車中泊 ホットタオル

冬場の車中泊で常備したい!ホットタオルの作り方と使い方



寒い冬の車中泊では、手洗いや洗顔も、水が冷たくて億劫になりますよね。

そこで思いついたのが、ホットタオルの活用!

私は仕事柄、日常的に自宅でホットタオルを使用しているのですが、車中泊でも常備するようにしたら、非常に役に立ちました。

子どもたちも喜んで手指を消毒しますし、スキンケアや1日の終わりのリラックスタイムにも使えます。

また車中泊仕様車など、水道設備がない車での車中泊にもおすすめです!

いろいろな場面で大活躍するので、今回はそんなホットタオルの作り方、使い方についてご紹介したいと思います。

ホットタオルとは


ホットタオルとは、水分を含んだタオルを、タオルウォーマーや電子レンジなどで湯気が立つくらいまで温めたものです。

飲食店でおしぼりとして使われるのはもちろん、理髪店やエステサロンでも、患部などを温めるために使用されています。

 ホットタオルの作り方


タオルの準備


おしぼりタオル

まずは、ホームセンターなどで「おしぼりタオル」という薄手のタオルを入手しましょう。普通のタオルだと大きかったり分厚すぎたりするので、おしぼり専用のタオルを使うのがおすすめです。大きさと薄さが丁度良いですよ。

我が家では、約28cm×40cmのものを使用しています。写真のものは10枚入りです。


タオルの折り方


ホットタオルは、きつくキレイに折ることが大切。そうすることで、熱が均一に行きわたりますし、収納もしやすくなります。

そして何といっても、キレイに折りたたんであるホットタオルは、折りたたんでいないホットタオルと比べて、使った時の気持ち良さがまったく違います。

折り方にもがコツがあるので、私のやり方ですが、ご紹介したいと思います。

1)短い辺を長い辺に合わせて三角を作る。

おしぼりの作り方1

2)長い辺に合わせてもう一度折る。

おしぼりの作り方2

3)タオルの向きを変えて(尖っているところが上になるように)、下の辺を折る。

おしぼりの作り方3

4)なるべくきつく、くるくるっと巻いていく。

おしぼりの作り方4

5)完成

おしぼり 完成

レンジがない車内でのホットタオルの作り方、保温の仕方


ホットタオルを作る方法として最も簡単なものは、電子レンジを使うことです。500W~600Wで60秒くらいチンすれば、もう完成です。

しかし、車中泊の場合はそうはいきません。キャンピングカーに電子レンジがついていなければこの方法は使えないですし、電子レンジがついていたとしても、毎回電子レンジでホットタオルを作るのは手間ですよね。

タオルウォーマーを使うのも有効ですが、車内に常備するのは難しいでしょう。

そこで活躍するのが、車内温冷庫です。我が家が使用しているのはこちらです。

車内温冷庫

頂きものでかなり古くなっていますが、問題なく使えます。12V/DCシガーソケット電源で、保温・保冷の両方が可能。コンパクトで軽量、接続も簡単です。

本来は冷蔵庫のように飲み物を冷やしたり、お弁当などを温かいまま保温したりするのに使用するのですが、我が家では、この保温機能を生かしてホットタオルを作っています。

一度にたくさんのホットタオルを作って保温しておけるので、いつでも好きな時にホットタオルを使えますよ。

それでは、車内用のホットタオルの作り方を紹介します。

まず、タオルを上述したように折り、濡らします。

タオルをジップロックに入れる

続いて、乾燥を防ぐため、折りたたんだタオルをジップロックに入れます。ここでアロマオイルを2~3滴垂らしておくと、タオルを使った時に香りが広がって、より気持ち良いですよ。

車内冷温庫 ホットタオル

車内用温冷庫を「保温」にして、ジップロックごとタオルを詰めていきます。1~2時間もすればホットタオルが完成。ただし、あまり詰めすぎると保温効果が低くなるので注意してください。1日に使う分だけを用意すると良いでしょう。

また、お湯の入ったお鍋でジップロックごと温めてから保温すると、より効率的です。自宅でホットタオルを作ってから、ジップロックに入れて保存するのもアリですよ。

ちなみに、我が家ではトラキャンで使用する場合、ポータブル電源を利用して使用しています。夕方にポータブル電源にセットし、翌朝までそのままにしていても、ポータブル電源の充電は十分残っていました。

電源を確保できるキャンプ場に停車していたら、電気も気にせず使用できますね。

わが家で使用しているものとは違いますが、似た製品がネットショップでも販売されています。


ホットタオルの用途


ホットタオル

何個もホットタオルを作っておくと、さまざまなシーンでさっと使えるのでとても便利です。用途ごとに分けてにジップロックに入れておくと、さらに使いやすくなりますよ。

我が家では、たとえば次のように使い分けています。

体の拭き取り


外遊びをして体が汚れてしまったり、どうしても入浴できなかったりした場合、ティートリーとラベンダーを2~3滴垂らしたホットタオルで体を拭き取ると、とてもすっきりします。

ティートリーは消毒・殺菌効果、ラベンダーはリラックス効果が期待できるアロマオイル。心身ともにリフレッシュできるので、特に寝る前に使うのがおすすめです。

朝一番の顔の拭き取り


朝は冷たい水で洗顔するよりも、ホットタオルで温めながら軽く拭き取る程度にすると、お肌の乾燥を防げますし、血行も促進されます。

顔の拭き取り用のホットタオルには、スイートオレンジのアロマオイルを2~3滴垂らしておくのもおすすめ。保湿効果があるだけでなく、フレッシュな香りが元気とやる気につながります。

手指の消毒


冬場は水が冷たくて手洗いも億劫になりがちです。そんな時も、ホットタオルを用意しておけば、外遊びの後の手もキレイに拭き取れます。子どもたちも、温かいので喜んでくれますよ。

消毒・殺菌効果のあるティートリーを2~3滴垂らしておくのがおすすめです。

スキンケア


特に女性におすすめなのが、寝る前にホットタオルを顔に置いて、スキンケアをすること。

車中泊の時も、1日の終わりにぜひ試してみてください。美肌効果はもちろん、リラックス効果もあります。

アロマオイルはその時の気分に合わせて、使う前に2~3滴垂らすと良いですよ。

まとめ


車中泊をする時も、普段と変わらない衛生状態を保ちたいという思いから、ホットタオルを取り入れることにしてみました。

その結果は、思った以上にいろいろな場面で使えるので、大成功。おしぼり用のタオルは薄手ですから、かさばらず、場所をあまり取らないのもメリットの1つです。

車内用温冷庫は各メーカーからいろいろと新しいタイプが販売されているので、皆さまもぜひチェックしてみてください。

ホットタオルを保温していない時は、もちろん食材の保管用として使えるので、買って損はないかと思います。

ホットタオルは冬場はもちろん、夏に使っても気持ち良いものなので、ぜひ試してみてくださいね。