スポット
【茨城】自宅を引き払い車上生活する58歳が大好きな日立と龍ケ崎の車中泊スポット

北関東で「過ごしやすい車中泊スポット」を探しているなら、ぜひ参考にしてほしい2カ所を紹介。
実際に現地を訪れ、海鮮を味わい、白鳥を眺めながらのんびり過ごしてきました。
筆者(以後、寅造)は、自宅を引き払って関東周辺のあちこちで車中泊生活をしているので、車中泊スポットの設備や環境についても、ちょっとだけこだわりがあります。
それぞれのおすすめポイントや気になった点も、細かく解説していきます。
関東近辺で、ちょっとしたグルメも楽しみながら、のんびり車旅したいなら茨城エリアはおすすめ。
北関東の田園風景ドライブに、心を癒やされます。
車上生活しているが、旅でも車中泊

都内で夜勤の仕事をしながら週末の車中泊旅を楽しんでいたら、いつの間にかアパートに帰らなくなり、思い切ってアパートを引き払って、軽自動車での車上生活を始めて約2年が経ちました。
夜勤のない日は、都内、川崎、横浜を中心に、三浦半島や丹沢エリア、千葉のどこかで、ほぼ車中泊しながら、自由気ままに暮らしています。
まさに車上生活なのです。
だからこそ、好きなときに旅に出て、気ままに泊る車中泊も、同時に楽しめているのです。
北関東が大好きな寅造は、気が向いたらふらっと常磐道を北上して、のどかな田園風景を目指します。
【日立市】道の駅日立おさかなセンターは新鮮な海鮮が楽しめる

都心から下道で海沿いを北上するドライブの立ち寄る道の駅「日立おさかなセンター」は、比較的年季の入った施設ではありますが、海沿いの道の駅らしく、新鮮な海鮮を楽しめるナイスなスポットです。
道の駅日立おさかなセンターはこんなところ
道の駅日立おさかなセンターは、第一~三センターの3つの棟にわかれ、海産物直売所と海鮮を中心とした飲食店が集まっています。

海産物直売では、主に茨城から東北エリアの太平洋沿岸で水揚げされた新鮮な魚介類が販売されています。

飲食店も新鮮な海鮮を中心に、浜焼き・ラーメンなどバラエティ豊かなメニューが楽しめます。
海鮮を思う存分堪能できる

海産物直売「井戸道丸漁業」では、地元・久慈浜港で水揚げされた新鮮な魚たちがわんさかと並び、見ているだけでもワクワクしてしまいます。

店員さんの気さくなフレンドリーな接客も嬉しくて、思わず買い込みそうになりました(旅の途中でなければ間違いなく即買いですが)。

我慢できずに、その場で剥いてもらった大粒の生牡蠣(1個500円)をいただいたのですが、、、とにかく最高。
これは絶対食べてほしい一品です。

中でも、自分の好きな刺し身を選んで作る「味勝手丼」は名物です。

飲食店は何店かありますが、たくさんのお刺身の中から好きなものを選んで、ご飯にのせて食べる「味勝手丼」は、ぜひとも味わってほしいです。

お刺身は種類ごとに小分けされたパックになっていて、価格は100円台〜300円台と、リーズナブル(なので欲に任せてのせすぎてください、美味しさ間違えなしです)。
茨城から福島に向かう旅路で立ち寄りやすい立地なので、次回は浜焼きをつまみに、ビールを楽しみたいと思っています。
駐車場の様子

駐車場は78台、大型車5台が駐車可能で、中規模の道の駅かなといった印象です。
平日でもキャンピングカーやワンボックスでの車中泊者が数台見かけられました。
ただし、トラックの休憩や出入りも多いため、夜は少し音が気になるかもしれません。
隣接しているコンビニが便利

隣接している24時間営業のコンビニが非常に便利で、急な買い出しにも困りません。
土日の混雑状況は未確認ですが、お店の方いわくかなり混雑するとのこと。
平日は空いていてゆったりしています。
トイレは綺麗

全体的に年季を感じますが、トイレは洋式・ウォシュレット完備で、清掃も行き届いており、清潔感があります。
道の駅日立おさかなセンター
住所:茨城県日立市みなと町5779-24
アクセス:常磐自動車道「日立南太田I.C.」より約5km(約10分)
駐車台数:普通車78(身障者用8)台、大型車5台
詳細はこちら▷道の駅日立おさかなセンターHP
【龍ケ崎市】牛久沼水辺公園駐車場
茨城・牛久に暮らす友人に呑みに誘われて、訪ねました。
いつもは都心に出てきてもらうのですが、たまにはこちらから足を運ぶのもアリだなと。
そこで「近所で車中泊できそうな場所ある?」と聞いたところ、教えてもらったのがこちらのスポットです。
牛久沼水辺公園駐車場はこんなところ

「牛久沼」と聞くと、関東にお住まいの方なら、行ったことはなくても名前を聞いたことはあるのではないでしょうか?
北関東には湿地や沼が多く点在していますが、その中でも牛久沼は、筑波・稲敷台地と猿島・北相馬台地に囲まれた自然豊な場所。
周囲には、つくばみらい市、つくば市、牛久市、龍ヶ崎市、取手市が隣接しています。
現在も小規模な漁業が営まれていて、水質は良好。
釣り人たちも多く訪れる、地域の憩いの場になっています。
また農業用水としても利用されていて、地元の農業を支える「水瓶」のような存在でもあります。
駐車場の雰囲気

「牛久水辺公園駐車場」は、周囲に特に目立つ施設がなく、冬場は少し寂しげな印象。
でもその分、都市から近いとは思えないほど、静かに過ごせる環境が魅力です。
広めの駐車場には、停まっている車も少なく、車中泊した翌朝、他に誰もいませんでした。
国道近いため、夜間は多少の走行音が聞こえますが、気になるほどではなかったです。
トイレの様子

公園のトイレが24時間利用可能で、しっかり清掃されていて清潔でした。
男子トイレは和式でしたが、車椅子用トイレには洋式も完備されているので安心です。
概要
住所:茨城県龍ケ崎市佐貫町395
アクセス:都心から国道6号を北上、谷田川手前を左折してすぐ
詳細はこちら▷竜ヶ崎市HP
牛久沼と白鳥

この牛久沼には、コブハクチョウが生息しています。
なんと、昭和38年に皇居外苑からつがいの白鳥を譲り受けたのが始まりだそうです。
地元の方々が餌付けしているのか、人に慣れていて、近づくと餌をねだりに寄ってきてくれる姿がとても可愛い。

鳥好きにはたまらない癒し空間です。
白鳥以外に目立つものはありませんが、静かに過ごしたい人にとってはとても良い場所だと思います。
タイ料理居酒屋まり

駐車場から徒歩15分ほど歩けば、龍ケ崎市駅まで行けます。
駅周辺には飲食店がいくつかあり、中でもおすすめなのが「居酒屋まり」。
こちらは、タイ人のママさんが営むアットホームな居酒屋です。
おつまみには本格的なタイの家庭料理が並び、その味は専門のタイレストランに引けを取られないレベル(タイ料理はタイ人が営む家庭料理の個人店が、そもそもおすすめです)。
居酒屋価格で美味しい本格タイ料理が楽しめて、雰囲気もホンワカ。
として癒やされました。
龍ケ崎市を訪れる際には、一度立ち寄ってみる価値ありです。
情報通の床屋さん
この日は、友人との待ち合わせ前に、駅近くの床屋さんで散髪してきました。
実は私、車中泊旅で立ち寄った街の、知らない床屋さんにフラリと入るのが大好きなのです。
というのも、地元の床屋さんって情報通なことが多く、街の歴史から、地元の人しか知らないエピソードを、カットしてもらいながら話してくれることが多いですね。
この日も、龍ケ崎市の開発秘話や町おこしの裏話、そして牛久沼に伝わるカッパ伝説まで、たっぷりと聞かせていただきました。
北関東の関東平野は、どこまでも広がる田園風景が魅力で、正直「これ!」という派手な観光スポットは少ないかもしれません。
でも、その何もなさが、とても心地よくて大好きなんです。
そのうち、田んぼのど真ん中で車中泊してみたいと思っています。