キャンピングカー
【取材】家庭用エアコン標準装備で1,111万円!5m×2m以内で2段ベッドの本格キャブコン キャンパー厚木・LIVANO(リヴァーノ)
キャンピングカーの定番ともいえる、トヨタ・カムロードがベース車のキャブコン。
なかでも人気が高いのが、車両後部に常設2段ベッドと大型収納を備えたセンターエントランスのレイアウトです。
一方で、本格的なキャブコンになると全長5m、全幅2mを超えるモデルも多く、駐車場所や狭い道での取り回しが気になることも。
そんな「使いやすいサイズ」と「広い室内」の両立を目指してキャンパー厚木が2025年に発売したのが、今回紹介する「LIVANO(リヴァーノ)」です。
標準装備充実で価格はガソリン・2WDで1,111万円(税込)から。
「国産キャブコンでおそらくいちばん多い」という定番レイアウトをベースに、キャンパー厚木が細かな工夫を加えたLIVANO。
その使い勝手や装備、室内の広さを詳しく見ていきます。
駐車しやすいサイズ!人気の室内レイアウトで、快適装備がほぼ標準装備

トヨタ・カムロードベースのキャブコンタイプのキャンピングカーは、様々なサイズや室内レイアウト、装備のモデルが国内キャンピングカービルダー各社から発売されています。
それらの中でも多いのが5m×2m超の車両寸法で、最後部に常設2段ベッドと大型収納スペースのあるセンターエントランスのモデル。
キャンパー厚木といえば、カムロードベースのキャブコンなのに全幅が174cmしかないPuppyシリーズで知られています。
乗用車でいえば5ナンバー(全幅170cm以内)+4cmという車幅は、日本の狭い道で運転しやすく大好評。
ただし、室内後部に常設ベッドと大型収納スペースがないので「もう少し大きくてリア常設ベッドのモデルがあれば」という要望もあったそう。

そんなユーザーの声に応えたのが本記事で紹介するLIVANO(リヴァーノ)です。
Puppyシリーズに比べて大きくなったとはいえ、サイズは国内の標準的な駐車場に収まる5m×2m以内。
最後部に常設2段ベッドと大型収納があって、さらに家庭用エアコンやFFヒーター、電子レンジ、冷蔵庫、天井換気扇、サブバッテリー(104Ah×4)、800Wソーラーパネルなどの車中泊を快適にする機器も、多くのキャンピングカーユーザーが欲しいと思うものをほぼ標準装備。
「(国産キャブコンでおそらくいちばん多い)当たり前の室内レイアウトをもう一段使いやすくする」(キャンパー厚木・竹内 啓二社長、以下、竹内さん)をテーマに、各部に細かな工夫を凝らしたとのこと。
詳しく見ていきましょう。
LIVANO(リヴァーノ)
乗車定員:7名
就寝定員:7名
車両サイズ:
・ワイドトレッド 全長497cm×全幅195cm×全高:280cm(ディーゼル)
・標準トレッド 全長497cm×全幅195cm×全高275cm(ガソリン)/280cm(ディーゼル)
販売価格:11,110,000円(税込、ガソリン車・2WDの場合)~
詳細はこちら▷キャンパー厚木
これぞキャンピングカーという外観

リヴァーノは、国産の本格キャブコンの王道と言える外観。
キャブコンというのは簡単にいうとトラックの荷台に居室スペースを載せた(架装した)タイプのキャンピングカー。
外観ではパッと見てキャンピングカーとわからないバンコンが好みという人もいると思いますが、せっかく乗るならこれぞキャンピングカーという外観がいいというならやはりキャブコンです。
ベース車両は前述したとおりトヨタ・カムロード。
カムロードにはフロントとリアのトレッド幅がほぼ同じ標準トレッドと、フロントに対してリアが約250mmワイドになっているワイドトレッドがありますが、リヴァーノではどちらも選べます。
バリエーションは以下の通り。
ワイドトレッド:ディーゼル、3000cc turbo、2WDまたは4WD
標準トレッド:ガソリン、2000cc、2WD
標準トレッド:ディーゼル、3000cc turbo、4WD
また、キャブコンで人気のセンターエントランス(車両中央に出入り口)を採用しているのも特徴です。
「リア2段ベッド」と「大きな収納」がある室内

これまでのキャンパー厚木の主力モデルのパピーシリーズと違って車幅を約2mにしたことで、リヴァーノの室内空間にはかなり余裕が生まれました。

広い室内空間のおかげで、まず挙げられるメリットが「最後部の常設2段ベッド」。
せっかく本格的なキャブコンなのだから、横になりたいときにすぐ寝られる後部のベッドはぜひ欲しいというニーズに応えています
ベッドサイズは上段下段とも長さ186cm × 幅75cm。

さらに、常設ベッドの下には大型の収納スペースも確保できています。
ベッド展開しなくても寝られる、大きな荷物もラクに積める。
この2つはやっぱり魅力です。
常設ベッドは跳ね上げ式

竹内社長が「各部に細かな工夫を凝らした」と言うリヴァーノ。
後部の常設ベッドは、上下とも跳ね上げ式となっていて、下段しか使わない場合は上段の半分を上げて圧迫感を減らせるようになっています。
また、後部ベッドを上げることで容易に大型収納庫にアクセスできます。
バンクベッドとリビングもベッドスペースに

就寝スペースは後部の常設ベッドだけではありません。
キャブコンの定番・運転席と助手席頭上のバンクベッドに加えて、リビングもベッド展開できます。
バンクベッドは縦190×185cmとかなり広々。
両側にあるボードを倒すだけで簡単にツインベッドに展開。
縦向きに3名が寝られます。

バンクベッドに昇り降りする際には↑の踏み台を使用。
付け外しが面倒なラダー(はしご)はあえて採用せず、手軽にバンクベッドと行き来できる工夫がされています。
リビングをフラットにすればさらに2名が就寝

後部常設ベッドとバンクベッドでも計5名が就寝できますが、さらに大人数で車中泊したいという場合は、リビングのテーブルを外してマットを敷き詰めることでここでも2名が就寝可能。
計7名で車中泊できます。
家族連れのキャンピングカー旅でも余裕ですね。
落ち着いた雰囲気の内装と大充実の標準装備

リヴァーノは就寝スペース以外もハイレベル。
この項では、内装と快適装備について見ていきましょう。
4名がくつろげるリビング

リビング(ダイネット)には対面で4名がくつろげます。
テーブルは軽量で簡単に取り外し可能。
端から端までのワイドな窓は採光性抜群で昼間は明るく、夜は調光可能なLEDライトでムーディーな雰囲気を作って、ゆったりバータイムを楽しむこともできるでしょう。
キッチンはブラック基調でシックな雰囲気

キッチンはシンクと蛇口付きで、オプションで温水も使えるようにできます。
給水タンクは20リットル(OPで追加20リットル)、排水タンクは54リットル。
シンクの下には電子レンジが標準装備。
その左には収納用の引き出しが3段。

コンロは付いてきませんが、引き出しは一般的なカセットコンロが収まるサイズなので必要なら積んでおけばいいでしょう。
シャワーやトイレにもできるマルチルーム

リビングと後部常設ベッドの間にはマルチルーム(多目的ルーム)。
大きな収納スペースとして使えるだけでなく、オプションでシャワーやトイレも設置できます。
リビングの左右に扉付き収納棚

常設ベッド下やマルチルーム、使い方によってはバンクベッドも収納スペースとなるリヴァーノ。
さらにリビングの天井近くの左右には吊り下げ式収納棚も設置されています。
アール(曲面)の付いた扉式でデザイン性も高く、小物類をあれこれ入れておくのに便利ですね。
家庭用エアコンやFFヒーター、冷蔵庫……が標準装備

さらにリヴァーノの特徴には、快適装備の多くが標準で付いてくることも挙げられます。

前述した電子レンジをはじめ、家庭用エアコンやFFヒーター、冷蔵庫、天井換気扇(MAXXFAN)。
これらを稼働させる電源類も、416Ah固体リチウムバッテリーと800Wソーラーパネルがあらかじめ搭載されています。
通常の駐車場サイズに収まる高コスパの本格キャブコン

5m×2mの駐車場に収まるサイズ、家庭用エアコンやFFヒーター、冷蔵庫、電子レンジなどが標準装備、後部2段ベッドと大型収納庫もある。
それでいて価格は1,111万円(税込)~。
カムロードをベースにした同サイズの本格キャブコンの中でも、リヴァーノは現時点(2026年8月)でトップクラスの高コスパモデルではないでしょうか。