット

丁寧な縫製で仕上げられた高級感のあるベッドマットが印象的です。

ペットがいるとファブリックの傷&汚れが気になりますが、素材やカラーは変更OK。

汚れに強いサンゲツのアクアクリーン生地をオプション選択することも可能です。

窓にはオプションでマグネットタイプのシェードを装着でき、遮光・断熱・プライバシー保護に役立ちます。

同じくオプションで、運転席上部にフロットモビール製のオーバーヘッドシェルフを設け、ラウンドカーテンを装着することができます。

運転席と居室を直線的に仕切るカーテンに比べ、室内が広く感じられるのが魅力です。

家電の配置が考えられたギャレー


ATV群馬のタウンエースベースのバンコンキャンピングカー「RSドギー」の水道設備

8ナンバー登録に必要な水道設備は標準装備。

加熱調理はカセットコンロで行いますが、オプションで電子レンジの追加も可能。

家庭ではペットのごはんを手作りしている人も多いことから、家で作って持参したものを解凍したり、その場で作ったりできるようになります。

ATV群馬のタウンエースベースのバンコンキャンピングカー「RSドギー」の車載冷蔵庫

冷蔵庫は省エネながら、十分な冷却力をもつ車載タイプがオプションで用意されています。

ATV群馬のタウンエースベースのバンコンキャンピングカー「RSドギー」のシート下に設置された電子レンジ

電子レンジ、冷蔵庫は前述のとおりシート下に収納。

必要なときだけシートを持ち上げて冷蔵庫の中のものを取り出せる配置で、使用頻度とのバランスが考えられています。

キャビネットには折りたたみテーブルがついており、調理時に展開できます。

最大400Ahのポータブルバッテリーシステム


ATV群馬のタウンエースベースのバンコンキャンピングカー「RSドギー」のシート下に格納されたポータブル電源

オプションとなりますが、電源には「Jackery(ジャクリ)ポータブル電源1000Plus」を採用。

拡張バッテリーを3個まで追加可能で、最大400Ahの大容量となります。

これはタウンエース・バンコンでは異例ともいえるボリューム。

バッテリーはスマートフォンのアプリから操作でき、細やかな電力管理が可能です。

また、ポータブルバッテリーの利点は、言うまでもなく「持ち運びが可能」であること。

災害時などには車から降ろして使うことも可能で、いざというときの備えになります。

ATV群馬のタウンエースベースのバンコンキャンピングカー「RSドギー」の車載エアコン

ここまで電源システムにこだわった理由は、エアコンにあるといいます。

ペット同伴旅では欠かせない車内の温度管理。

オプションの車載エアコンと大容量バッテリーの組み合わせで、エアコンの長時間利用を可能にしました。

エアコンは100V対応の同社オリジナル仕様になっており、RVパークなど外部電源がとれるところでは時間を気にせず使うことができます。

ATV群馬のタウンエースベースのバンコンキャンピングカー「RSドギー」のスイッチ類

このほか豊富な電装品オプションが用意されています。

ATV群馬のタウンエースベースのバンコンキャンピングカー「RSドギー」の車内ライト

たとえばLEDダウンライトは調光機能付きで、シーンに応じて明るさを変えることができます。

ATV群馬のタウンエースベースのバンコンキャンピングカー「RSドギー」のソーラーパネル付きルーフボックス

100Wソーラーパネルの搭載も可能なのですが、ユニークなのがルーフボックスと一体化されていること。

限られた天井面、収納と電源どちらを優先するか……と悩まなくていいのは朗報です。

モニターなどの一般的なカーエレクトロニクスだけでなく、RSドギーで牽引できる軽トレーラーやヒッチメンバーといった本格的なアウトドア装備も相談できます。

各種キャリアやサイドオーニングなど、「これ装着できる?」と思ったアイテムがあれば尋ねてみましょう。

まとめ


見ているだけで楽しい気分になるような愛らしい外観と、ペットの安全・健康が考えられた豊富なオプション。

さらに本格的なアウトドアギアの搭載も可能となれば、ワクワクせずにはいられません。

愛犬と一緒にどこへ行こう、と想像がふくらむ1台です。

とはいえ、ペット連れではない人にももちろん使って欲しいというRSドギー。

ペットにとって快適であれば、乗る人にも快適であると実感できるでしょう。

DRIMO編集部

DRIMO編集部です。 キャンピングカーや車中泊の情報を中心に、バンライフなど車旅に関する情報をお届けします。