14カ月の車中泊生活者が教える。東能登の道の駅巡りおすすめルートと観光スポット

車中泊好きやキャンピングカーに乗っている人にとって、「道の駅」は旅に欠かせない存在ではないでしょうか。
筆者は普段、富山県高岡市から石川県七尾市までのエリアで車中泊生活を続けている会社員です。
もともと地元が能登地方ということもあり、これまでさまざまな場所で車中泊をしてきましたが、最近は能登半島の道の駅を巡る車中泊旅行をしてきました。
その経験をもとに、今回は東能登の道の駅をめぐるおすすめルートを考えてみました。
提案するルートは、急げば1日で回れますが、せっかくなら2日ほどかけて、ゆったり巡るのが能登の魅力を存分に味わうコツです。
道中に立ち寄ってほしい観光スポットについても、可能な限り紹介していきます。
今回ご紹介するルート
ひみ番屋街→能登食祭市場→道の駅のとじま→道の駅なかじまロマン峠→道の駅穴水→道の駅桜峠→イカの駅つくモール→道の駅すずなり→道の駅狼煙→道の駅すず塩田村→道の駅千枚田ポケットパーク→道の駅輪島→ひみ番屋街
ひみ番屋街(スタート)→能登食祭市場
今回の道の駅めぐりは、「ひみ番屋街」をスタート地点としました。
その理由は、ここから見る朝日がとても綺麗だからです。
立山連峰から顔を出す朝日は、思わず息をのむほど感動的。
ぜひ、前日から「ひみ番屋街」に車中泊して、最高な朝を迎えていただきたいです。
ルート:能越自動車道または国道160号
道の特徴について
目的地に向かうには、能越自動車道を利用するのがおすすめですが、時間に余裕があれば、国道160号線を使ってのんびり向かうのもおすすめです。
国道160号沿いには「道の駅 庵(いおり)」もあります。
道路の状況では、能越自動車道は完全に復旧しています。
国道160号線は一部で片側交互通行になっている区間があります。
なお、国道160号は狭いトンネルや急な坂道があるため、とくに冬季の運転は十分注意が必要です。
給油・食料調達について
給油は氷見市内の方が、エネオスやアポロステーションなどのスタンドが近くにあるので便利です。
ただし、多くのスタンドは24時間営業ではないため、早朝出発する場合は、前日までに給油しておくと安心です。
食料調達は、氷見市内、七尾市内どちらも大型スーパーがあるため、車中泊旅の準備に困ることはありません。
ひみ番屋街の特徴

富山県の人気観光スポットのひとつとして、常に上位にランクインするのが「ひみ番屋街」です。
館内には新鮮な魚介類が並び、寒ブリシーズンにはブリ1本を購入できることも。
また、氷見の特産品を使ったメニューも楽しめる場所です。
朝8:30から営業しており、観光客にも地元の人にも愛される施設です。
筆者も車中泊で利用する場所ですが、年中通して混雑が少なく、静かに過ごせるのが魅力。
施設の隣には、氷見温泉「総湯」があり、徒歩ですぐに入浴可能です。
また、ひみ番屋街を中心に、コンビニやスーパー、飲食店もあり生活面でも不自由ありません。
晴れた日には、海辺に向かって散歩も楽しめます。
道の駅 ひみ番屋街
所在地:富山県氷見市北大町25-5
TEL:0766-72-3400
駐車場の台数:普通車214台
詳細はこちら▷道の駅 ひみ番屋街
能登食祭市場の特徴

能登の鮮魚を購入するならここが一番おすすめです。
能登牡蠣や能登岩ガキ、カニ、サザエなど販売されており、岩ガキはその場で食べる事も可能。
また、浜焼きが楽しめるブースもあり、焼きたての魚介をその場で楽しめます。
七尾市を代表する企業「スギヨ」のブースでは、各種かまぼこや練り物など楽しめます。
七尾市街地に近いので、飲食店巡りの拠点にもなります。
朝9:00から営業しているので、朝一番の立ち寄りにもぴったりです。
普段は比較的空いており、すごしやすい場所です。
休日前でも大きな混雑はなく、のんびりと買い物ができます。
また、能登半島の各方面へのアクセスも良好。
輪島方面、羽咋方面、高岡方面へ向かう分岐点にあるため、能登旅行に便利な立地です。
通常は旅の最後に立ち寄り、鮮魚を買って帰る人が多いですが、朝一に訪れると、より新鮮な海の幸が豊富に揃っているのでおすすめです。
道の駅 能登食祭市場
所在地:石川県七尾市府中町員外13-1
TEL:0767-52-7071
駐車場の台数:普通車200台
詳細はこちら▷道の駅 能登食祭市場
おすすめ観光スポット①:氷見魚市場食堂
氷見魚市場にある食堂で、多くのユーチューバーに紹介されている人気店です。
朝6:30から営業しているため、朝食にも最適。
普通盛りでもボリュームがあるため、小盛りがおすすめです。
その後の食事がしばらく入らなくなるほど満腹になります。
おすすめ観光スポット②:七尾城
能越自動車道城山ICから下りると、すぐ近くに七尾城跡地があります。
かつての戦国武将・上杉謙信が攻めたという歴史ある城で、城マニアの方にはおすすめスポットです。
詳細はこちら▷七尾市HP
能登食祭市場→道の駅のとじま
ルート:県道1号線、県道47号線
道の特徴について
能登食祭市場から能登大橋までは、道路はかなり復旧して走りやすくなっています。
能登島内の道路は、一部道幅がやや狭い箇所がありますが、運転しづらいことはありません。
給油・食料調達について
能登島内では食料調達が難しいため、七尾市街地で済ませておくのがおすすめです。
なお、ファミリーマートは島内にあります。
給油も、七尾市街地で済ませておくと安心です。
道の駅のとじまの特徴

現在、販売店は休業中ですが、ガラス工房は営業を再開しています。
敷地内には、広い芝生とドッグランも併設されています。
能登島に訪れる観光客が少ない上、販売店が休業中のため、車中泊をしている人はほとんど見かけません。
しかし、トイレは24時間利用できます。
利用者が少なすぎて、少し寂しい雰囲気もあります。
海が近いため、釣り好きな方にはぴったりの場所です。
道の駅のとじま
所在地:石川県七尾市能登島向田町122-14
TEL:0767-84-0225
駐車場の台数:普通車272台
詳細はこちら▷道の駅のとじま
おすすめ観光スポット:のとじま水族館
ここの目玉はジンベイザメです。
能登半島地震の影響で長期休業していましたが、現在は営業を再開し、通常通り見学可能です。
「道の駅 のとじま」から、近くに位置しており、ついでに立ち寄りたいスポット。
海釣りセンターが隣接しており、貸竿やえさも用意されているので、手ぶらで楽しめます。
詳細はこちら▷のとじま水族館
道の駅のとじま→道の駅なかじまロマン峠
ルート:県道47号線、国道249号線
道の特徴について
本来は「ツインブリッジのと」が通行可能であればスムーズですが、現在も震災の影響で通行止めが続いており、本土側に戻るルートをとる必要があります。
和倉温泉から道の駅なかじまロマン峠までの道は、地震の影響が残っていて波打っている箇所があります。
ここでスピードの出し過ぎは、とても危険ですのでご注意を。
給油・食料調達について
このルート周辺にはガソリンスタンドが少ないので、燃料には余裕を持ちましょう。
食料調達は、道の駅なかじまロマン峠で、弁当類が購入できます。
早い時間から営業していますので朝食にはもってこいの場所です。
道の駅 なかじまロマン峠の特徴

峠の茶屋のような雰囲気のある道の駅で、七尾市と穴水町の中間地点に位置しています。
あまり大きくない道の駅ですが、Yahataすしべんが施設内にあり、朝7:00から営業しています。
店舗では、おでんや弁当が販売されており、朝食で利用されるお客さんが多いです。
私が訪れたときも、朝から途切れず利用客で賑わっていました。
道の駅なかじまロマン峠
所在地:石川県七尾市中島町中島ニ部1番地19
TEL:0767-66-0155
駐車場の台数:普通車14台
詳細はこちら▷北陸「道の駅」
道の駅なかじまロマン峠→道の駅あなみず
ルート:国道249号線
道の特徴について
この区間の国道249号線は、地震の影響がほとんどなく、走りやすい道路環境です。
給油・食料調達について
ガソリンスタンドは、「道の駅 穴水」周辺にエネオスとアポロステーションがあります。
食料の調達は、穴水市外地に「どんたく」という大型スーパーマーケットが便利です。
道の駅 穴水の特徴

道の駅 穴水は、のと鉄道・穴水駅に隣接している道の駅です。
販売店では、のと鉄道のグッズが豊富に取り揃えており、鉄道ファンには見逃せないスポットになっています。
筆者が訪れた際にも、のと鉄道グッズが沢山ありました。
観光バスの立ち寄り地としても活用されているため、能登エリアの観光の中間地点として機能しています。
穴水駅はのと鉄道の終着駅で、現在も駅利用者がいる現役の駅です。
車中泊をする場合には駅利用者の迷惑にならないようにしましょう。
道の駅 穴水
所在地:石川県鳳珠郡穴水町字大町チ41-6
TEL:0768-52-3333
駐車場の台数:普通車64台
詳細はこちら▷北陸「道の駅」
おすすめ観光スポット①:ボラ待ちやぐら

能登特有の伝統的な漁法「ボラ待ち漁」を再現した木製のやぐら。
道の駅 穴水の手前の海辺に設置されています。
これは、やぐらの上で漁師が待機していて、ボラが網の上を通ると、水中の網を一気に引き上げボラを捕まえます。
能登の撮影スポットの一つとしても有名な場所です。
おすすめ観光スポット②:能登長寿大仏
「能登長寿大仏」は、北陸エリア最大級の大仏です。
大仏がある真和園は、建立者が100歳の長寿だったことから「能登長寿大仏」と呼ばれています。
道の駅あなみず→道の駅桜峠
ルート:県道303号、珠洲道路
道の特徴について
このルートは地震後も復旧が進み、現在はほぼ問題無く通行可能です。
しかし、路肩や周辺は地震と豪雨の爪痕が今なお残っており、慎重な運転が必要。
給油・食料調達について
ガソリンスタンドは、能登空港の近くに1件あります
食料調達は、道の駅 桜峠でお弁当が販売されています。
また、能登里山空港では飲食店があるため、ゆっくりと食事休憩が可能です。
道の駅 桜峠の特徴

小規模ながら、穴水、輪島、珠洲、能登町をつなぐ中継点的な立地にあり、休憩所として重宝される道の駅です。
能登町はブルーベリーの名産地として知られており、ブルーベリーソフトクリームやカレーパンが人気商品。
トイレは現在も仮設トイレですが、車いす対応の多目的トイレが1基あります。
販売店はコンパクトですが、地元の特産品が充実。
私はここで、昔ながらの梅・シソ・塩のみで作られた梅干しを購入。
シンプルでとても美味しかったです。
今でも震災復興関係の業者さんが休憩所として立ち寄る道の駅です。
道の駅 桜峠
所在地:石川県鳳珠郡能登町字当目2-24-24
TEL:0768-76-1518
駐車場の台数:普通車29台
詳細はこちら▷北陸「道の駅」
おすすめ観光スポット①:能登里山空港

空港なので、飛行機の離発着が見られます。
空港内は旅行者向けの飲食店がいくつかあり、おしゃれなメニューが充実しています。
離発着便の本数は少ないため、発着シーンを見たい方は、事前にフライトスケジュールを確認するのがおすすめです。
空港のすぐ隣は「石川航空高校」があり、運が良ければ訓練機がちらっと見えることもあります。
おすすめ観光スポット②:武藤農園みづきブルーベリー
能登町はブルーベリーの栽培がさかんで、観光農園も点在しています。
その一つの武藤農園みづきブルーベリーは、30種類のブルーベリーを大人1500円で食べ比べが堪能できます。
詳細はこちら▷武藤農園みづき
道の駅桜峠→イカの駅つくモール
ルート:珠洲道路、県道57号線
道の特徴について
道の駅 桜峠からつくモールまでのルートは、山道かつ路肩が崩れている箇所が複数あります。
また、道幅も狭いため、スピードはあまり出さないように注意してください。
食料調達
食料の調達は、能登町の市街地のスーパーが便利です。
スーパーに立ち寄る場合は、いったん能登町方面へ向かい、買い物を済ませたのち、つくモールへ向かうとスムーズです。
イカの駅つくモールの特徴

全国的に話題になった巨大モニュメント「イカキング」で有名な「イカの駅つくモール」。
イカの三大漁港のひとつ、小木港が隣接しています。
敷地内には、イカについて学べる展示や、イカグッズが並ぶ販売店もあります。
現在、レストランは休業中ですが、近いうちに再開予定とのことです。

新しい設備で全体的にとてもきれいな印象です。
トイレは24時間利用可能で、入り口には、来場者やスタッフによる激励メッセージの寄せ書きが並び、温かい雰囲気が感じられました。
販売店には、「IKADES(イカデス)」など、クスッと笑えるパロディ系イカグッズが人気。
Tシャツなどもユニークで、買ってもいいなあと思いました。
イカキングと一緒に記念撮影するだけでも行く価値あり。
時間に余裕があれば、車中泊もしてみたいスポットのひとつです。
イカの駅つくモール
所在地:石川県鳳珠郡能登町字越坂18字18番1
TEL:0768-74-1399
駐車場の台数:普通車65台
詳細はこちら▷イカの駅つくモール
おすすめ観光スポット:縄文真脇遺跡(じょうもんまわきいせき)
北陸地方最大の縄文遺跡と知られる真脇遺跡は、貴重な縄文時代の暮らしを知ることができる歴史的スポットです。
整備された公園となっており、資料館やモニュメントを楽しむことができます。
真脇遺跡
営業時間:9:00〜17:00
休館日:毎週月曜日・火曜日、年末年始(祝日と重なる場合翌日)
※GW中、8月は無休
入館料:一般330円、小・中・高校生160円
詳細はこちら▷真脇遺跡
イカの駅つくモール→道の駅すずなり
ルート:国道249号線
道の特徴について
イカの駅つくモールから道の駅すずなりへ向かう道中には、道路が波打っている箇所があります。
そのため、スピードを出しすぎないよう注意が必要!
また、地震被害の大きかった場所では、今もなお電信柱が傾いています。
給油・食料調達について
道の駅すずなり周辺には、比較的大きいガソリンスタンドがあり安心です。
珠洲市街地に入れば、「フードはまおか」という地元の大型スーパーがあります。
食料調達の際は、こちらを活用するとよいでしょう。
道の駅 すずなりの特徴

「道の駅 すずなり」は、廃線となったのと鉄道珠洲駅の跡地に整備された道の駅です。
市街地の中心部にあるため、観光客だけでなく地元の人々も多く利用する拠点的なスポットとなっています。
近年では、隣接する「すずなり食堂」もオープン。
店内は広く、能登の地物を使ったメニューが評判で、観光バスツアーの昼食場所としても組み込まれているようです。
特産品が揃っており、その中でも気になったのが珠洲焼という真っ黒な焼き物です。
他では見ない一風変わった魅力があります。
また、建物の裏手には、旧珠洲駅のプラットホームがそのまま残されており、かつての鉄道の面影を感じることができます。
道の駅 すずなり
所在地:石川県珠洲市野々江町シの部15番地
TEL:0768-82-4688
駐車場の台数:普通車47台
詳細はこちら▷道の駅 すずなり
おすすめ観光スポット①:軍艦島(見附島)

かつて能登半島を代表する観光名所だった「軍艦島」ですが、地震により島の一部が崩落し、「軍艦」のような姿は見られなくなりました。
それでも、以前の姿を心に秘めて、今も多くの観光客が足を運んでいます。
おすすめ観光スポット②:恋路海岸

「恋路海岸」は、昔話の悲話の伝説に由来して名付けられました。
また、歌手「村下孝蔵」さんの曲「初恋」に登場する舞台としても知られています。
曲を聴いてから訪れると、より一層感慨深い景色が楽しめるでしょう。
道の駅すずなり→道の駅狼煙
ルート:県道28号線
道の特徴について
この区間は、津波被害の大きかった地域ですが、道路は問題なく走行できます。
給油・食料調達について
この区間のガソリンスタンドは、臨時休業中です。
また食料調達は難しく、珠洲市街地で事前に準備しておくと安心です。
道の駅 狼煙の特徴

地震後、長らく休業していましたが、最近営業を再開しました。
販売されている品物はまだ多くはありませんが、特産の「大浜大豆」を使った豆腐とソフトクリームは絶品です。
トイレは現在仮設トイレとなっており、駐車場の一部には仮設住宅が建てられています。
私が訪れたときは、ライダーのグループが複数休憩しており、能登半島旅行の中継点的として利用されている様子。
販売物は少なかったものの、大浜大豆の豆腐は訪れた人たちからの人気が高い印象でした。
私が訪れた日は、ちょうど取材班が来ており、後日調べたところ、前日に営業再開したばかりだったことが分かりました。
駐車場は広く、車中泊も可能だと思いますが、敷地内に仮設住宅があるため、迷惑をかけないようにしましょう。
道の駅 狼煙
所在地:石川県珠洲市狼煙町テ部11
TEL:0768-86-2525
駐車場の台数:普通車106台
詳細はこちら▷道の駅 狼煙
おすすめ観光スポット:禄剛埼灯台(ろっこうさきとうだい)
能登半島の最北端に位置する歴史ある灯台です。
明治時代に建てられたもので、海と空に映える白い灯台はとても美しく写真映えスポットとしても人気です。
ライダーの間では、ツーリングの中継点にとして訪れる人も多い場所です。
道の駅狼煙→道の駅すず塩田村
ルート:奥能登絶景海道
道の特徴について
この区間は、地震被害がとくに大きかったエリアで、片道交互通行の場所が多いため安全運転が求められます。
崖沿いを通るルートが続きますが、地震の被害よりも豪雨による被害の方が目立ちます。
給油・食料調達について
ガソリンスタンドやスーパー等はありません。
事前に余裕をもって準備しておくと安心です。
道の駅 すず塩田村の特徴
ブラタモリでも紹介されたという道の駅すず塩田村。

ブラタモリでも紹介された「道の駅 すず塩田村」。
塩田作業が体験できる、日本でも珍しい道の駅です。
敷地内には、塩に関する博物館も併設されており、また、実際に塩田作業を体験することもできます。(予約制)
販売では、能登ならではの「塩」に関する商品が、多数取り揃えられています。
トイレは施設内にあり、営業時間外は使用不可のため、車中泊にはあまり向いていない印象です。
道の駅 すず塩田村
所在地:石川県珠洲市仁江1字12の1番地
TEL:0768-87-2040
駐車場の台数:普通車39台
詳細はこちら▷道の駅 すず塩田村
おすすめ観光スポット:ゴジラ岩
能登の名所として知られる「ゴジラ岩」。
その名の通り、まるでゴジラが海から現れたかのような姿をした岩で、多くの観光客に人気です。
地震前は、海中から出ているような姿でしたが、地震後によって地盤が隆起し、完全に陸地化。
道の駅すず塩田村→道の駅千枚田ポケットパーク
ルート:国道249号線
道の特徴について
この区間には、片道交互通行の箇所が複数あります。
とくに国道沿いには、地震・津波・豪雨の被害跡がまだ残っており、復旧がだいぶ遅れているのが分かります。
また、以前は土砂崩れのために通行不能となった区間もありましたが、現在では隆起した海岸線に沿って新しい道が整備され、通行が可能となっています。
道の駅 千枚田ポケットパークの特徴

道の駅 千枚田ポケットパークは、震災時に観光客が取り残された映像が報道されたことで知られる場所です。
隣接しているのは、有名な観光スポット「白米千枚田」。
小さな棚田が見られる場所です。
現在、営業日は週末と祝日のみに限定されていますが、トイレは24時間使用可能で、ドライブの休憩にも便利です。
販売店は時短営業のため、観光施設というよりは絶景を楽しむ場所という印象です。
海岸線を見ると、地震による隆起の痕跡がよく分かります。
道の駅 狼煙から輪島までの道中で、一休みするのにちょうどいい場所でした。
ただし、ここでの車中泊は、道路事情からあまりおすすめしません。
道の駅 千枚田ポケットパーク
所在地:石川県輪島市白米町ハ部99-5
TEL:0768-34-1004
駐車場の台数:普通車51台
詳細はこちら▷道の駅 千枚田ポケットパーク
おすすめ観光スポット:垂水の滝
能登随一の滝で、全国的にも珍しい、「山から海にまっすぐ落ちる滝」です。
別名は「逆さ滝」。
白竜が天に昇るような水の姿にちなんで名づけられました。
道の駅千枚田ポケットパーク→道の駅輪島
ルート:国道249号線
道の特徴について
この区間から平地が広がり、崖が迫る景観はなくなってきます。
道路の補修も進んでおり、全体的に走りやすい印象です。
給油・食料調達について
輪島市街地に入れば、ガソリンスタンドやスーパーがあります。
ただし、周囲の建物や道路脇の様子から、地震のすさまじい被害が今もなお残っていることが分かります。
道の駅 輪島の特徴

この道の駅は、廃線となった「のと鉄道・輪島駅」の跡地を活用して建設されました。
施設の愛称は「ふらっと訪夢(ふらっとほうむ)」。
観光バスターミナルを併設しているため、観光客の立ち寄りも多い拠点です。
また、建物裏には駅の名残を思わせるモニュメントが設置されています。
地震の被害からの復興はまだ遠いですが、観光客は増え始めています。
筆者が訪れたのは5月の連休明けですが、多くのユーチューバーが現地レポートの動画撮影をしていました。
施設には、「ゴーゴーカレー輪島店」が営業中。
震災直後、いち早く営業再開し、被災者や支援者の食事の拠点としても貢献していました。
トイレは24時間利用可能で、車中泊も可能とは思いますが、私個人の意見としては、仮設住宅も隣接しているので、迷惑を掛けないよう車中泊は避けるのが望ましいかなと思います。
道の駅 輪島
所在地:石川県輪島市河井町20-1-131
TEL:0768-22-1503
駐車場の台数:普通車56台(ただし一部仮設住宅スペースとなっている)
詳細はこちら▷道の駅 輪島
おすすめ観光スポット①:石川県輪島漆芸美術館
輪島市にある輪島塗の専門美術館です。
地震被害でしばらく休館していましたが、現在は一部開館しているようです。
おすすめ観光スポット②:猫地獄
「猫地獄」は輪島前神社にまつわる伝承が残るスポットです。
諸説ありますが、岩場に猫がひっかいたような傷跡があることから、「かつて大量の猫がいた」という説、「あまりに険しいため猫も怖がる絶壁だった」という説があります。
道の駅輪島→氷見番屋街(終点)
氷見番屋街を終点にした理由
今回の道の駅めぐりルートの終点に「ひみ番屋街」を選んだ理由は、ここが「夕日が美しい場所」だからです。
朝には立山連邦から朝日が昇り、夕方には臼ヶ峰山など能登半島の山々に沈む夕日が眺められます。
また、夜景も美しくゆっくり過ごすのに最適です。
実はこの他にも、輪島から能登半島西側を走り、千里浜を目指すルートもあります。
このルートの紹介は、また機会があれば行います。
テキストに添付
ルート:能登里山道路、能越自動車道
道の特徴について
能登三井ICから氷見ICまでは、ほとんどが自動車専用道路で、改修も進んでいるためとても走りやすいルートです。
ですが、若干傾いている感じがするので、安全運転を心がけましょう。
自動車道路に入ると、ガソリンスタンドや飲食店がないので、輪島市・七尾市に入った際に、済ませるのがおすすめです。