コインパーキングは利用しやすい?!知っておくべき車中泊できる場所と利用時の注意点
車中泊の旅をしていて、問題となるのが車中泊の場所です。
オートキャンプ場や、RVパークといった専用の車中泊場所に泊まれればいいのですが、毎回必ず泊れるとは限りません。
時期によっては、どこも満車で泊まれないケースもあります。
そこで利用しやすいのがコインパーキングです。
コインパーキングは車中泊場所としては穴場で、夜間であれば意外と空いていることも多く、しかもリーズナブルな価格設定になっている場所もあります。
今回はそんなコインパーキングでの車中泊についての利用方法と草津の大型コインパークで車中泊したときのことを紹介します。
コインパーキングでの車中泊をしてみたい方には、特に参考になると思います!
目次
コインパーキングならどこでもいいの?
コインパーキングでの車中泊は、全面的にOKな場所もありますが、基本的にやはり仮眠なら大丈夫というスタンスのところが多いです。
例えば、住宅街にあるコインパーキングで、窓ガラスを全面目隠ししたクルマが停まっていたらやはり不審がられる可能性があり、最悪職務質問を受けるかもしれません。
車中泊禁止となっているパーキングもあるので、そのような場所の車中泊はやめましょう。
また、泊まりたいパーキングに連絡先が書いてあれば、トラブルを避けるためにも「車中泊は可能ですか?」と、事前確認しておけば間違いありません。
車中泊者を対象としたコインパーキング
昨年(2022年)は夏に草津に行ったのですが、その時利用したのが「湯畑観光駐車場」です。
ここは、毎分約4000リットルもの温泉が湧き出ている草津温泉のシンボルとも言われる「湯畑」にも階段を降りていくだけで、徒歩5分程度の好立地。
立体駐車場で収容台数180台の大型コインパーキングです。
10時~15時の間は2時間まで600円、以降30分ごとに100円の料金がかかるのですが、15時~翌10時まで800円という設定があります。
つまり車中泊の観光客を対象としたコインパーキングです。
1Fは全高2.2m制限の立体駐車場で、キャンピングカーが止められるのは2Fの屋外駐車場のみ、料金体系も異なり2000円となります。
私の簡易な車中泊仕様の日産キャラバンの全高は1.99m。
高さ制限のある立体駐車場にも対応可能。
屋外駐車場では、夏は日が昇ってくると車内はあっという間に暑くなります。
冬の寒さも、雨や雪が降ったとしても、屋根付きの立体駐車場なら1Fには24時間使用できるトイレもありますので、小さなお子さんや女性の方も安心です。
自販機もありますし、コンビニやスーパーも目の前で便利。
草津に行ったら湯畑散策と温泉は必須です。
湯畑からすぐ近くの裏草津は、注目の観光スポットで、温泉は大滝之湯や西の河原露天風呂がおすすめです!
近くに草津運動茶屋公園という道の駅もありますが、ここで車中泊していいかどうかはグレーゾーンです。
案内看板には「長期停泊、長期駐車」は、ご遠慮くださいと明白に謳っています。
道の駅草津運動茶屋公園には、おみやげ屋さんや地域の物産、食事処もあり、向かいにはベルツ記念館。
1階が売店で2Fがベルツ記念館となっており、日本の近代医学の父とされるベルツ博士とゆかりが深い草津の歴史も学べます。
この道の駅とベルツ記念館は、展望つり橋を渡って行き来ができます。小さなお子さんはワクワクするでしょう。
ひと昔前は、車中泊スポットとして草津国際スキー場で有名な天狗山第一駐車場があり、オフシーズンには駐車場が解放されていましたが、現在では夜間閉鎖されています。
このような事情もあり、草津で安心して車中泊するのであれば、先述したコインパーキング「湯畑観光駐車場」をおすすめします。
道の駅草津運動茶屋公園
所在地 群馬県吾妻郡草津町大字草津2-1
TEL 0279-88-0881
駐車場 普通車48台 大型5台
売店営業時間 9時~17時
コインパーキングでの車中泊で注意や対策することは?
草津での車中泊のことで話が脱線しましたが、ここからはコインパーキングで車中泊するときの一般的な注意点を話したいと思います。
市街地での近所迷惑について
市街地でのコインパーキングでの車中泊では、エンジンはもちろんかけない、騒がないは鉄則です。
エンジンかけっぱなしで大騒ぎでは、近所迷惑どころか通報される可能性もありますので注意が必要です。
騒音問題に対しての防音対策
自分が音を出さないことはもちろんですが、周りの騒音がうるさいこともあります。
そんな時は耳栓を準備しておくと良いでしょう。
そしてアイマスクを使えば街灯の眩しさも防げます。
街灯の明るさの目隠し対策
クルマの目隠しをしたい気持ちもわかりますが、夜中にコインパーキングで窓ガラスを全面覆っていると、不審車両に思われてしまう危険性があります。
サンシェード等の目隠しは後部座席のみとし、自身も後部座席で仮眠を取りましょう。
私の簡易キャンパー仕様の日産キャラバンのように、荷室にベッドキットがあれば、そのスペースだけカーテンをすれば、外からの視線を遮断できます。
どのような場所が向いていないのか
・柵の無いパーキング
・人通りが多すぎる場所または少なすぎる場所
・駅の近くや幹線道路沿い
パーキングに柵も無く、人通りが多すぎる場所では覗かれる心配もあり、そのような状況下ではゆっくり過ごせません。
逆に人通りが少なく夜間真っ暗になるパーキングでは、車上荒らしに合う可能性や、犯罪に巻き込まれる可能性が高まります。
特に駅の近くや繁華街は車中泊には向きません。
そのような状況下のコインパーキングでは車中泊を控えたほうがいいでしょう。
どのような場所が向いているのか
・市街地の裏道
・立体駐車場
・トイレがある駐車場
例えば繁華街であっても少し離れた場所や、道路一本挟むだけで駐車料金が安くなる場合があります。
幹線道路沿いであれば、裏通りを狙えば人通りも少なくなります。
裏通りでは幹線道路に比べて騒音が半減します。
立体駐車場や地下駐車場も車中泊スポットとして狙い目です。
立体駐車場であればトイレがあるパーキングも多く、また地上に比べて静かなので安眠も期待できます。
基本的に用のある人しか立ち入らない施設なので、警察の巡回などで職務質問を受けてしまうなんてこともありません。