スポット
ヨーロッパで1年間車中泊旅して、また行きたい観光・絶景・レジャースポット7選

ただの観光では味わえないヨーロッパの魅力
私たち夫婦はキャンピングカーで暮らしながらヨーロッパを旅しています。
2023年1月に旅をスタートしてから、2年弱が経ちました。
いくつもの国を巡り、車中泊だからこそ出会えた絶景や、観光では決して味わえない深い体験をすることができました。
今回は、2024年に訪れた1年間の車中泊旅の中で、「特に素晴らしかった絶景スポット」や「また行きたい観光地」など、厳選してご紹介します。
どれも、ただの観光地では味わえない魅力が詰まった場所ばかりなので、次の旅の参考にしてください。
夫婦でキャンピングカーに暮らしながら1年間で13カ国を巡る!

私たちは、人生最大の大冒険をするため、すべてを手放し、夫婦でキャンピングカーに暮らしながらヨーロッパを周遊しています。
2023年の1月にこの暮らしをスタート。
リモートワークをしながら車中泊生活に慣れるため、イタリアをベースにして1年間旅をし、2024年にようやくヨーロッパ各国を本格的に巡り始めました。
この1年間で走行した総距離は13,000km!
イタリアから出発点に、 スイス 、リヒテンシュタイン 、オーストリア 、ドイツ 、デンマーク 、ノルウェー 、スウェーデン 、フィンランド 、 オランダ 、ベルギー 、 ルクセンブルク 、フランスと、計13カ国も訪問しました。
国によっては陸路ではなく、キャンピングカーをフェリーに乗せて移動したり、海を越えて新たな景色を楽しみながら、自由な旅を満喫しています。
ヨーロッパアルプスの壮大な自然や、絶景のビーチ、まるで絵本から飛び出したような可愛いらしい街なみ。
毎日が新しい発見の連続です。
私たちの旅は、ただ有名観光地を巡るのではなく、キャンピングカーだからこそできる自由なスタイルを活かし、ガイドブックに載っていない隠れた絶景や、誰も知らない場所を見つけ出しています。
「暮らすように旅」をテーマに、のんびりと時間をかけてヨーロッパを周遊している私たちが、この1年間で「特に印象に残っているスポット」をご紹介します。
次のページ▷▷▷【また行きたい!おすすめのスポットをご紹介します。どこを切り取っても絶景!】
車中泊旅だからこそのまた行きたい観光・絶景・レジャースポット7選
オーストリアの「リューナー湖」

Lunersee(リューナー湖)は、標高1,970mに位置するオーストリアのフォアアールベルク州の幻想的な湖です。
湖へのアクセスはゴンドラを利用できるため、家族連れにも人気のスポット。
アルプスの美しい山々とのコントラストは、まるで絵画のような絶景を楽しめます。
湖の周りをぐるっと一周したり、頂上を目指してトレッキングしたりと様々なアクティビティが充実しているのも魅力です。

私たちはゴンドラを使わずに登り、約40分で湖まで到着。
さらに上にあるスチャガファール山頂まで登りました。頂上からのパノラマビューはまさに圧巻!
雪に覆われたアルプスと峰々と青く輝く湖のコントラストが織りなす景色は、最高のご褒美でした。
ゴンドラ料金:大人1人往復で23ユーロ(約3,600円)、子供1人13.90ユーロ(約2,200円)
※2024年12月13日現在
ノルウェーの「ロフォーテン諸島」

ノルウェー人も憧れる魅惑の島、ロフォーテン諸島です。
北極圏よりもさらに北に位置し、6つの細長い島々が連なり、険しい山々と美しい海が一体となった独特の風景から「海に浮かぶアルプス」として知られています。
私たちはデンマークから2つのフェリーを乗り継ぎ、2,000kmにおよぶ陸路を越えて、この「秘境の島」に到着。
壮大な山々がどこまでも広がり、登山やハイキング、キャンプといったアウトドアアクティビティを楽しむのにぴったりの場所です。

ロフォーテン諸島のベストシーズンは6月〜8月の夏ですが、私たちは9月上旬に訪れ、10日間滞在しました。
秋の季節で少し肌寒かったですが、さまざまなアクティビティを楽しみ、また戻りたいと思った場所でもあります。
イタリアの「マッターホルン」(チェルビーノ)

Matterhorn(マッターホルン)はイタリアとスイスの国境に位置する、ヨーロッパで最も有名な山のひとつ。
標高が4,478mのこの名峰は、その美しさから世界中の登山者や観光客を魅了しています。
登山は経験者向けの難易度が高いものの、観光客でも付近の街やケーブルカーを利用して間近まで行き、山の壮大な姿を楽しむことができます。

イタリア側からの訪問には、Cervino(チェルビーノ)の街が最適。
ここはスキーリゾート地として知られ、絶景の中でスノーアクティビティを存分に楽しめます。
街にはキャンピングカー専用の駐車場もあり、車中泊者にはとても便利です!
私たちもマッターホルンの美しさに魅了され、2年間のキャンピングカー旅の間になんと3度も訪問。
いぜれも冬での訪問でしたが、次回は夏に訪れ、トレッキングでマッターホルンを間近から楽しみたいです。
フランスの「モン・サン・ミッシェル」

まるで「海に浮かぶお城」のように見えるモン・サン・ミッシェルは、フランス北部のノルマンディー地方に位置し、日本人にも大人気の観光スポットです。
ネットやTVなどで見たことはありましたが、実際に訪れてみると、その光景は想像を超えるほど幻想的でした。

1979年にユネスコ世界遺産に登録されたモン・サン・ミッシェルは、現在、島内を自由に観光できるようになっています。
島へは橋を渡ってアクセス可能で、石畳の道や狭い路地を歩けば、歴史的な建物が建ち並ぶ、街並みがまるでタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえます。
島内には可愛いお土産屋さんや、レストラン、カフェもあるので、ゆっくりと散策することができます。
さらに、潮の満ち引きによって大陸と繋がったり孤立したりと、時間帯によって違った姿を見せてくれる、絶対に見逃せないスポットです。
スウェーデンの「アビスコ国立公園」

アビスコ国立公園(スウェーデン北部)は、壮大な自然と美しい山岳が広がり、ハイキングやトレッキングなどのアウトドアアクティビティを堪能できるエリアです。
北極圏より上に位置するため、晴天率が高くオーロラ観賞の名所としても有名です。
私たちは9月にノルウェー訪問後、スウェーデンに立ち寄り、最高峰の「ケブネカイセ山」を3日間かけてロングトレイルで登頂しました。
手付かずの大自然広がる道のりと、山の美しい風景を楽しむことができ、自然愛好者にとってはまさに楽園です。

ラッキーなことに、夜にはキャンピングカーからオーロラを見ることができ、幻想的で贅沢な車中泊体験になりました。
アビスコ周辺にはワイルドキャンプスポットもたくさんあり、キャンピングカー旅との相性も抜群です。
冬になると気温は氷点下20度以下になるため、9月上旬の比較的過ごしやすい時期に訪れるのがおすすめ。
運が良ければオーロラ鑑賞もトレッキングも楽しめる最高の季節です。
オランダの「ザーンセスカンス風車村」

オランダと言えばやっぱり「風車」が印象的ですよね。
風車は古くから、水を汲み上げたり、穀物を挽いたりと、オランダの産業や生活に欠かせない役割を果たしてきました。
オランダの伝統的なライフスタイルを象徴する存在として、風車が並ぶのどかな風景を求めて、世界中から多くの観光客が訪れます。
オランダには風車村がいくつかあり、中でもおすすめなのが、ザーンセスカンスです。
首都のアムステルダムからも近い立地にあり、セットで観光することができます。
広大な草原に、カラフルな風車と木造の伝統家屋が並び、どこを切り取っても絵になる絶景ばかりです。
風車の内部は博物館として公開されており、歴史や文化を感じられる貴重な場所です。
スイスの「ベルニナルート」

ベルニナルートは、イタリアのティラーノからスイスのサン・モリッツを結ぶ、絶景の鉄道路線で、世界遺産にも登録されています。
アルプス山脈を横断する「最も美しいルート」のひとつとして人気があります。
列車に乗って雄大な景色を楽しむ贅沢な旅も素敵ですが、実は線路沿いを車で走行することも可能です。
ドライブをしながら、列車とは違う角度で景色を満喫することができます。
そして車旅の魅力は、気に入った場所で自由に停車できる点です。
途中で立ち寄った風景を楽しんだり、写真を撮ったり、ハイキングを楽しむことができるのも醍醐味のひとつ。
ルートの見どころは、ビアンコ湖やベルニナ峠など、いくつかの展望台やビューポイントがあり、自由に停車して絶景を堪能できます。

雄大なアルプスを目の前に車中泊したりと、キャンピングカーだからこその贅沢な体験ができました。
まとめ
1年間のキャンピングカー旅で特に良かった絶景スポット7選を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
ヨーロッパには、心を奪われるような絶景スポットが数多くあり、キャンピングカーならではの自由で贅沢な時間を満喫することができます。
もちろん、今回紹介したスポットは、キャンピングカーがなくても訪れることができる場所ですので、ぜひヨーロッパ旅行の参考にしてください。