大阪キャンピングカーフェア2019に行ってきました!軽キャンからバスコンまで気になった車をレポート
2019 年10月12日(土)~13 日(日)の2 日間にわたって開催された「大阪キャンピングカーフェア2019」。12日は台風19号の影響で開催が危ぶまれていましたが、無事に10時からオープンされました。
今回はなんと約40社が参加し、175台ものキャンピングカーを展示されるとのこと。台風の影響もあったため、ゆっくり回れなかったのですが、私が気になったものをごく一部ですがご紹介します。
目次
ナッツRV
まずは我が家のキャンピングカー「MUSH」のビルダーであるナッツRVのブースへ。
我が家の憧れ、いつかはBORDER。13,540,000円(税抜)から。
ナッツRVが独自に開発した「EVOLUTION SYSTEM」(特許出願中)を紹介するブースもありました。
「EVOLUTION SYSTEM」とは、外部から充電しなくても、4-5時間アイドリングすれば、サブバッテリーを充電できる仕組み。これにより、より快適な車中泊ができるというものです。サブバッテリーは、エアコンなど車内で快適に過ごすには不可欠。車中泊の幅が広がりそうです。
ケイワークス
ナッツRVと同様、サブバッテリーに力を入れていると感じたのが、愛知県にあるケイワークスのブース。なんと「AURORA」など全車種にリチウムイオンバッテリーを搭載。
リチウムイオンバッテリーといえば、つい先日リチウムイオン電池を開発した吉野彰さんが、ノーベル化学賞を受賞したニュースも話題になりました。軽くてエネルギー効率も高く、環境にも優しいリチウムイオンバッテリーは、今は私たちの生活に欠かせないもの。これをいち早くキャンピングカーに取り入れているそうです。
「AURORA」の内装。テーブルがおしゃれです。車両本体価格は4,600.000円(税抜)〜。
しかも、今ならリチウムイオンサブバッテリーが、モニターキャンペーン価格で0円とのこと。キャンペーン終了時期は未定だそうですので、これから購入を考えている方にとってはおいしい話ですね。
また、KWORKSさんでは、「TRAIL WORKS」も気になりました。こちらは牽引タイプのキャンピングカー。
こちらが内装。まるで一人暮らしのアパートみたい。
災害に備えてのオフィスとしての使い方も提案しています。大規模災害が増えている今、トレーラーという選択もありかもしれません。
RVビッグフット
災害対策については、RVビッグフットも力をいれている印象を受けました。
写真はフラッグシップモデルのバスコン「オアシス」です。
オアシスには、自然エネルギーを活用したACS(太陽光発電システム)が標準搭載されています。エンジンをかけなくても、電気をつくることができます。
RVビッグフットは埼玉の会社ですが、北海道・函館にも拠点があります。同店は2018年の北海道胆振東部地震を経験しており、その経験から今は災害対策に非常に力をいれているとのことでした。
コイズミ
キャンピングカーではありませんが、車中泊グッズを扱うコイズミのブースでリチウムイオンバッテリー「エレキテルボックスG500」が展示されていました。コンセントの差込口もあり、USBポートも4つ。スマートフォンやタブレットを、同時に4台充電できます。
今回の台風では、テレビで「携帯電話の充電を満タンにしておいてください」と何度も呼びかけていました。ポータブルバッテリーは災害対策として必須のアイテムになってきているのかもしれません。
マリナRV
軽キャンピングカーで、電気系統に力を入れていると感じたのが、滋賀県にある「マリナRV」。
なんと、軽自動車にクーラーを搭載。
こちらが「キャビンIIミニプラスアルファ」の車内。電子レンジは標準装備です。クーラーがかかっていて、木の葉がはためいています。
車両本体価格は2,445,000円(税抜)から。展示車両は3,048,800円(税別)。キャンピングカーショー限定の特典として、ソーラーパネルがプレゼントされていました。
セカンドハウス
次は我が家が気になっている「セカンドハウス」。会社は福岡にあり、ハイエースのカスタムを専門にしています。
とにかく、内装が格好いい! ゴージャスな旅を楽しめます。
こちらの「ウイングス・プレミアム」は、車両本体価格が4,600,000円(税抜)、展示車両が5,567,000円(税抜)でした。
思わず内装に目を奪われる人が多い印象でした。
ユーアイビークル
ハイエースのカスタムでは、ユーアイビークルも気になりました。名古屋、埼玉、大阪にあります。
山道とか、曲がりくねった道を長時間走っているとどうしても気持ち悪くなりますよね。子供やペットが車酔いしない、というのは大事なポイントだと思います。
車両本体価格3,020000円(税抜)展示車両は3,567,000円(税別)です。
東和モータース
女性客の関心をひときわ集めていたのが、東和モータースのインディ108 MEISAI。軽キャンピングカー「インディ108」の特別仕様車です。色はブラック、カーキ、ブルー、ピンクの4種類。
こちらがインディ108のインテリア。軽自動車でもゆっくり4人が座れるつくりです。
車両本体価格は2,980,000円(税別)、展示車両は3,351,800円(税抜)です。
リンエイ
「ソロキャンプ」という言葉が今年流行しましたが、このソロキャンプをキャンピングカーで提案していたのが、大阪・豊中市にある「リンエイ」。
その名も「マクロバカンチェス ひとり旅」。
車両本体価格で2,085,00円(税抜)、参考出展車両の価格は2,363,000円(税抜)と、手の届きそうなお値段。
もちろんみんなでワイワイ旅をするのも楽しいですが、一人で気ままにキャンピングカーを運転しながら日本を旅するというのも、憧れますね。
ホワイトハウス
大きな車を運転するのがあまり得意ではない私が気になったのは、ホワイトハウスさんのN BOX Camper Neo。
その名の通り、N-BOXを改造したキャンピングカー。一人旅での利用を提案されていましたが、たしかにちょうど良いサイズ。運転があまり得意でない方でもこのサイズなら安心です。
トヨタテックス大阪
そして、今回、我が家が一番心惹かれたのは、1台限定販売の「C540」。今回の目玉という感じで、正面に展示されていました。
バスコンタイプのものは、車体が長いものが多いのですが、このC540は全長5400mm。乗車定員は6名。駐車場にも困らないし、運転もしやすそうです。
大きな窓に、ゆったりした4人掛けソファー兼ベッド。広々とした室内は、さすがバスコンです。車両本体価格は12,964,000円。いつかは……。
まとめ
台風の中開催された、大阪キャンピングカーフェア2019。ほとんど来場者はいないかもと思いきや、関西は被害が少なかったこともあり、熱心な来場者の方が多く見られました。
そして、今回は特に、バッテリーや電気、そして災害に関する紹介が多めだったように思います。今年の夏もずっと暑く、いかに快適に旅をするかが求められているのかもしれません。
そして災害対策。我が家がキャンピングカーを買った理由の一つも、災害時に避難できるからというのもあります。実際に、2018年の台風21号で我が家は停電しましたが、キャンピングカーの中で一夜を明かしました。
高価ではありますが、防災対策のひとつにキャンピングカーというのも、ひとつの選択肢になりうるのではないでしょうか。