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【神奈川・丹沢】自宅を引き払って車上生活する58歳が大好きな「道の駅きよかわ」って?

自宅を引き払って車上生活する58歳が大好きな「道の駅きよかわ」
アパートを引き払い、軽自動車で関東周辺で車上生活を約2年している寅造です。

拠点である三浦半島をはじめ、神奈川県内でよく車中泊をしています。

これまでさまざまな場所を巡りましたが、海辺だけでなく、神奈川の山間部・丹沢にもよく行きます。

とはいえ登山はせず、道の駅や無料駐車場でのんびりと過ごすのがお気に入りのスタイル。

今回は、都心からのアクセスも良い東丹沢での過ごし方をご紹介します。

趣味から始まった車上生活


都内や横浜で夜勤メインの介護の仕事をしながら、オフの日に車中泊を楽しんでいたらアパートに帰らなくなってしまったので、思いきって2023年春にアパートを引き払ってしまいました。

現在、軽自動車で車上生活をしている58歳の寅造です。

最近は物忘れと腰痛が悩みのタネですが、のんびりとバンライフを楽しんでいます。

東丹沢ってどんなところ?


丹沢エリアの地図

丹沢は神奈川県と山梨県の境に位置する山地で、東に宮ヶ瀬湖、西に丹沢湖があります。

都心からのアクセスが良い東丹沢は、宮ヶ瀬湖から小鮎川を下る清川村に道の駅があり、中津川を下った愛川町には河川敷にいくつかの無料キャンプスポットがあります。

東京や神奈川で車中泊を楽しんでいる人には、馴染み深いエリアです。

曜日や時間帯にもよりますが、都心から下道なら国道246で約2時間、東名高速なら約1時間ほどで行けるため、手軽なアウトドアスポットとして人気。

ただし、平日夕方や連休中は渋滞が発生しやすいので、交通情報をチェックしながら移動するのがおすすめです。

週末車中泊を始めてから、避暑をかねて夏場を中心に丹沢エリアへ行くことが多くなりましたが、オフシーズンの真冬は空いているため気が向くと訪れています。

秋の紅葉シーズンは混雑するため避けていますが、丹沢の紅葉はとても美しいです。

丹沢を訪れる観光客の多くは、登山やトレッキングを楽しむ人、また釣り人やキャンパーが多い印象。

たまごサンドの無人販売「たまごサンド研究所やまもと」の販売所

観光地としては、豆腐で有名な大山や、丹沢あんぱんの「オギノパン」、たまごサンドの無人販売「たまごサンド研究所やまもと」など、美味しい名物も点在しています。

道の駅きよかわのここが好き


道の駅清川の外観

東丹沢についたらまず、道の駅きよかわに立ち寄りましょう。

ここは丹沢の登山客やキャンパー、宮ヶ瀬湖の観光客が立ち寄る、東丹沢のランドマーク的な存在です。

道の駅清川の外観

規模としては、小さめの道の駅で、小さな直売コーナーと食堂、休憩室があるシンプルな施設

最近の華やかな道の駅とは違い、素朴で渋い、「骨太」な道の駅だと思います。

広々とした駐車場


道の駅清川の駐車場

駐車場は広くて停めやすく、ゆとりのあるスペースが確保されています。

さらに、駐車場からは東丹沢の山なみを眺められ、自然の中で癒やされるひとときを過ごせます。

24時間開放している休憩室


道の駅清川の休憩室

そして、休憩室が24時間開放されているのも嬉しいポイント。

深夜にトラブルがあった際に避難場所としても安心ですし、Wi-Fiもつながるため、情報収集や作業にも便利です。

特産品や食事が美味しい


道の駅清川の食事処

売店の特産品も充実しています。

地元の農産物や、山の幸(キノコや自然薯)などが並びます。

村内の養豚場で育てられたブランド豚「清川恵水(きよかわめぐみ)ポーク」も販売。

清川恵水ポークは、併設の食堂で豚丼として提供されており、とても美味しいです。

道の駅として、もっとこうなったらいいなあ


道の駅きよかわの第一駐車場は車中泊が可能ですが、トイレから少し離れているため、夜中に利用する際は少し不便に感じます。

最近では、道の駅の駐車場の一部を有料のRVパークとして整備するケースを見かけるので、夜に閉鎖する建物横の第二駐車場をRVパークとして活用できれば、トイレが近い僕も助かるなあと思ったりします。

道の駅周辺は、のどかな農村エリアが広がっており、レンタサイクルがあると運動不足解消をかねて散策を楽しめそうです。

また、後述する別所の湯へのアクセスも、レンタサイクルがあればより便利になり、旅の快適度がぐっと向上しそうです。

道の駅きよかわの概要
経路:東名自動車道厚木ICから40分
住所:神奈川県愛甲郡清川村煤ヶ谷2129番地
施設内容
営業時間:道の駅10:00~18:00、お食事処10:00~15:30(15:00ラストオーダー)
※土日祝のみ10:00~16:30(16:00ラストオーダー)
24時間利用可能:トイレ、駐車場、休憩室
電話番号:070-1316-9184
休館日:1月1日〜1月3日
駐車可能台数:第1駐車場 59台
(※売店横の第二駐車場も15台駐車可能ですが夜は閉鎖されます)
公式サイトはこちら▷道の駅清川



道の駅きよかわ周辺の魅力


道の駅きよかわの魅力は、施設内だけでなく周辺環境にもあります。

きよかわ暮らしの応援館


特に隣接するドラッグストア「きよかわ暮らしの応援館」は、村が誘致した便利な店舗。

ドラッグストアとしての品揃えも良く、日用品はほとんどここで揃えることができます。

道の駅清川周辺のスポット、きよかわ暮らしの応援館内

きよかわ暮らしの応援館内



館内にはコミュニティースペースもあり、自由に使える机やテーブルが設置されています。

読書やPC作業も可能です。

生涯学習センターせせらぎ館


道の駅清川周辺のスポット、生涯学習センター内

道の駅の向かいには「生涯学習センターせせらぎ館」があり、こちらも自由に使えるコミュニティスペースを完備。

さらに図書館や子どもコーナーもあるため、家族連れにも優しい施設となっています。

詳細はこちら▷清川村HP

清川村の癒やしスポット「別所の湯」


道の駅清川周辺のスポット、別所の湯

「道の駅きよかわ」から車で約5分のところに、清川村ふれあいセンター「別所の湯」があります。

別所の湯の受付

こちらは温泉ではないものの、丹沢山系の伏流水を沸かしたお湯を楽しむことができます。

施設は少し古めですが、今どきのきらびやかな日帰り温泉とは異なり、地元の方々がのんびりと交流しながら温浴を楽しむ、素朴で温かみのある雰囲気が魅力です。

お風呂は屋内風呂、露天風呂があるシンプルな作りですが、サウナと水風呂もあり満足度は高めです。

特に露天風呂は、自然をすぐそばに感じられ、森林浴をしながら湯に浸かる贅沢な時間が味わえます。

食堂も手頃な価格で、地元の新鮮な食材を使った料理が食べられます。

別所の湯の休憩スポット

ゆっくりくつろげる大広間もあり、FreeWi-Fiも完備。

平日は比較的空いています。(土日はそれなりに混みます)

清川村ふれあいセンター「別所の湯」
電話:046-288-3900
住所:神奈川県愛甲郡清川村煤ケ谷1619番地
開館時間:午前10時~午後9時(入館は午後8時までとなります)
休館日:月曜日(月曜日が国民の祝日に当たるときはその翌日)年末年始
※施設の管理上、臨時休館の場合有
入館料(入浴料も含み)
利用時間90分:大人500円、子ども250円
利用時間3時間:大人700円、子ども400円
利用時間6時間:大人1000円、子ども600円
1日(10時〜21時):大人1300円、子ども800円
詳細はこちら▷清川村HP



丹沢のラーメンと言えばZUND-BAR


丹沢エリアには数多くのおすすめグルメがありますが、中でも外せないのが「ZUND‐BAR」。

ラーメンZUND-BARの食事

ZUND‐BARは、国内外に展開するラーメンAFURIの本拠地

化学調味料を使用せず、保存料や着色料などの人工添加物も排除。

丹沢山系の天然水、新鮮な豚や鶏ガラを使用し、繊細で淡麗な味わいのラーメンを提供しています。

シックでオシャレな店内で食べられる人気店です。

ZUND-BARのラーメン

ここは行列覚悟で訪ねて欲しいですが、並んで食べる価値ありです。

TEL:046-250-0123
営業時間:月曜~金曜 11:00~21:00
土・日・祝 9:00~21:00(スープ終了次第閉店)
住所:神奈川県厚木市七沢1954-7
詳細はこちらAFURI



宮ヶ瀬湖畔で過ごすのがオススメ


宮ヶ瀬湖畔の景色

東丹沢の真骨頂ともいえるエリアが、宮ヶ瀬湖だと思います。

宮ヶ瀬湖は、中津川に建設された宮ヶ瀬ダムによって誕生したダム湖で、都心から一番近い水源地です。

「道の駅きよかわ」から車で15分とアクセスも良く、車中泊の前後にぜひ立ち寄って欲しいスポットです。

湖では吊橋や、観覧船、カヌー体験もできアクティブに楽しめます。

アクティビティが充実していますが、一番のおすすめは、のんびりして下さい。

宮ヶ瀬湖畔の展望ホール

湖畔を軽く散策し、宮ヶ瀬やまなみセンターの展望ホールで、湖と山々を眺めながらまったりした時間は格別です。

FreeWi-Fiが使えるので、緑を眺めながらのワーケーションにも向いています。

宮ヶ瀬湖畔のシャワー室

また、暖かい時期はセンター1階の無料のシャワー室で、湖畔散策でかいた汗を流すのも気持ち良いのでおすすめです。

詳細はこちら宮ヶ瀬ダム周辺振興財団

まとめ


東丹沢だけでも、まだまだ紹介したいスポットがありますが、季節ごとに触れていけたらと思います。

さらに、西丹沢や表丹沢など、広大な丹沢エリアには自然の魅力が溢れかえっています。

このエリアには、車中泊ができる無料スポットがいくつかあり、有料のオートキャンプ場もいくつもあります。

それぞれの場所を巡りながら、車中泊のお楽しみルートを考えるのも、楽しいのです。

二代目穴熊寅造

趣味の週末車中泊旅&キャンプをこじらせて2023年4月13日にアパートを引き払い、車上生活メインの暮らしにシフト。車中泊で行った知らない街での呑み歩き、浜辺や河原でのアウトドア呑みを楽しみながら、おもに関東をフラフラしています。DIYやガチキャンプは苦手ですが、少しづつチャレンジしようかと画策中。