車中泊
【車中泊しながら春の味覚を満喫】初心者にもおすすめ!山菜採りと車内調理テクニック

トヨタの中古ライトエースで車中泊しながら、2年にわたり日本全国を巡りました。
残念ながら沖縄はフェリーの料金が高額だったため諦めましたが、46都道府県を巡りながら400泊以上の車中泊旅を経験し、昨夏に富山へ帰郷。
旅はいち段落したので今春から社会復帰しております。
春になると無性に山菜を食べたくなるのは歳のせいでしょうか。
私の車中泊旅は節約しながらの日々だったので、春の山菜は本当に貴重。
最近は野菜が高騰しているので、車中泊旅のみなさんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
宝探しみたいで楽しいですよ!
車内調理でも安心。天ぷら以外で楽しめる山菜!

車中泊時はなるべく油の使用を控えたいもの。
私もキャンプ場以外の車中泊で揚げ物を作ることはありませんでした。
ビールのアテに、ふきのとうやタラの芽の天ぷらが最高!とは思っていても、油の飛び跳ねや料理後の処理を考えるとハードルが高かったです。
そこで、油をあまり使わなくても美味しい山菜を紹介します。
①ふきのとう
もちろん天ぷらが一番ポピュラーな食べ方ですが、旅先のローカル味噌と調味料でふき味噌を作れば、おにぎりやチャーハン、パスタにも使えて便利。
②カンゾウ
茹でてポン酢か酢味噌で食べるのがおすすめ。
あくまでも脇役なので、茹でたホタルイカやカニカマと一緒に食べると最高のつまみになります。
③こごみ
茹でてマヨネーズと七味で食べるか、豚肉で巻いて焼いても美味しいこごみ。
山菜独特のクセもないので食べやすいです。
④すす竹(ネマガリタケ)
すす竹は皮が付いたまま焼き、醤油マヨネーズで食べると最高です。
他にもアサツキやウドも、天ぷらにしなくても美味しいのですが、今回紹介した4点は比較的見つけやすい山菜なので初心者でも探せると思います。
車中泊向きではない山菜!

逆に車中泊旅中に向いていない山菜もあります。
スーパーで売っている野菜とは違い山菜には独特のエグ味やクセがあるので、一部の山菜はアク抜きをしなくてはなりません。
ワラビやゼンマイは美味しいのですが、車中泊中はやめておきましょう。
私は普段アク抜きをする時に、ワラビやゼンマイがひたひたになるくらいお湯をかけてゆっくり冷ます作業を3回〜5回繰り返します。
アク抜き方法は人それぞれですが、私のやり方だとガスの使用量が多いのと時間がかかるのが難点。
しかもワラビはその後に調理して食べられますが、ゼンマイは茹でてから天日干しにすると長期保存が可能です。
車中泊旅では少々手間がかかりすぎですね。
ちなみにタケノコも避けてください。アク抜きがたいへんです。
車中泊旅では限られた道具で山菜を採る!

車中泊旅の難点でもある荷物問題。
私のように比較的小さいバンで旅をする場合は荷物制限があるので、いつも通りの山菜採りグッズは持っていけません。
必然と最小限のグッズを持って行くことになります。
私が車中泊旅に持って行った山菜採りの道具は4点。
日常使いもできるので正しい選択だったと思います。
①アウトドアナイフ
旅中に使用している包丁でもよいのですが、木の枝から山菜を採ったり土の中の茎を切ったりする場合もあるので、気になる方は包丁とは別のナイフを使ってください。
②軍手
主にトゲのある木からタラの芽を採るときや、ヤブの中をかき分けて山に入るときに重宝します。
ケガの予防にもなるので必ず装着して山に入りましょう。
③ビニール傘
「えっ!?」と思われるかもしれませんが私はよく使います。
「あと数センチで手が届くのに…」という時に、傘の柄を枝に引っかけて手元に寄せて採取します。
あまり寄せすぎると枝が折れてしまうので注意してください。
④ビニール袋
普段は通気性のよいカゴを持って山菜採りに出かけるのですが、車中泊旅中はビニール袋で十分。
場所も取らないのでいろいろな用途に使えて便利です。
以上が車中泊旅中の山菜採りに、私が持って行く道具です。
アウトドア用のナイフ以外はだいたい家にあるのではないでしょうか。
山菜採りの注意点!

車中泊旅中に山菜採りを行う場合はいくつか注意点があります。
①知らない土地の山に入らない
私は普段地元の山や河川敷に入って山菜を採ります。
旅中は知らない土地で作業をするので、そこが私有地かどうかもわかりません。
なるべく道路から見える範囲で山菜採りを行なってください。
②地域によって採れる時期が変わる
地元の富山では2月中旬〜下旬にふきのとうが出始め、4月に入るとタラの芽が顔を出し始めます。
ただし九州などではもう少し早いでしょうし、東北だともう少し遅い時期から山菜シーズンが始まるはずです。
訪れた土地の季節に合わせて山菜を採りましょう。
③安全第一
旅中にケガはしたくないですよね。車中泊中だと服装や装備も山に入るには軽装だと思います。
いつも以上に気をつけて山菜採りを行いましょう。
旅中の山菜採りはあくまでも追加のアクティビティです。
無理をせずその日の夕食分だけを採取して、訪れた土地の地酒と共に楽しんでください。
まとめ
先日富山県と岐阜県の県境の山に入り、ふきのとうとタラの芽を採りました。
まだまだ雪が残っていましたが装備は軽登山並みの準備をするので、ケガもなく無事に下山。
私の車中泊旅はある意味貧乏旅行だったので、春の山菜は食費を浮かす意味でも貴重でした。
毎年山に入って山菜採りをしている経験が車中泊旅で大活躍。
もし再び長期で車中泊旅に出たら、春は必ず山菜採りを行いたいと思います。