増える車内の荷物、どこに収納する?収納に使える車内の「隙間」
車中泊の旅に出かける際には、どうしても荷物が多くなってしまいますよね。
キャンピングカーには最初から多くの収納がついていると思いますが、それでも収納が足りず車内に荷物が溢れてしまうこともあると思います。
また自分たちで車をカスタマイズして車中泊旅をしている方も、収納スペースをどう確保しようかと頭を悩ませているのではないでしょうか。
そこで今回は、増える車内の荷物をしっかりと収納するための車内の「隙間収納」についてご紹介したいと思います。
どんなスペースを活用し、何を収納しているのかなど、実際に筆者が取り入れている車内の隙間の活用アイデアをいくつかご紹介。
整理整頓が苦手な方や、車内が荷物であふれかえっているという方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
目次
車内の隙間も無駄にしない!収納スペースを増やす工夫
自宅でも物をきちんと収納し、常に整理整頓してきれいな状態にしておくことはなかなか難しいことですが、狭い車内ならなおさら。
収納するスペースを確保することすら難しく、車中泊の旅の最中ずっと車内が乱雑になってしまう、という方も多いと思います。
もちろん、『持っていく物・車に積む荷物を減らす』のが根本的な解決方法ではありますが、その前に少し工夫をして車内に収納スペースを増やしてみてはいかがでしょうか。
狭い車内だからこそ、ちょっとした隙間を活用することで、車での旅をもっと楽しく快適にすることができます。
問題は、車内のどの場所を収納スペースとして使うことができるのか、ということ。
以下で、実際に筆者が収納スペースとして活用している車内の「隙間」を、その活用方法も合わせて解説していきたいと思います。
「ステップ部分」に傘や靴を収納する
スライドドアを開けてすぐ下側にあるステップ部分。
あまり高さのない横長なスペースですがかなり広さがあるので、車内に乗り込む際のステップとしてだけ使用するのは、ちょっともったいないですよね。
実はこの部分も、収納スペースとして活用することができるんです。
ドア付近は車内に出入りをする場所になるので、脱いだ靴やサンダル等を収納したり、雨の時を想定して長傘を入れておくと、使い勝手がかなり良くなります。
またステップの隅に小さな箱を置いておき、お買い物用のエコバッグやビニール袋を入れておけば、買い物の際にもさっと取り出すことができるため、とても便利。
その他にも、車内で出たゴミの仮置き場所にするなど、ちょっと工夫をすることで、様々な用途に使用することができますよ。
「天井」には収納用ネットを張って軽いものを
車内でも大きな面積を占める天井。我が家のバンではこの天井部分も収納として活用しています。
我が家同様、車中泊仕様に改造した車で日常的に旅をしたり、毎日生活をしているバンライファーは、天井部分を上手に収納として活用している方が特に多い印象です。
この天井部分を収納スペースにするには、浅めの棚やラックを設置するか、天井収納用のネットを取り付けるかになると思います。
我が家のバンには、市販の天井収納用のネットを取り付けています。ネットの場合は中に重さのあるものを収納するとたわんでしまい、ネットが頭にぶつかりやすくなったり、中の荷物が落ちてくる心配があります。
そのため、寒い時に使用する膝掛けやストール、タオル等、布製の軽いものを少しだけ収納しておくようにしています。
もう少し重さのあるものやかさばるもの、もっとたくさん収納したいなどの希望がある場合はネットではなく、ネジなどを使ってしっかりと天井に取り付けられる浅めのカゴやボックスなどの収納を取り入れる方が、安全性の面でもおすすめです。
フックをつければ「壁面」の収納力もアップ
車内壁面はなにもしなければただの壁ですが、フックを取り付けることによって帽子やバッグ、ランタンをかけておくスペースにすることができます。
筆者はここにいつも深さのあるバッグをかけ、その中に寝る時に使うマスクやハンドクリームを入れたり、USBで動く小型の扇風機を収納したりしています。
バッグをかけておくことでパッと取り出したい物をポイポイと気軽に入れて置くことができ、収納力もアップ。
その時々で着替えやお風呂セットを入れたバッグかけておいたり、購入したお土産を袋ごとかけておくこともでき、かなり使えるスペースになっています。
「座席背面」も収納として使えます!
ウォールポケットやフックをかけると、運転席や助手席の背面も収納として活用することが可能になります。
筆者は100円ショップで購入したフックをかけて使用していますが、仕事用に持ち歩いているパソコンやタブレットを入れたバッグなど少し重い物もかけることができ、かなり重宝しています。
なによりこの場所ですと、ドアを開けてすぐに取り出せるので、荷物を取るためにいちいち車内に入らなくて良いのが最大のポイント。
カフェやレストラン、コワーキングスペースでパソコン作業をするときなどもパソコンをすぐに取り出せてとても便利なんです。
ドリンク類も袋に入れてここにかけておけば、わざわざ車を降りなくても喉が乾いたらすぐに、運転席から取ることができます。
筆者のバンには運転席背面に板を取り付けていますが、そこにもフックを2つ取り付けました。
このフックには、普段は滞在先で使うマグカップをかけていますが、旅の最中に荷物が増えたら、マグカップは食器を入れておくスペースへ移動し、増えた荷物を袋に入れてこちらにどんどんかけていけるようにしています。
旅先で荷物が増えることを想定して収納スペースを確保しておくと、旅の最中も車内が乱雑にならず、とても気持ちが良いです。
「ドアの内側」には両面テープで収納グッズを貼り付けて
ドアの内側にも両面テープを使って収納をプラス。こちらは車内に取り付けができる、メッシュタイプの収納アイテム。
両面テープで貼り付けるタイプの商品で、平らな面であれば、車内の好きな場所に貼って使うことができ、かなり便利です。
両面テープなので余り重いものは入れられませんが、スマートフォン程度なら問題なく入れて置くことができます。
またハンカチやタオルを入れておけば、飲み物をこぼしてしまった時もサッと拭き取ることが可能。
両面テープタイプの収納は他にも、少し大きめのものやボックスタイプなども販売しているので、用途や入れるものによって商品を選ぶと失敗がないでしょう。
キャンピングカーなら「ベッドサイド」にも収納スペースを
キャンピングカーやDIYをして車内にベッドがある仕様の車なら、ベッドサイドにも少し隙間があるのではないでしょうか。
そんな隙間も収納スペースとして役立てて、寝る前に使うものや睡眠時手元に置いておきたいもの置けるスペースを作っておくと、寝る時間まで不便なく、車内で快適に過ごすことが可能になります。
例えば、寝る前に読みたい本を数冊置いておいたり、スマートフォンやメガネやティッシュなどが枕元にあると、夜中や寝起きでもさっと取ることができかなり便利です。
筆者は視力が悪いためメガネ必須なのですが、特に夜中のトイレ時など暗い中でもメガネを探すことなくすぐに手に取れるというのは、大変助かっています。
車内の隙間を活用して収納力を強化しよう!
今回は、キャンピングカーや車中泊仕様の車の収納力を強化するために使える車内の「隙間」や、その活用方法についてご紹介しました。
何泊もする車中泊旅では、着替えや生活雑貨、食料品など荷物が溢れてしまうことが多々あると思います。
あらかじめ収納スペースを多く確保しておくことで、ゆっくりくつろげる、整頓された車内にすることができます。
ぜひ今回の記事を参考に、すっきりとした居心地の良い車内を目指してみてくださいね。