EENOUR 超大容量ポータブル電源「P 5000」新発売!キャンピングカーで家電を思いっきり使ってみた!

【実験】EENOUR 超大容量ポータブル電源「P5000」新発売!キャンピングカーで家電を思いっきり使ってみた!




自宅や別荘の非常用電源にも


EENOUR大容量ポーブルバッテリー「P 5000」

キャンピングカーや車中泊仕様車の電源や追加電源として十二分な容量・出力の「P5000」。

ここまで「モンスター」だと、自宅や別荘などで万が一のときの非常用電源としても頼れる存在です。

しかも「P5000」はUPS(無停電電源装置を搭載。突然の停電時でも0.01秒以内で「P5000」に切り替わって電力を供給。


車中泊以外にも、普段から心強い味方となってくれます。

ポータブル電源「P5000」を実物レビュー


EENOUR P5000

さて、ここまでで「P5000」の製品概要や特長を紹介してきました。

しかし、実際に使ってみなければわからないこともいろいろあるでしょう。

ということで、エアコンや電子レンジの付いている大型の輸入キャンピングカー・ADRIA TWIN SPORTSに高出力のドライヤーや電気ケトルを持ちこんで、1日かけて「P5000」を使ってみました。

持ち運びはできるのか、車内で場所は取らないのか、複数の家電を同時にいくつもつないでも使えるのか。

実験してみた結果を、率直な感想とともに発表します。

約55cm×50cm×30cmで重量51kg!持てるのか、積めるのか?


EENOUR P5000 持っている様子

「ポータブル」電源と言っている「P5000」ですが、先述のとおり寸法は550mm×487mm×299mm。

つまり約55cm×50cm×30cmなのでなかなか大柄

両脇を持って持ち上げようとすることはできますが、51kgという重量がネックになります。

力自慢の人ならなんとか1人でキャンピングカーでの積み降ろしができると思いますが、腰が心配。

2人で行うことをおすすめします。

キャンピングカーで使うときだけ積んだり、充電の度に下ろししたりするというよりは、基本的にはキャンピングカーに載せっぱなしにしたままになることを想定したほうがいいかもしれません。

※動作/保管温度は-10℃〜40℃(推奨温度20℃〜30℃)となっているので、真夏や冬場での車内の保管には注意が必要。

EENOUR P5000 キャスターで横移動

一方で、横移動はラク。

レバーとキャスターが付いているので、小柄な女性でも簡単に動かせました。

EENOUR P5000 小さな突起で傷もつかない

キャスター側の側面には、縦に置いても本体に傷が付かないよう足となるよう小さな突起があります。

上の画像のように一旦縦に置いてからレバーを引き出せるので、動作がとても楽です。

EENOUR P5000 アドリアに積載

全幅205cm 、全高265cmあるADRIA TWIN SPORTSの荷台に「P5000」を載せたときの様子。

なかなかの存在感です。

コンセント類や換気ファンの位置は?


EENOUR P5000 正面、側面

正面にはディスプレイとACコンセントをはじめとした各種出力スイッチ。

入力ジャック類は右側面に配置されています。

また両側面に排熱口があるため、設置をする際には排熱口を塞がないように注意が必要です。

充電に必要な時間は?


EENOUR P5000 液晶

家電をつなぐ前にまず充電。

バッテリー残量25%から充電スタート。

EENOUR P5000 残数表示

AC入力(家庭用コンセント)で、約1時間で50%まで充電できました。

カタログによるとAC入力のみの場合、最短3.5時間で満充電できるとのことですが、実用でもかなり充電速度は速いようです。

家電満載のキャンピングカーでポータブル電源「P5000」を使って実験!


家庭用のエアコンを使用してみると・・・


EENOUR P5000 エアコン稼働

まず大型輸入キャンピングカーのADRIA TWIN SPORTSに付いているエアコン(冷房・530W)を「P5000」で稼働させてみました。

外気温20度・車内温度26度。設定温度は25度で風量は弱を選択(しずか・微・弱・強の4段階)。

オンにしてすぐの「P5000」の出力電力は500〜550Wくらい。

室内が冷えてくると、出力電力は130〜150Wほどに落ち着きました。

さらに、エアコンの設定を28度・しずかに変更したところ、室内がすでに冷えていたこともあってか出力電力は15〜30Wほどにまで下がりました。

キャンピングカーは一般家屋と比べると空間が狭く、断熱加工もされている場合もあるので、冷暖房が効きやすい傾向にあります。

このときも一度冷えてしまえば、その後はエコモードでも十分快適に過ごせそうという感じ。

思いのほか、消費電力も少なくて済みそうです。

また「P5000」の液晶ディスプレイでは、バッテリー残量や使用電力から計算して残りの使用可能時間まで表示してくれます。

特に、エアコンのような長時間稼働させるような電化製品の場合、計画的な使用ができるのでとても便利です。

エアコン使用中に電子レンジも使ってみると・・・


EENOUR P5000 エアコンとレンジ使用

エアコンと電子レンジといえば「電気をたくさん使う家電」の代表。

「P5000」の高出力を試すために。同時に両方を使ってみました。

室内が冷える前で電気をけっこう使っている状態のエアコン稼働中に、電子レンジを600Wで1分30秒と1分40秒の2回使用。

EENOUR P5000

「P5000」の出力電力は瞬間1400W、その後1200W台。

エアコンを使用したままでも、何の問題もなく使えます。

ドライヤー+エアコンも


EENOUR P5000 ドライヤーとエアコンを稼働

続けて消費電力の大きい家電、ドライヤーでも検証。

ドライヤーは、貼りっぱなしにしているシールを見ると『業界最大級の大風量』とあり、1300 Wのハイパワーを売りにしている製品。

エアコン稼働中に、男性の平均使用時間だという5分間使ってみました。

「P5000」の出力電力は1300Wほど。やはり問題なく使えます。

さらに、電気ケトル+テレビ+エアコン


EENOUR P5000 エアコン、テレビ、ケトルを使用

テレビとエアコン使っている最中に、ティファールの電気ケトル(1250W)でお湯を沸かしてみました。

EENOUR P5000 残量

このときの「P5000」の出力電力は1600W〜1700W。これまた問題なく3つ同時に使えました。

出力以上の家電を稼働させてみる


「P5000」では負荷が定格2200Wを超える場合は、過負荷保護が働いて出力が遮断されます。

検証ということで、あえて規定出力を超えるような使い方も試してみることに。

エアコン+電気ケトルを稼働させ、ドライヤーをつけたと同時に定格2200Wを超え、しっかり瞬時に「P5000」が停止しました。

停止後の再稼働も全く問題ありません。

※事前に電気機器の電力を確認し、合計を確認の上、使用しましょう。

大容量ポータブル電源「P5000」を使ってみた結果!


今回の検証・実験で大型輸入キャンピングカーの中で過ごした時間は約8時間。

バッテリーを50%まで充電してから、上で紹介したように家電をいろいろと使ってみました。

エアコン(冷房)はこの時期(実験は4月上旬)すぐ寒くなってしまったので、合計の使用時間が2時間弱。

PCやスマホなどを充電しながら、自宅にいるのと同じように節電を意識せず滞在してバッテリー残量は29%でした。

50%-29%=21%使ったことになります。

どの機器もあまりに問題なく使えるので、あえて規定を超えるような使用をしてみましたが、こういう極端な場合を除けば、何事もなく家電がなんでも使えます。

ファンの音は気にならない


「P5000」は発電機ではないので基本的には無音です。

本体内部の温度が上がると、自動(低速・中速・高速の3段階)で冷却ファンが回り始めます。

電子レンジやドライヤーなど、出力の大きい電化製品を使用した際にはファンが回りましたが、長時間ずっとファンが回り続けるようなことはありませんでした。

ファンの回る音も気にするほどではないと感じました。

個人的な感覚ですが、空気清浄機がいちばんMAXで稼働しているときよりも静かな印象です。

今回の検証では、ファンが回って出てくる排熱口からの温風も、車内温度に影響するほどではなく、製品自体が熱を持っている感じもしませんでした。

マニュアルを見なくても操作できる


日本語で書かれた取扱説明書が付属していますが、特に取説を見ないと困るようなシーンもなく、直感的に使用できます。

また液晶ディスプレイも見やすくて、現在の出力や残りの使用可能時間などが分かりやすかったです。

結論:サブバッテリーを追加・増設するよりリーズナブル?


キャンピングカーや車中泊仕様車、それも大型のボディサイズの車で、家電など電気製品をたくさん使いたい場合。

サブバッテリーをリチウムイオンバッテリーに交換・新設することを考えると思います。

ただ、交換・増設にはサブバッテリーだけでなくインバーターや走行充電器といった周辺機器も必要。

これらを接続する手間や、専門業者に頼むなら設置の工事料金もかかります。

その点、「P5000」はリチウムイオンバッテリー以外の周辺機器もオールインワン。

積み下ろしのときだけ大人2人がいれば、機器の接続の手間や設置工事も要りません。

そう考えると定価559,900円(税込)は決して高い買い物とは言えないはず。

「P5000」導入後の快適性を考えると、検討してみる価値はあるでしょう。

「P5000」のスペックと価格
電池:リン酸鉄リチウム電池(LiFePO4)
容量:5120Wh、3.2V/1600000mAh(51.2V/100000mAh)
周波数:50Hz/60Hz 正弦波
AC入力:100〜120V 50Hz/60Hz 15A (1500W 急速充電/600W 低速充電の切替可能)
PV入力 :12V〜120V/15A 1000W Max
シガー入力:12V⎓8A、24V⎓10A
AC出力:(5コンセント)100V 20A Max*4+30A Max*1 定格2200W(サージ4000W)
USB-A(2ポート)5V⎓2.4A 合計12W
QC3.0(2ポート)5V⎓3A/9V⎓2A/12V⎓1.5A 18W 合計36W
Type-C(2ポート)5V⎓3A/9V⎓3A/12V⎓3A/15V⎓3A/20V⎓2A 100W PD対応 合計200W
DC(2ポート)12V⎓3A 合計36W
シガーライタソケット(1ポート)12V⎓10A 120W
GX16-4ピン式航空ソケット(1ポート)24V⎓10A 240W
動作/保管温度&充電温度:-10℃ 〜 40℃ & 0℃ 〜 40℃
寸法&重量:550 × 487 × 299mm&51kg
通常販売価格:59万7,600円(税込)




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