バンライフにかかる費用は?300日以上車中泊生活をしている夫婦がお答えします!



車中泊で日本一周している「とおるんよしみん」の妻よしみんです。

私たち、以前は普通に家を借りてそこに住んでいましたが、現在は300日以上も車で暮らしながら日本一周をしています。

車中泊を始めると、家に住んでる時にはかかっていた費用がかからなくなったり、逆に車に住むからこそかかり始めた費用もあります。

今回は、『バンライフをするにあたって、どんなことにお金がかかっているか』を、項目に分けて詳しくご説明します♪

また、記事の最後に1ヶ月にかかった費用の内訳を動画でも紹介していますので、よろしければそちらもご覧ください。

生活にかかる費用

宿泊費

キャンプ場の炊事場

私達の場合は家を引き払っているため家賃はかかりませんが、毎日車中泊をするので場所によっては費用がかかります。例えばキャンプ場の使用料金、RVパークや様々な企業が提供している有料の車中泊スポットです。

有料の車中泊スポットには水道施設、シャワー、電源設備を使わせてくれるところや、ゴミの処分などをしてくれるところなど、設備が充実していることが多いので便利です。

また、管理人さんともお話しができたりしますので、地元の方だからこそ知っている穴場スポットを教えていただけることも!

管理人さんがいれば、女性や小さなお子さんと一緒に車中泊をする時にも安心して使えますし、初めて車中泊される方にも安心ですね!

女性の車中泊で不便や不安があるかたはこちらの記事をご参考にしてください。快適に車中泊できる秘訣を掲載しています♪

食費

私達は300日間以上車中泊をしているので、毎日外食をすると食費がかなりかかってしまいます。また、健康のためにもなるべく自炊で車中飯を作るようにしています。

ただ、私達の車にはシンクがないため、泥の付いた野菜などは調理しづらく、ジャガイモは茹でてある物や、冷凍の物を使ったりしています。

チューブの調味料をご飯に乗っけている

またオーブンや電子レンジも使えないため、レパートリーが限られてしまいがち。飽きてしまわないように、ゆず胡椒、青じそやニンニクのチューブ、カレー粉など味を変えられる調味料を使って工夫しています。

また、その土地でしか食べられないご当地グルメも味わっています。観光地などで食べることはもちろんできますが、地元のスーパーでご当地食材を購入して調理することも私達は楽しんでいます!

秋田県だときりたんぽ鍋、そして福岡県だと明太子ご飯など。

マグロ丼

特に道の駅では地元の野菜や魚介類などが多く、旬な物が安く手に入るのでおすすめです!

水道・光熱費

ポータブルバッテリー

私達は電気の確保をソーラーパネルと走行充電でしています。(ポータブル電源に蓄える)

そのため電気代は0円!

料理をする時にはカセットコンロを使っているので、カセットガス缶を利用します。IHを使っても料理はできますが、電気がかなり必要なので大容量・高出力のポータブル電源をお持ちの方に限られます。

また、家のように蛇口をひねると水がずっと出てくるというわけにもいかないため、確保する必要があります。

スーパーマーケットやコンビニで購入することもありますが、イオンなどのスーパーで無料給水できるサービスを利用したり、湧き水を汲んだりしています!

日本各地に湧き水の名水スポットがあり、味わうのも車中泊旅ならではの楽しみの一つです!

水道はキャンプ場のように炊事場がある時は使用しますが、基本的には使いません。

炒め物など排水が出ないような料理をすることが多いです!ただ、カップラーメンや鍋ではどうしても汁が余ってしまうので、凝固剤などを使って固まらせます。飲み干すと塩分の取りすぎになるので、注意!

日用品

私達は車に住んでいるので、日用品も必要です。

特に私達は車内で調理するので、お皿を汚さないようにラップを使ったり、鍋を拭くための除菌シートを使ったりするのでよく買います。基本的には普通の家に住んでいた時と同じような物を購入しています。

車に住み始めて変わった点は、ストックを買わなくなったということです。車内の収納は限られているため、コストコなどで大量に購入してストックしておくという事は減少。

買ったけど結局使わなかったという事もなくなり、無駄な買い物が減ったのは嬉しいです♪

入浴

草津温泉

車内にシャワーはないので、温泉やコインシャワーを使用する必要があります。

まず温泉ですが、費用をなるべく抑えたいのであれば無料の温泉や、温泉の割引券がついている雑誌を利用するのがおすすめです。

私は1冊650円の「温泉博士」という雑誌を利用して1ヶ月で8ヶ所の温泉に無料で入ったこともあります!

おすすめの無料温泉は群馬県の草津温泉。観光客も無料で入れるところがあり、私が入った時は地元の方と楽しいお話しもできました♪

旅館の日帰り温泉は1人1,000円くらいかかるところが多いですが、シャンプーやリンス、ボディーソープを常設している場所が多く、化粧水、乳液もたまに見かけます。本当に手ぶらで温泉に行きたい時は旅館の温泉がおすすめです!

洗濯

洗濯を干している夫婦

車内には洗濯機がないので、コインランドリーや銭湯にある洗濯機を使います。

コインランドリーは全国各地ありますので、見つからなくて困ったということは今まで一度もありません。

銭湯にある洗濯機は比較的安い事が多いですが、ちょっと機械が古く、洗濯と乾燥が終わるまで時間が長くなる事や、洗剤や柔軟剤が必要な場所が多いので注意が必要です。

洗濯ものを抱える女性

私達は洗濯洗剤・柔軟剤が使わず、洗剤不要の洗濯アイテム「ランドリーマグちゃん」を使用しています。

洗浄力、消臭力、除菌力もしっかりある上に、お肌が敏感な方にも安心して使用できます。また300回も使用でき、繰り返し使えるのが嬉しいです!

移動にかかる費用

高速・有料道路

クルマ旅に出ると、意外と宿泊費よりも負担になってくる高速や有料道路代ですが、私たちはゆっくり下道を利用して移動しているので、基本的に車での移動自体に費用はかかっていません。

フェリー代金

フェリーで記念撮影

フェリー代金は車種、場所、時期、部屋のグレードなどによって金額が異なります。私達は去年新潟から北海道の往復フェリーを利用したのですが、、その時は7万円以上かかりました。

夏の北海道は涼しいので、とても快適に車中泊ができます。とても綺麗なラベンダー畑があったりと、夏の北海道旅はおすすめ!

また日本にはたくさんの離島がありますので、フェリーを使う事で離島での旅も楽しむ事ができます!

観光にかかる費用

ツアー代や入場料など

美瑛の青い池を眺める女性

観光地に行くと施設の入場料やツアー代金などがかかります。

観光地では昔ながらの建物や街並みを見ることで、その土地の歴史を感じたりもできますし、小さなお子さんがいる場合は、全国の遊園地や動物園などに行ってみても良いですね!

車中泊旅をする際は事前に調べて興味がある場所に行くのも楽しいですが、地元の方とお話しして雑誌やインターネットに載っていない穴場スポットに行くのもオススメです♪

駐車代金

観光地や都会では駐車場が有料の場合が多く駐車代金がかかります。東京に行った時は1時間2,000円以上する駐車場もありました。場所によってかなり料金は違いますが、都会に行くほど高額になりやすいです。

車体にかかる費用

自動車保険料

日本各地移動するため、いつ事故に遭ってしまうか分からないため自動車保険(任意保険)に加入しています。

補償内容、運転する方の年齢、車種などによって保険料は全然違いますが、私は前職で保険の販売をしていたので補償内容はしっかり考えて加入しました。

車検

私達の車は普通貨物車のため車検が毎年あります。昨年はユーザー車検を初めてやってみたのですが、案外簡単にでき、費用もとても安く抑えられました。

ただ、平日しか受付していないのと、申込書など複数の書類に記入が必要なため、手間は少しかかります。安く済ませたい方はユーザー車検、ちょっと費用が高くなっても手間をかけたくないという方には車屋さんに依頼するのがいいですね♪

車のメンテナンス

オイル交換やタイヤ交換など車にはメンテナンスが必要です。私達はカーショップにお願いしていますが、ガソリンスタンドやディーラーでも対応してくれます。

私達の車は初度登録が平成15年と古い上に毎日使っているため、故障することもありますが、今後もこの相棒と一緒に旅を続けられるようにしっかりメンテナンスや修理を行っていきたいです。

燃料

ガソリンは車を走らせるために必要です。旅先だと安いガソリンスタンドがどこにあるのか分からないため、私達は「gogo.gs」というアプリを使っています。

このアプリにはガソリンスタンドの燃料(レギュラー・ハイオク・ディーゼル)の価格、定休日や営業時間も記載されているため、安いところを探したり、夜中でも営業しているところを探したりすることができます。

まだガソリンがあるから大丈夫かなと思っていても、旅先では案外ガソリンスタンドが見つけられなくてガス欠になったという人もいるので、早めの給油をおすすめします♪

その他

通信費

私達はスマホ、タブレット、パソコンを使用しており、インターネットに繋ぐ場合はポケットWi-Fiを利用しています。

特に旅をする時は道を調べたり、行きたいお店を調べたりする時に通信量をかなり使ってしまうためポケットWi-Fiがあるととても便利♪

私達は1か月100GBのWi-FiOと月額がかからないポケフィーを持っています。

Wi-FiOはsoftbankの回線で旅をしていて入りにくいと感じた事はほとんどありませんが、使用できるのが100GBまでなので、YouTubeなどを長時間見たり、私達のようにリモートで仕事をしていたり、通信をかなり使う方だと物足らないかもしれません。

もう1つのポケフィーというポケットWi-Fiは月額料金かからず使いたい分だけ通信量を購入して使います。日本を含む世界70か国以上の国で使えるので、海外旅行好きな人にもおすすめ!私達は世界一周した時に使用しましたが、帰国しても通信量が残っていたので、国内で使用しました!

まとめ

今回は私達が車中泊をする場合、車に住む場合にかかる費用についてお話ししました。

工夫すれば安く抑えることもできますが、費用を安くすることが第一優先になると楽しくない旅になってしまうこともありますので、無理されずご自身に合った旅のスタイルを見つけると良いと思います♪