軽の電気自動車日産サクラに乗って1カ月!魅力と実際の使い心地の忖度なしオーナーレビュー

電気自動車の日産サクラを購入!
普段使いと、1人車中泊用に日産のデイズルークス(以下ルークス)に9年乗ってきましたが、買い替えを決意。
次に選んだのが同じ日産のサクラです。
初めての電気自動車で、エンジンがない車がどのような走りをするのか?自宅での充電は?航続距離に電費は?などなど。
戸惑いながらもワクワクしながら乗り試している日々の感想を、忖度なしに紹介します。
日産サクラはこんな車

日産サクラ(以下サクラ)は電気自動車です。
リチウムイオンバッテリーに蓄えられた電力で、モーターを駆動させて走行します。
軽自動車規格で狭い道も苦にならず、どこでもスイスイ走れて、燃費ならぬ“電費”がよくて経済的。
「近距離の足」という言葉がピッタリな車がサクラです。
サクラの仕様
大きさ:全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,655mm
バッテリーの種類・電力量:リチウムイオン電池 20kWh
最高出力・トルク:47kW(64PS) 195N・m(19.9kgf・m)
車両重量:1,070kg
乗車定員:4名
一充電走行距離:180km
私のサクラは特別仕様の撥水シートを採用した90thアニバーサリーモデル。
愛犬の抜け毛の掃除や、水で濡れたり泥で汚れたりするアウトドアでの使用を考えると、撥水シートは魅力的。
特別な手間がいらない点が気に入りました。
車両価格と助成金
車両単体価格は265万8,700円。
ナビやドライブレコーダーなどのオプションを装着して、値引き後の総支払額が322万860円となりました。
交渉前と交渉後、値引きと下取り車両査定額については次のようになりました。
車体本体価格値引き:0円→89,236円
付属品価格値引き:100,000円→220,110円
下取り車両査定額:58,860円→208,860円
また、国から支給される助成金が55万円。
申請から支給まで3カ月とディーラーから聞いていましたが、1カ月で振り込み予定通知があり、予想外に早かったのが嬉しい誤算でした。
次のページ▷▷▷【実際に日産サクラに乗ってみてわかった電気事情と感想】
電気自動車日産サクラを自宅で充電してみた

サクラに充電するため、200V3kWhの普通充電用コンセントを自宅に新設しました。
遠出のときのために充電スタンドの認証カードも取得しましたが、サクラは主に日常の足として利用するので、自宅充電がメインの充電方法になります。
自宅では車を駐車場に停めて、充電コンセントから引き出した7.5mの充電コードを接続して充電するスタイルです。
充電コンセントは駐車場の土留めの上、自宅側の壁に設置。
充電コンセントから車までは土留めがあり少し距離があるので、7.5mのオプションコードを使います。
コンセントの設置工事の費用は、工事業者の見積金額で95,000円。
日産自動車が10万円まで工事費負担となっていたので、実際の費用負担は0円です。
自宅充電の実体験と注意事項

バッテリー残量50%から充電スタートして、満充電まで4.5時間。

満充電でメーターに表示される航続距離は158kmです。
写真のケースでは、満充電予測時間より30分ほど遅くなっていますが、普通充電にかかる時間については取扱説明書に次のような注意書きがあります。
「普通充電にかかる時間は、リチウムイオンバッテリーの温度、充電状態、経年数、接続した電源の状態、エアコンなど電力を消費するものの使用状況などにより異なります。」
急速充電についても同じようなことが書かれています。
実際この1カ月間に自宅充電を経験した中でも、充電時間のバラツキがありました。
また航続距離については、エアコンの使用で短くなることも分かりました。

写真は、158kmの航続距離の表示が、エアコンの使用で瞬時に144kmになったところです。
電気自動車で遠出する際のポイント

車で遠出したときに気になることは、「あとどれくらい走れるか」ではないでしょうか。
電費を知って、その時点の蓄電量から走行可能距離を割り出し、充電スタンドで充電。充電量を元にその後の走行可能距離を計算する。
ざっと、このようなことを頭の中で考え行程を組みます。
大事なのは充電量。
ハッキリ言って充電時間にバラツキがあり、思うように充電量が得られないのは困ります。
これは、電気自動車の宿命なのでしょうか。
バッテリーの充電時間と充電量、充電スタンドの種類や充電サービスの違いなど、分からないことが多いので、しばらくはルークスで行ったことのある隣県の奈良や和歌山の「行きつけの場所」をまわってみることにしました。
例えば、このようなコースです。
大阪と奈良の県境の峠を越え、すぐに県境沿いの広域農道を10kmほど走り、また大阪に入り自宅まで戻るという「ぐるっと一周50kmコース」。
このコースには、私の充電カードが使える急速充電スタンドが3カ所あり、いつでも充電できます。

写真は、コース上にある道の駅の急速充電スタンドです。
充電時間30分で蓄電量25%→72%まで回復。
8.6kWhの充電量でした。

注意書きがあります。
① EV急速充電器、出力変更のご案内・・・現在最大出力25kWhになっています。
② ・先の方が充電された直後は出力が低下することがあります。
・充電出力が低い場合、15分ほど待ってから開始してください。
・バッテリー容量が大きい車は30分経たずに充電が終了することがあります。
やはり30分の充電時間で得られる充電量にはバラツキがあるようなので、遠出の際は早めの休息と、早めの充電を心掛ける必要がありそうです。
また、出発前に調べておきたいのが充電スタンドの設置場所です。
調べるために今使っているアプリがGoGoEV。
絞り込み条件の組合せが細かく設定できて、利用したい充電サービスのスタンドを見つけやすくなっています。
※GoGoEVはこちらから
1ヵ月、日産サクラを走行してみた感想

まずルークスと比べて、サクラは安定してカーブを曲がることができると思いました。
ルークスは軽自動車にしては背が高い車両。
上体が重く感じて不安定なので、カーブではいつも全力で減速してからハンドルを切っていました。
サクラは床下に重いバッテリーがあり低重心なので安定感も抜群。ハンドルを切った方向にスッと曲がることができます。
サクラのメリットをまとめる次のようになります。
・アクセルワークだけで加速と減速ができる機能は便利。ただし、少し慣れる時間も必要。
・モーター音もほとんど聞こえないほど静か。
・加速性能が高く、坂道も苦にならない。
また、安全運転を補完してくれる先進運転機能も便利。車両や障害物に接近すると忠告してくれます。
日産サクラのランニングコストと電気代について

電気自動車のため必要な経費は電気代くらいでしょうか。エンジンがないのでオイル交換も不要。
今のところルークスより維持費はかからないという印象です。
1カ月の電気代
1カ月の電気代を試算してみました。
関西電力の会員サービス「はっぴeみる電」に加入して、6月請求分予測電気料金から1カ月の電気自動車への充電にかかる電気料金を計算。
6月分予測金額4,179円―日常分電気代550円=3,629円
※日常分とは、換気扇とガスコントロールパネルとインターホン等の待機電力。
別棟別メーターのため、日常使用量が少量でほぼ定額。
3,629円+日産充電サービス4,400円=8,029円
※日産の充電サービスを利用。急速充電を1カ月100分と普通充電を1カ月600分まで、基本料金に含まれるプランの金額が4,400円。
サクラの1カ月の予測電気料金は、8,029円で想定する走行距離は約1,000kmです。
ちなみに、ルークスで1,000km走るのに必要なガソリン代は、12,920円です。
1,000km÷13km/ℓ=約76L
76L×@170円=12,920円
電気自動車のメリットとデメリットを把握して楽しい車中泊旅を

|サクラのメリット
・自宅で充電ができる。
・静かで力強い走りは坂道も苦にならない。
|サクラのデメリット
・充電スタンドが少なく、充電の順番を待つこともある。
・航続距離が短い。
サクラの走りは従来の軽自動車とは別物。普通乗用車のような力強さがあり、安全性についても先進的だと思います。
それでいて、形は軽自動車の規格なので運転しやすく、狭い道でも楽に走行可能。
近距離の足としてはこれ以上ピッタリな車はありません。