DIY前の車内top

車中泊仕様の車をDIY!最初に考えるべきポイントとは?




障害物がある場合は注意


ガランドゥの車内

写真でもわかる通り、ボンゴの場合はタイヤが室内に出っ張っています。

このホイールの上に置くのか、避けて置くのかによっても家具の設計図が変わってくるので注意しましょう。

ベッド制作時タイヤの様子

今回、私がベッドをつくるにあたっては、脚の部分をのせる形をとりました。

反対に、キッチンの脚はタイヤを避けています。

それぞれ異なっているのは、単純に脚を置く場所があるのか、ないのかの違いです。

ただし、脚の位置を左右非対称にするのは、強度にも関わってくるので、極端に位置をずらすようなことはしないようにしましょう。

家具自体の高さや幅も重要なポイント


家具をつくるにあたって、家具自体の高さや幅は大きく使い勝手に関わってきます。

机の様子

例えばテーブル。私の愛車では、市販のDIY用の脚にあわせて高さを70cmにしています。

見た目を重視してキッチンも同じ高さの70cmです。

しかし、テーブルとキッチンでは作業の内容が異なります。

今思えば、鍋調理などを行うキッチンはもう少し背が低い方が調理しやすかったと感じます。

高さや幅はつくったあとで変えられないので、十分検討してからつくるのがおすすめです。

材料調達は近くのホームセンターがメイン


私は毎週木曜日、母と車中泊DIYを行っていたのですが、ほぼ毎回ホームセンターに行っていました。

木材の調達と、新しいアイディアが目的です。ホームセンターでの購入はネットとは違い、実際のものを確認して選べます

DIYをする際、木目も一つの味わいなので、私は絶対にホームセンターがおすすめです。

ホームセンターは3軒ほど見ておく


私が住む茨城県では、車で30分圏内に3~4軒ほどのホームセンターがあります。

私のように近くに何軒もホームセンターがある場合、そのすべてで木材の値段感を把握しておくのがおすすめです。

お店によって置いている木材の種類、値段などは大きく異なっています。DIYグッズについては、同じ商品が違う値段で売られていることも。

1日に何軒もはしごするのは大変なので、買うと決まったものはまとめて買っておきましょう。

作業場を借りられる場所なら安く済む


店舗の木材カッター

私は自宅にDIY機材がある程度あるのですが、それでも大変に感じたのが厚みのある木材のカットです。

そこでおすすめしたいのが「作業場を借りられるホームセンター」

木材カットコーナーがあるホームセンターもありますが、大体が有料です。しかし、ホームセンターによっては作業場を無料で貸し出してくれる場所があります。

業務用のものを置いていれば、正確なカットが可能です。

ちなみに、私が使っていたのは「カンセキ」というホームセンターでした。近くにある方はぜひ利用してみてください。

サイズ変更したくないものからつくる


私は設計図を書いてから木材を探したため、作業の途中で家具のサイズが変わることもありました。

そこで気を付けたいのがつくる順番です。サイズ変更したくないものから順番につくっていきましょう。

私の場合、確実に幅が決まっているベッド、多少融通の利くキッチン、大きな変更も可能なテーブルといった順に作成しました。

実際、テーブルについては好みのサイズがなく、幅10cm、縦5cmほど小さなものに変更しています。

細かいものは後からでもOK


小さい家具
大きな家具がつくれたら、次は小さなものです。

例えばカーテン、靴置き場、棚など。空いたスペースや家具の高さなどにあわせてつくっていきます。

セリアの道具

ちなみに私の靴置き場は、セリアで購入したバーをしようしています。板に留めるだけで簡単につくれるのでおすすめです。

車検についての知識も持っておく


私がDIYをするにあたり、一番気を付けた点が車検のことです。

恥ずかしながらDIYをする前は車検の知識がなかったため、どれが良くてどれが悪いかわかっていませんでした。

DIYの様子

この状態で天井を板張りするのは……と思い、私の愛車は写真のように、木目調のクッションマットでいつでも取り外しできるようになっています。

「乗用車は後部座席を取り外せない」「車の内装には難熱性素材のみが使用可能」など、決まりがいくつかあるので、自分の車にあわせてルールをチェックしておきましょう。

車中泊仕様の車をDIY!まとめ


DIY最終形態

車中泊仕様の車をDIYするにあたり、考えなければいけないことがたくさんあります。

予算、設計図、材料の調達方法など、次から次へと考えるものがあり、時間が確保できないと、着手するのは難しいかもしれません。

しかし、完成した愛車はとってもかわいく、愛おしく感じられます。

ぜひお気に入りの愛車をつくってみてください。