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【100均】車中泊の暑さ・虫対策!網戸や蚊よけグッズで夏を快適に

車中泊の暑さと虫対策

2026年の6月は、ここ数年続いた異常なまでの暑さにはならず、梅雨らしく比較的過ごしやすい気候の地域が多かった。
実際、6月に10日間ほど中国地方と四国を旅してきたのだが、幸い暑くて眠れないようなこともなく、蚊はいたものの、防虫剤で対処できないほどではなかった。

しかし、もうすぐ毎年頭を悩ませる暑さと虫の季節に突入する。

近年は、エンジン停止中でも使用できる車用エアコンも増えてきた。
財力と電力に余裕があるのなら、そういった物を導入するという手もあるが、私も含め誰もがそれをできるわけではない。

また、「夏の車中泊は標高の高いところなど涼しいところへ行け」と言う人もいる。

確かに、それは「どこかへ車中泊をしに行きたい人」への助言にはなるだろう。
しかし、旅の目的や目的地が先に決まっている人にとっては、あまり意味をなさない。

目的地が暑ければ、そこで車中泊をしなければならない。
その際は暑さだけでなく虫、特に蚊が大敵になることが多い。

ということで今回は、100均ショップで調達できる品々(100円でない物も含まれるが)を活用し、暑さをしのぎつつ、できるだけ安上がりで効率的な虫対策ができる方法を考えてみた。

車中泊の虫対策は網戸が基本|100均で安く導入できる方法を考えた


蚊など、人を刺す虫対策としては、肌に直接スプレーする防虫剤がもちろん効果的だ。

これは刺す虫対策の基本だと思うが、最後の砦のようなものでもある。

車中泊の蚊対策は侵入を防ぐことが重要


そもそも、刺されないようにするだけでなく、自分のいる空間になるべく虫が存在しないようにすれば良いわけだが、その方法や手段はいろいろある。

虫除けスプレー

キンチョーの「蚊がいなくなるスプレー」や「お部屋にダニコナーズ」、フマキラーの「おすだけベープ」などの待ち伏せタイプの殺虫剤は大変効果的で、私は家でも車中泊でも、テント泊でもこの類の殺虫剤に大変お世話になっている。

これらは電気も火も使わないので安全性が高い。

そして、直接吸い込むようなことでもしなければ、匂いもほとんど感じず、煙も出ない。
匂いも煙もないと、本当に効いているのか信じられないような気がしてしまうが、効果が絶大なことは実感している。

しかし、この「待ち伏せタイプの殺虫剤」も、実は最後から2番目の砦のようなものだ。

例えば蚊に効くタイプは、常に飛び回っているようで実は壁などに留まっている時間が長いという蚊の習性を利用し、壁に留まった蚊を退治する仕組みだそうだ。

つまり、室内へ蚊が侵入すること自体を防げるわけではないということになる。
だからこそ、「最後から2番目の砦」とした。

車中泊で虫の侵入を防ぐなら網戸が最も効果的


室内への侵入を阻止するには、窓を閉め切ってしまえば良い。
しかし、エアコンなしで窓を閉め切れば、当然暑い。

窓を開けたまま虫の侵入を防ぐ最もプリミティブな方法は、やはり網戸だと思う。
立派なキャンピングカーの窓には、網戸が組み込まれていることが多い。

昨年6月、検証記事を書くために、トイファクトリーのFIAT DUCATOベース「VAN LIFE」というキャンピングカーを使わせてもらった。
トイファクトリーのFIAT DUCATOベース「VAN LIFE」検証記事はこちら

キャンピングカーの網戸

この車両は停車中でも使えるエアコンを完備していたが、それ以上に印象的だったのが窓の網戸だ。
開閉可能なしっかりした網戸が組み込まれていて、窓とのコンビネーションが大変合理的な仕組みになっていて、家と同等、いやそれ以上に快適に感じたことを思い出す。

しかし、普通のバンには網戸などない。

あのような網戸を真似して作ろうと思っても、大掛かりな作業になってしまう。

窓を開けた状態でドアに被せるタイプの汎用品もあるが、以前調べたところ、私のキャラバンのリアスライドドアに合うサイズは見つからなかった。
もしあったとしても、簡単に見つからないということは、それなりに価格も高いのだろう。

車内に蚊帳を設置

そこで以前は、窓に網戸を付けるのではなく、窓を開け放った車内にテント用のメッシュの内張りや小型の蚊帳を張り、その中で寝るという方法も試した。
この方法も悪くはないのだが、起きている時間までその中に入っている気にはならず、結局使えるのは就寝時だけになってしまう。

やはり、窓に網戸があれば、起きている時間も普通に車内で過ごせるので便利だ。

そこで、最も手軽で、手っ取り早く、しかも安価に網戸を導入する方法を考えてみた。
思いついたのは、網戸用の網を窓の大きさに合わせて切り、窓の外側からボディに磁石で貼り付けてしまう方法だ。

さっそくダイソーをパトロールしてみると、300円〜500円程度(税別)で普通の網戸用ネットが見つかった
さすがダイソーだ。

しかし、このまま使うとなると、切り口を切りっぱなしではほつれてきてしまいそうだし、見た目も悪い。

Seriaで発見!110円の「スライドドアウインドウネット」が車中泊に便利


どうしたものかと思いながら、Seriaものぞいてみることにした。
税込110円にこだわらず、安価に大抵の物が揃うダイソーも便利で良いのだが、Seriaは今でも100円均一を貫いているところに好感が持てる。

Seriaの「スライドドアウインドウネット」

とは言え、さすがに110円で網戸用の網は置いていないだろうと思いながら店内を物色していたところ、カー用品コーナーで「スライドドアウインドウネット」なる商品を発見してしまった。
目の細かいネットの縁に磁石が数個内蔵されていて、窓の外側に磁力で固定する仕組みになっている。

これはまさに、私が作ろうと考えていたような代物ではないか。
しかもSeriaだから税込110円だ。

材料を集めて自作するより確実に安いし、作る手間もかからない。
さらに、網戸用の網より柔らかいので、車内での収納にも都合が良い。

実を言うと、当初は100均ショップで調達した材料を使って、安上がりな網戸を自作する記事を書くつもりだった。
しかし、こんな物を見つけてしまったら、網戸を自作する気などすっかり失せてしまった。

計画は大幅に路線変更することになったが、その代わり、この「スライドドアウインドウネット」をより効果的に活用する方法を考えたので紹介したい。

ちなみに、その後もう一度ダイソーのカー用品コーナーも確認してみたが、少なくとも最寄りのダイソー(比較的大きくて品揃えも多い店舗)では、似たような商品は見つからなかった。

この「スライドドアウインドウネット」の寸法を確認すると、高さは私のキャラバンには十分すぎるほどの余裕がある。
一方で横幅は、窓全体を覆えるほどではない。

しかし、スライドウインドウの片側を開け、そこをネットで塞ぐのであれば、このサイズでも問題ない。

ただ、スライドウインドウは前後のガラスとの間に段差があるので、そこに隙間ができるのではないかと考えた。
対策を考えながらDIYコーナーを見ていると、窓やドアの隙間に貼るスポンジ製の「すきまテープ」を発見した。

Seriaの「すきまテープ」

これをガラスの段差に当たる部分へ貼り付ければ、隙間問題が解決できると考えた。

そこで、「スライドドアウインドウネット」を2枚と、「すきまテープ」1個を購入。
締めて、たったの330円だ。

帰宅後、さっそく「スライドドアウインドウネット」を取り付けてみると、磁石は上下それぞれ3個ずつ計6個内蔵されていて、磁力も意外と強く問題なさそうだった。
しかし、縦の辺は77cmもあるのに中間には磁石が入っていない。

そのため、そこだけたるみ、車体との間に隙間ができそうだった。
一方で、心配していたガラスの段差部分は、ネットがちょうどよく張って、逆に隙間は問題なさそうだった。

ダイソーの協力マグネット

そこで、縦の辺の中間を小さくても強力なネオジウム磁石で補強することを考えた。
車内でも鉄板がむき出しになっている部分では磁石が使えるため、私は普段からスライドドアやリアゲートの窓で遮光布を固定し、夜はカーテンの代わりにするなど、何かとこの磁石を活用している。

今回使用したのは、直径13mm ・4個入り110円のダイソー製だ。
サイズ違いもあるので、使用目的に応じて選べる。

風が強い日でも、この磁石を追加すればネットがめくれてしまうこともなさそうだ。

やはり、案じるより実際に試してみることの方が重要である。
ネオジウム磁石2個で補強もして「スライドドアウインドウネット」を着けた様子が下の写真だ。

車に網戸を設置

結果的に「すきまテープ」は不要になってしまった。
とはいえ110円の品であるし、何かに活用できる日が来るまで保管しておけば、そのうち役に立つだろう。

そして、貼り付けた「スライドドアウインドウネット」を眺めていたら、もう一つアイディアが浮かんできた。

2枚をずらして重ねて貼り付ければ、窓全体をカバーできる。
これなら窓を前後半分ずつ開けておくこともできるし、ネットが重なる部分は隙間もできにくくなる。

車に網戸を2枚重ねて設置

片側の窓に1枚でも十分だと思うが、2枚使ったとしても左右で合計4枚、440円。
さらに、この写真では上下もネオジウム磁石で補強しているので、4個入りを4組使用しているが、それでも総額880円で済んでしまう。

「スライドドアウインドウネット」の耐久性はまだ分からないが、特に弱くもなさそうだ。

仮にワンシーズンで駄目になったとしても(もっと長く使えそうだが)、1枚110円でワンシーズン使えるのなら十分御の字だ。
これは試してみる価値のある、おすすめのアイテムだ。

100均ショップで揃うその他の防虫グッズ


100均ショップには、網戸以外にもさまざまな防虫グッズが揃っている。
網戸と併用するとより効果的なので、いくつか紹介しておこう。

防虫剤・殺虫剤を選ぶときの注意点


しかし、実例を紹介する前に、防虫剤・殺虫剤を選ぶときの注意点を挙げておこう。

まず、大人だけなら問題なくても、子どもやペットがいる場合は、誤って害を与えてしまう心配がないかを確認しておく必要がある。
そして、匂いも重要だ。

例えば、私は匂いの強い物、特に化学的な匂いが結構苦手だ。

昔々、翌日に30〜40kmほどカヤックを漕ぐ予定の前夜、蚊がものすごく多い場所でテントも張らずに野宿していたことがある。
蚊の羽音があまりに気になって眠れず、顔にも蚊除けを塗ったところ、今度はその匂いが気になって一睡もできなくなってしまった。

その結果、翌朝は自分でカヤックを漕ぎながら船酔いしてしまった。

後にも先にも、カヤックで船酔いしたのはこの一度きりだ。
船酔いの最大の敵は睡眠不足である。

そこへ、いつまでも残る強い匂いが重なり、最悪の状態になってしまったわけだ。
現在は防虫剤の匂いも改善されていると思うが、こんな経験もあったので、匂いに敏感な人は、実際に車中泊やキャンプで使う前に一度匂いを確認しておくことをおすすめする。

もう一つ、大変重要なチェック項目がある。
それは、どんな虫に効くのか、つまり効能の確認だ。

紛らわしい例として、効能に「ユスリカ」と書かれている防虫剤は多い。
名前の響きから、ユスリカも刺す蚊の一種と勘違いしそうだが、実はユスリカは人を刺さず、基本的に存在が鬱陶しいだけだ。

そのため、ユスリカに効いても、肝心な「ヒトスジシマカ(ヤブ蚊)」や「アカイエカ」といった刺す蚊に効くとは限らないのだ。
刺す蚊を寄せ付けたくない、あるいは退治したいのなら、効能に「ヒトスジシマカ(ヤブ蚊)」や「アカイエカ」が含まれているかを確認しておく必要がある。

これは結構重要だ。

実際に購入した100均の蚊対策グッズ


ダイソーの虫除け商品

今回、100均ショップで初めて購入してみた蚊避け対策品は「蚊に効く吊るだけプレート」だ。
これはダイソーのロゴも入っているが、一流メーカーのアース製薬の製品なので、信頼性も高そうだ。

価格は税込550円。

効力は1~2ヶ月とのことなので、一日あたり換算すると10円程度になる。

これを選んだ理由は、屋外で使用でき、直径4mの範囲に効能があること。
そして、外箱に「雨に濡れても大丈夫」と記載されていたことだ。

さらに、効能・効果に「蚊成虫の侵入阻止・隠避」と明確に書かれている。

私にとって、「無臭タイプ」と記載されていることも大変重要なポイントだった。
車外で過ごす時間も、これを吊るした場所から半径2m以内ほどの範囲にいれば効果が期待できる(風向きにもよるが)。

また、暑い時期は、エンジンを止めてエアコンを使わない場合、できるだけスライドドアを全開にして車内の空気を循環させておきたい。
そんな時でも、ドアの前にこれを吊るしておけば、車内への蚊の侵入を防ぐことができる。

蚊に効く吊るだけプレートを使用中

網戸を使う以前に、まずは極力室内へ蚊を侵入させないことが重要だ。

これで侵入を抑え、その後は「スライドドアウインドウネット」で物理的に侵入を防ぐ。
さらに、もし侵入してしまった数匹の蚊は「待ち伏せタイプの殺虫剤」で退治する。

この三段構えなら、完璧だ。

近年は気温が高すぎて真夏より秋の方が蚊は多いが、年中海辺で着替えをする必要のある私のような者には、夕方に着替えをする時にも役に立ってくれそうだ。

そして、車中泊で使わない時は家の窓辺に吊るしておけば、無駄なく活用できると期待している。

蚊以外の虫対策


蚊の他にも、アブ・ブヨ、そして海辺近くの草むらなどではヌカカなど、厄介な害虫は多い。

中でも、身近な草むらにも生息するマダニは特に危険な存在だ。
マダニほど危険ではないとしても、ダニは種類が多く、車内もダニの生息する環境となり得る。

特に、寝具を積んでいる車中泊仕様車は、ダニにとっても好都合な環境なのではないかと思う。

今回100均ショップで防虫グッズをいろいろと見ていたら、これまで車内でダニの被害を実感したことはないのだが、ダニも気になり始めてしまった。
そこで、「ダニよけ+抗菌防臭」と書かれた不織布シートと、「ダニ捕りシート」を購入してみた。

どちらも税込110円。

ダイソーのダニよけ商品

ダニ捕りシートは小さいので、とりあえず2枚買って試してみることにした。
ダニ対策も、捕獲や退治をする以前に寄せ付けないことが肝心だ。

「ダニよけ+抗菌防臭」は寄せ付けないタイプだから、効果が目に見えるわけではない。

しかし、ダニよけだけでなく、「防臭」の機能もある点が気に入った。
一方、「ダニ捕りシート」は殺虫成分を使わず、ダニを寄せ付けないのでもない。

逆にダニを集めて捕獲し、シートごと捨てるタイプだ。
そのため、こちらは効果も見て取れる。

一見すると、この2つは役割が正反対のように思えるが、すでに車内にダニがいるなら、まずはダニ捕りシートで数を減らし、その後はダニよけシートで寄せ付けない環境を作る。
そして、たまに「お部屋にダニコナーズ」などをスプレーすれば完璧だ。

などと、普段から特別きれい好きなわけでもないのに、防虫グッズをいろいろ見ていたら、こんな順序立てまで考えてしまった。

まとめ|100均ショップは車中泊グッズの宝庫だ


Seriaで見つけた「スライドドアウインドウネット」は、まさかのような発見だった。
こんな出会いもあるのも100均ショップパトロールする面白さだ。

防虫グッズというと、ホームセンターやドラッグストアを先に思い浮かべるが、100均ショップにもさまざまな防虫グッズが見つかった。

車内は普通の家より狭い。
だからこそ100円や100円ではなくても、低価格という制限があることで、小さいものや狭い範囲用の物、少量タイプの商品が、かえって車中泊用には好都合なこともあるかと思う。

今回紹介した品はほんの一例だが、気軽に試せる価格帯なのも100均ショップの大きな強みだ。車中泊で使えそうな物がないか、いろいろ試してみるのも良いと思う。

目下のところ、私には「ダニ捕りシート」の効果が楽しみなようでもあり、その結果を確認することが少々恐ろしくもある。

笠原 サタン

スポーツカーやピックアップトラックも好きだけど、車を見ると快適に寝られるかどうかを先ずは考えてしまう。 VANと旅と波乗りとネコをこよなく愛するPaddler。