【実体験】突然の吹雪! 雪道走行時にあってよかった装備とは?!
目次
ホワイトアウトの中、役立った装備
私のキャンピングカーは日産キャラバンをベースにしたバンコンで、四輪駆動車(以下四駆)です。
四駆は雪道走行に欠かせないと思っています。
また、キャンピングカー購入時に別途装備したモニターもホワイトアウトの際には役立ちました。
さすが四駆
キャラバンの四駆は、パートタイム式です。
ハンドル下のスイッチを押すとインジゲーターに四駆になったことを知らせる表示が光ります。
そのとき、確かに前輪にも動力が伝わったことを感じ、四輪がグリップしているなと実感できます。
滑りやすい雪道でも安定した走行が可能で、ホワイトアウトの際にも道の状況を注視することに集中することができました。
バックモニターとサイドモニターで視界を確保
私のキャンピングカーにはバックとサイドのカメラを切り替える「マルチカメラスプリッター」を装備しています。
一押しポイントは、コントロールスイッチを押すと任意のタイミングでバックカメラを作動させられることです。
この機器の、操作と車外の状況をとらえるカメラの関係は次のようになります。
バックカメラ画像
リバースに入れた時かコントロールスイッチを押したとき→バックカメラが作動する。
サイドカメラ画像
サイド&バックカメラ画像
ホワイトアウトのときは、バックカメラは後続車のヘッドライトとハザードの確認、サイドカメラは路側帯の状況確認に役立ちました。
雪道走行の備え、三種の神器
雪道走行時の装備として、スタッドレスタイヤとチェーンは必需品だと思いますが、私が思うもう一つ大切なものは「車止め」です。
「なんだ」と思われるかもしれませんが、これが積雪している傾斜地に駐車するときに滑り止めとして地味に良い仕事をします。
そんな、三種の神器で安心して雪道を走行するためこだわっていることがあります。
雪道タイヤ、スタッドレスは保管方法に要注意
「タイヤは、命を乗せている」。
その昔某タイヤメーカーのCMで使われていたキャッチコピーです。今もその通りだと思います。
大事な命を乗せるタイヤですが、性能を長持ちさせるには保管の仕方が大切だと思います。
私がタイヤの保管でこだわっていることは次の2点です。
①タイヤは横置き。
ホイルを装着したままの状態で保管する場合、ホイルの重みで
タイヤが変形しないように横置きにこだわっています。
②直射日光に当てない。
タイヤゴムの劣化を防ぐため太陽光に当てないように保管します。
私は強化プラスチックやゴム網ではなく鉄製チェーンを使用しています。
理由は安価で、アイスバーンのグリップもしっかり安心だからです。
鉄製チェーンの装着について私なりのこだわりは次の通りです。
①手順は事前(旅行前)に確認する。
慣れていると言っても、年に1回装着するかどうかなので、最近は手順を思い出すために必ず説明書を見て、装着のための付属品を確認します。
②脱着する場所の状況を確認する。
平坦な場所で脱着作業が基本ですが、路側で作業する場合が多いので傾斜具合などを確認しできるだけ安全な場所で作業します。
③車止めをする。
車が動くのを防止します。不意に車が動く恐怖は経験したくないものです。
④長手袋を使用する。
長手袋の使い道は、タイヤの内側に手を入れるとき、腕の汚れや濡れることを防ぎます。
「車止め」は雪道の必需品
「車止め」はとにかく車が動かないように、「形状にこだわっています」。
しっかり地面をとらえるような形状でないと、滑り抜けることがあります。
これも経験談ですがチェーンの装着時に斜面で作業することになった時、車が動いた経験があります。
これは恐怖でしかありません。
そのときは運よく持っていたチェーンをタイヤと地面の間に差し込こめたので、事なきを得ましたが、もうこりごりです。
まとめ
過信は禁物、安全は日頃の心掛け。
ホワイトアウトの経験で得たものは事前の情報収集が重要だと言うことですが、情報を得ても自然と対峙する限り完璧な安全確保は不可能でしょう。
今回の経験でも北陸道で刻々と変化する状況に、私は、そのまま前の車に追随して走行していましたが、路側帯に次々に一時的に避難する車もいました。
そのときの判断としては、どちらが正解なのかは分かりません。
止まるとさらに雪が積もり脱出できなくなると私は思いましたが、前の車に追随したために、もっと悪い状況になることも無いとは言えません。
ただ、どのような状況になっても悔いのない判断や行動ができるように日ごろから十分に準備することが大切だと感じた経験でした。