犬はOK?荷台に人を乗せると違反?知っておきたい車の荷台に関する決まりごと
トラックの荷台に人が乗るのは禁止されています。しかし、自衛隊トラックの荷台に人が乗っているところを見たことがあるという人もいるのではないでしょうか?
トラックの荷台に人が乗ることにどのような制約があるのでしょうか?
荷物の見張りであれば荷台に乗ってもOK?
道路交通法では、荷物を見守るために最小限度の人員を荷台に載せても良いということになっています。
つまり、1人か2人程度であれば、荷物の落下や荷崩れを防止するために人を載せることが許されているのです。
このとき、荷物は荷台から落下しないように、紐で結ぶなどしてしっかりと固定することが求められます。
反対に、荷物を載せていない状態で荷台に人が乗ると違反となるケースがあるので注意が必要です。
荷物を載せていない状態で荷台に人が乗る必要がある場合には、出発地点を管轄している警察署への届け出を行って、許可が出れば荷台に人を乗せることが可能となります。
イベントなどでパレードを行うときは許可をとっていることがほとんどと言えるでしょう。
自衛隊トラックの荷台に人が乗っているのはセーフ?
では自衛隊トラックの場合はどうなのでしょうか?現役自衛官である筆者の親族に話を聞きました。
「自衛隊トラックは、自衛隊法の元で運用されています。自衛隊法の規定には、道路運送車両法を適用しないという記述があります。
つまり、自衛隊トラックは、一般車両と同じような法規制を適用しない場合があるのです。
自衛隊員は、災害派遣や有事の際、一度に多くの人員を該当地域へ輸送しなければなりません。
公共交通機関を使うと、費用や時間がかかるため、自衛隊トラックの荷台へ隊員を乗せて移動しているのです。
そのため、自衛隊トラックの中でも、いすゞ自動車が製造している「3 1/2tトラック」は、全長7.2メートルあり、22名の隊員が乗車できるようになっています。
このトラックの荷台部分は、車両の構造上荷台として設計・製造されたものですが、簡易的な背もたれなどが取り付けられており、人が乗車することも想定されているという特徴があります。
荷台の広さを活かして、人だけでなく様々な荷物の運搬もできるようになっています。
私が所属しているのは特科と呼ばれるミサイルを扱う部署ですが、3 1/2tトラックは特科だけでなく、様々な部署に配備されています。
どの部隊であっても、一度に多くの隊員を運搬できるような体制が整えられているのです。」
このように自衛隊トラックは、法律面だけでなく、構造面でも一般車両とは異なっているため、荷台に人を乗せても違反にはなりません。