車中泊旅「最初に準備しておいてよかったもの」&「追加したアイテム」
車中泊未経験だった私たち夫婦が、車中泊の旅をするにあたり最初に準備をしたものはいくつもあります。
未経験ですから、最初は何が必要になるのかわからず、本や雑誌・ネットでの情報を参考に、私たち夫婦に必要だろうと思ったアイテムを厳選して準備しました。
イチから用意したということもあり、結果かなりの量になり不要だったものがあったのも事実です。
そこで今回の記事では、車中泊旅のために最初に準備したアイテムの中でも「準備しておいてよかった、正解だった!」と思ったものや、初めての車中泊から2年以上経った現在でも使用頻度が高いアイテムをいくつかご紹介していきたいと思います。
またそれとは別に、車中泊旅を続けている中で必要になり、途中で追加したアイテムもありましたので、そちらも合わせてご紹介していきます。
これから車中泊の旅をスタートする予定がある方、まだ未経験だけど興味があるという方はぜひ記事をチェックしてみてください。
目次
最初に準備しておいてよかったもの
クーラーボックス
車の購入からDIY、車中泊アイテムの購入を一度に済ませる予定だったため、スペースと予算の都合で車載用の冷蔵庫は購入を断念しました。そのかわりに購入したのがこちらの「クーラーボックス」。
車内のどこに置いておくかをあらかじめ決めておいたことと、長期間の宿泊は想定していなかったため、購入したクーラーボックスはちょっと小さめサイズですが、自宅から食材や調味料を持参する際に使用するにはじゅうぶんな大きさがあります。
また滞在先でおいしそうなものを見つけたときには、現地のスーパーやコンビニで氷やドライアイスを調達すれば、要冷蔵の食品も安心して保管ができるためかなり重宝しています。
暑い季節は冷たいドリンクをすぐに飲むこともでき、お土産もいれることができる。クーラーボックスは、私たち夫婦の車中泊旅ではかかせないアイテムのひとつとなっています。
ポータブルバッテリー(ソーラーパネル)
バンライフ・車中泊仕様に車をDIYしようと思いたった当初から、季節問わず1年を通して車中泊旅を楽しもうと考えていた私たち夫婦。
当然のことながら季節によって気温が変わるため、車内で過ごす時間の「暑い・寒い」に対応する必要があり、車内で扇風機や電気毛布を使用したかったこと、また電気を使用して簡単な調理がしたいと思っていたこともあり、「ポータブル電源」は最初から購入する予定で予算を組んでいました。
ポータブル電源を活用するためにあらかじめ天井にソーラーパネルを貼り、旅の途中でも充電ができるようにしていたおかげで、電気毛布や扇風機・調理器具だけでなく、仕事で使うパソコンやタブレット・カメラの充電も可能となり、いまではポータブル電源のない旅は考えられないほどにフル活用しています。
現在ではハイパワータイプのポータブル電源も多数発売され、IHクッキングヒーターやホットプレート、電気ケトルなどが使えるものもあります。
ハイパワータイプのポータブル電源があれば、いままで以上に車中泊旅が充実したものになるのは間違いないでしょう。
電気毛布&扇風機
ポータブル電源を購入するのと同時に、電気毛布と小型の扇風機を準備しておきました。冬の車中泊は車内が冷えてとても寒く、厚着をして過ごしていても手や足先が冷たくなったまま。特に冷え性のわたしには、冬の車中泊に電気毛布は必須アイテムでした。
想定外だったのは、冬以外でも比較的肌寒い季節があること。冬だけでなく、春先に急に気温が下がって寒くなってしまったときや、秋なのに冬のように冷えてしまった日には電気毛布の電源をON。
電気毛布に包まって過ごしていれば、体が冷えてしまってもすぐに温まりますし、こたつのように毛布にもぐりこめば冬でもかなり快適!
また夏の暑い日には窓をすべて開け、扇風機を首を振った状態でまわしています。そうすることで車内の熱気が外に抜け、かなり過ごしやすくなります。
扇風機は暑いときに涼むだけでなく車内の湿気対策にも役立つため、春〜夏の季節の車中泊時には常に使用している状態です。車中泊時以外でも、車内でテイクアウトしたランチをいただいたり、気分を変えてパソコン仕事をするときなどにも大活躍しています。
電気式ランタン
DIYをした際に壁や天井にライトを埋め込まなかったため、最初から電気式のランタンをいくつか用意しておく必要がありました。
結果的に、普段の車中泊旅だけでなく、オートキャンプ場など車外でも使用することができており、使用頻度はかなり高めです。
ライトの灯りで車内の雰囲気もよくしてくれるため、多少価格帯が高くてもデザイン性や好きなブランドにこだわって3種類ほど選びました。そのなかでも「バルミューダ」のランタンは1番のお気に入り!
車内で使うので安全性を考えて電気式をチョイス。電気が切れたらポータブル電源につないで充電すればよいので、長期の車中泊旅でも安心です。
アウトドア用の食器とカトラリー
車内で調理をしたり、買ってきたお惣菜をお皿に移して食事をする際に役立っているのが、アウトドア用や割れない素材の食器・カトラリーです。
プラスチック素材が多い印象だったアウトドア用の食器も最近ではかなりおしゃれなものが増え、車内とは思えない素敵な食卓を作り上げることに役立っています。
またアウトドア用でなくても、木製など割れにくい素材で作られた食器なら、揺れる車内でも安心して持ち運ぶことが可能です。
車内でも調理をすることがありますが、オートキャンプ場では車外にテーブルやイスを出し調理も可能なので、オートキャンプ場に滞在し本格的な料理を作ることもあります。
車中泊旅で調理する予定がある場合は、食器をいくつか用意しておくとかなり便利ですよ!
車中泊旅を始めてから追加したアイテム
ウインドーネット
クーラーなどない我が家のバン。夏の暑い日の車中泊時には扇風機が必須となりますが、ただ扇風機をまわしていても「熱い空気が車内を循環しているだけ」となり、暑さで眠れないこともありました。
そこで追加で準備したのが、車の窓部分につけることができる「ウインドーネット」。
ウインドーネットがあるおかげで、夜も窓をすこし開けておくことが可能になり、扇風機で車内の熱気を外に逃がすことができるようになりました。
もちろん、防犯的には窓が常に開いている状態となるため多少の注意は必要ですが、夏の車中泊が快適になったのは間違いありません。
これからも防犯面に注意しながら、扇風機と併用して使用していこうと考えています。
コーヒーセット
最初は「インスタントコーヒーでいいかな」と思っていたのですが、アウトドア動画などで豆を挽いて丁寧にコーヒーを淹れている様子をみるうちに、「外でもおいしいコーヒーが飲みたい」となり、用意したのが写真のコーヒーセット。
小さめサイズのコーヒーミルとドリップカップ、アウトドアブランドのマグカップを用意し、自宅にあったコーヒードリッパーをプラスしてセットにし、いまではいつも車に積んであります。
滞在先でコーヒーショップに寄っておいしそうなコーヒー豆を見つけたら購入し、景色の良い場所まで移動したらコーヒーを淹れて車で飲んでいます。
また寒い日に熱いコーヒーで体を温めたり、朝食時にコーヒーを淹れることも。
ちなみに我が家ではコーヒーを淹れるのは夫が担当してくれています。夫の淹れてくれるコーヒー、とてもおいしいんですよ!
必要なアイテムを厳選して楽しい車中泊旅を!
今回は、私たち夫婦が車中泊の旅をするにあたり最初に準備をしてよかったと思ったものや、途中で追加したアイテムをご紹介しました。
人によって必要なものは多少違ってくるとは思いますが、私たち夫婦にとって車中泊旅であってよかったと思うアイテムは、旅の最中の不便を解消し、車内での居心地の良さを実現するものが多いように感じています。
今後旅のスタイルが変わることで、いま必要と感じているアイテムも別のものに変わる可能性はもちろんあります。
そんなスタイルやアイテムの変化も柔軟に受け止め、これからも私たちなりに、車中泊の旅を楽しく充実したものにしていきたいと思っています。