キャンピングカーと妊婦の相性はばっちり!里帰りにもコロナ禍でも大活躍した話
キャンピングカーといえば「車中泊しながら自由に旅行ができる」優れもの。
時間や場所にしばられない自由な旅を求めて所有される方も多いですし、実際にうちもそれが一番の目的でした!
ただ、ライフスタイルは日々変化するもの。私事で恐縮ですが、昨年第一子を妊娠し、3月に出産を控えています。
そんな妊娠中の日々の中で、「あぁ、キャンピングカーがあって良かったなぁ」と思うことが何回もありました。
今回は、妊娠中にキャンピングカーがあるとどのように役立つのか、ご紹介したいと思います。
目次
妊娠中のマイナートラブル
妊娠すると単にお腹が大きくなるだけでなく、様々なマイナートラブルが起こります。
妊娠に気づいてすぐにやってくるのが「つわり」。頭痛、吐き気、食欲不振、めまい、眠気など、人によって様々ですが、どれかひとつというわけではなく、いくつもの体調不良が同時に襲ってくるのが、つわりの辛いところです。
「つわりは病気ではない」なんて言われても、妊娠初期は体温が高く、ずっと微熱状態のような、つらい時期なのです。
その後は安定期と呼ばれるものに入りますが、絶対に安全という意味ではありません。
ただ、体調も精神的にも安定してきて比較的過ごしやすくはなります。お腹も少しずつふくらんできます。
8カ月が過ぎ妊娠後期になると、ますますお腹が大きくなり体のバランスが悪くなります。
思うように動けないのはもちろん、各臓器が圧迫されるので、食欲不振や息苦しさ、トイレが近くなるなどのマイナートラブルも出てきます。
妊娠中は気軽に薬を飲むこともできません。お腹の赤ちゃんのためにも、体調やまわりの環境にかなり気を付けている妊婦さんは多いのです。
妊婦が思う、キャンピングカーがあって良かったこと
先日、キャンピングカーで実家に里帰りをしました。
コロナのこともあり正直迷ったのですが、実家なら出産前後に必ず誰かいること、産後のサポートも頼みやすいことから里帰りを決めました。
実家までは車で片道約4時間。念のため自宅用PCR検査キットも利用し、陰性を確認して向かいました。
キャンピングカーで良かったこと①足をのばせる
キャンピングカーのタイプによるものの、足元が広く、足を伸ばせるのは妊婦にとって嬉しいポイント。
妊娠中は血液の増加によってむくみやすいため、長時間の移動は体への負担もかかります。
そんな時にフットレストがついていたり、足をのばしたりできることで、車移動もリラックスして過ごせました。
キャンピングカーで良かったこと②横になれる
移動の間は、いつも以上にこまめな休憩が必要になります。
お腹が張ったり、疲れたらサービスエリアで小休憩をとります。そんな時もキャンピングカーなら、広い車内で快適にくつろげます。
椅子を倒して一息ついたり、後ろのベッドで横になったり。
足を伸ばして「寝転べる」ってすごくありがたいなぁ、と実感しました。
キャンピングカーで良かったこと③どこでも泊まれる安心感
里帰りの距離は車で4時間程。こまめな休憩もはさみ、体力もあったため、無事に1日で移動できました。
でも心配がなかったわけではありません。
今までは気にもとめなかった道路の振動がお腹に響くこともあります。
途中で体調不良になったらどうしよう、なんて心配もありました。
そんな時、キャンピングカーなら、途中で1泊しようと思えばできるので、安心感があります。
もちろん途中でホテルを予約することもできますが、なんとでもなる、という安心感は精神的な余裕を生んでくれたと思います。
キャンピングカーで良かったこと④キッチンがある
妊婦は食べ物、飲み物にも色々と制約があります。
長距離移動の間に欲しくなるものといえば、コーヒーなどの飲み物。
特に移動したのが寒い日だったため、温かい飲み物が欲しくなりました。
いつもなら自販機で気軽に買えるものの、妊娠中はそうはいきません。
自販機でよく見かけるコーヒー、紅茶、お茶はほぼカフェインが含まれているからです。
そこでキャンピングカーのキッチンが役に立ちました。
持参したスティックタイプの飲料なら、お湯を沸かすだけで飲めるからとっても簡単♪
ちょっとしたことですが、有ると無いとではやはり違うなぁとい思いました。
キャンピングカーで良かったこと⑤荷物をたくさん詰める
今回はコロナの影響もあり、私の実家での滞在期間は、産前産後合わせて約3カ月半にもなりました。荷物の量も多く、もはやプチ引越し状態。
予約している産院からは妊娠32週までには診察にくるよう言われていました。
さらに、県をまたぐ里帰りの場合には「自宅で2週間過ごした後に来院して欲しい」ということでしたので、遅くとも妊娠30週には実家にいなければなりません。
40週で生むとしたら、産前に2カ月半。産後、1カ月検診で帰るとして、合わせるとだいたい3カ月半にもなります。
長期滞在になるので、洋服は季節が変わることも考慮して準備。他にも、赤ちゃんグッズやカメラ、コロナで外へ出かけられない分、部屋で過ごす趣味のもの、在宅ワーク用のノートパソコンなどなど。
スーツケース3個と、チャイルドシートを買った時の大きな段ボール箱にこれらの荷物を詰めました。
また、私を送ったあと、旦那はパラグライダー撮影の仕事があり、2つのパラグライダーと撮影道具なども載せる必要がありました。
これらの荷物を、ベッド下の大きな収納スペースにイン!なんとか積み込むことができました。
荷物を全部郵送するとなるとお金もかかりますし、収納空間の広いキャンピングカーがあって良かったなぁと思った瞬間でした。
ちなみに、結婚したての頃の引っ越しでも、たくさんの荷物をキャンピングカーに詰めたことで、引っ越し費用を浮かせることに成功しています。
キャンピングカーは旅をするだけの車ではない!という実体験です。
キャンピングカーで良かったこと⑥トイレが近くても安心
妊婦はトイレが近いです。
妊娠も後期になり、お腹の赤ちゃんが大きくなれば、胃も腸も膀胱も圧迫されるからです。
不思議なことにトイレに行った直後、なぜかまたトイレに行きたくなることもしばしば。
そんな時もトイレ付きのキャンピングカーなら安心です!
残念ながらうちの改造バンにはトイレを設置していませんでしたが、トイレ付きのキャンピングカーなら、渋滞にハマってもトイレの心配がなくおすすめです。
キャンピングカーで良かったこと⑦コロナ禍で密を避けられる
妊婦に限ったことではありませんが、広いキャンピングカーはコロナ禍で密を避けるのにも最適です。
これを書いている現在は、コロナ第3波の真っ只中。
妊婦は感染しても薬が飲めないので、絶対にかからないように細心の注意を払っています。
特に会食での感染が取りざたされているので、ランチはサービスエリア内での食事はやめて、テイクアウトできるハンバーガーなどにしました。
キャンピングカーならではの広いスペースは、食事をするにもゆったりとしていて快適です。
キャンピングカーと妊婦の相性はばっちり!
今回は妊娠中に改めて実感した、キャンピングカーの良さをご紹介しました。
これから妊娠を考えている、または妊娠中の方で、車の購入を考えている方は、ぜひキャンピングカーも選択肢に入れてみてください。
家族が増えてからも、キャンピングカーならあらゆる場面で大活躍しますよ。