

窓だけ断熱、DIYできる? 暖房に効果あり? 【ライターアンケート結果も】
DIYするなら、まずは窓を断熱。
さて、どうやら断熱材や断熱塗料による本格的な断熱処理は、車中泊するにはなかなか快適で良いようです。
しかし、「基本的に購入後の施工が困難かつ高額となるので、購入前に断熱性能の確認を推奨します」【ささき夫婦】
という声もあるように、本格的な断熱処理の有無はキャンピングカーの購入時に検討して決断するのがベスト。
とはいえ、バンやSUVで車中泊する際も、手軽に断熱効果を得る方法はないものかと思うのが人情でしょう。


そのカギを握るのが「窓」です。
家の場合ですが、天井や外壁、換気扇、床、窓など外気と触れている部分の中で冬の暖房時に圧倒的に熱が流出するのが窓。
一説によると熱の58%が窓から逃げていくそうです。
ということは窓を断熱すれば、6割くらいはカバーできる可能性があるとも言えます。
床や天井やボディ側面の内張を引っ剥がして、グラスウールを敷き詰めるより、手っ取り早くてお金も手間も掛からなそう。
やってみて、万が一さしたる効果がなかったとしても、精神的にもお財布的にもそんなに大きなダメージはないはずです。
では具体的にどうやって窓の断熱をするかというと、まずはカーテン。
開けたり閉めたりが簡単でプライバシー保護にもなるので一石二鳥です。


窓全面をサンシェードで覆うのもありでしょう。
いちいち付けたり外したりする手間はありますが、就寝時と起床時だけの取り外しならそんなにわずらわしくないはずです。
ハイエース用をはじめ、いろいろな車種用に窓の形状に合わせた製品があちこちから発売されています。
市販のサンシェードは全面セットで1万円前後が主流。
それでも、なるべくお金は掛けたくないという場合はDIYです。
プラダン(プラスチック段ボール)の板を買ってきて、薄い紙などを当てて窓の形になぞって型紙を作り、型紙に沿ってプラダンをカッターなどで切り抜けば簡易サンシェードの出来上がり。


もっと簡単なほうが良いなら、プチプチ(気泡緩衝材)やアルミを窓に両面テープか何かで貼るだけでも違うはずです。
これらとカーテンを組み合わせれば、より大きな断熱効果が得られるでしょう。
ちなみにDRIMOの過去記事にDIYでいろいろと窓を塞ぐ工夫をしたものがありました。
よかったら参考にしてください。
【キャンピングカーDIY】窓を塞ぐには何が最適か?5つの方法を試してみた、の記事はこちら。↓


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まとめ
真冬でもキャンプ場でテント泊を当たり前にやってきたようなバリバリのアウトドア派の方なら、雨風がしのげる車の中というだけで十分天国なのかもしれません。
しかし、これから車中泊をはじめようかな、キャンピングカーを買おうかな、買い替えようかなと考えているこれまではどちらかというとインドア派だったという方は、「断熱」を考慮してほうがよさそうです。
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