シンプルでコンパクトだけど使い勝手がいい?!2人旅に最適なバンコン!!フィールドライフのRobby登場!
今年4月から、キャンピングカーの構造要件が20年ぶりに改正された。
以前の記事▷キャンピングカーの構造要件が変更!どんな恩恵がある?!
今は新要件に合わせたモデルが各社から続々登場しているところだ。
今回の改正の恩恵を受けるのは、主としてバンコン、それもコンパクトなモデルだ。
そこでさっそく対応したモデルをご紹介しよう。
Robby
ビルダー: フィールドライフ
タイプ:バンコン
ベース車両:ダイハツ グランマックス
燃料の種類:ガソリン
乗車定員:4名
就寝定員:2名
全長:4,060mm
全幅:1,660mm
全高:1,930mm
公式サイト:フィールドライフ
フィールドライフ“初”のバンコン
先日のジャパンキャンピングカーショー2022でデビューしたのが、フィールドライフのRobby(ロビー)だ。
「軽自動車では小さすぎ。でも、ハイエースではちょっと大きい」そんなニーズにピッタリな一台だ。
ベース車はダイハツ・グランマックス。
聞きなれない名前かもしれないが、トヨタ・タウンエースのOEM“元”だといえばわかりやすいだろう。
ダイハツが海外で販売していたグランマックスを、トヨタが日本国内でタウンエースとして販売。
遅れてダイハツも国内販売を開始した、という経緯がある。
エンジンは1500ccガソリン、ミッションはATのみ。駆動方式は2WDと4WDがある。
当然ながらスペックはすべて、トヨタ・タウンエースと同様だ。
実はこのRobby、フィールドライフとしては初のバンコンである。
が、そこは老舗ビルダー、そつのない仕上がりとなっている。
Robby自体のデビューは今年2月なので、デビュー時点では法改正前。
そのため4ナンバー仕様しかなかったが、デビューから2カ月後には法改正があったので、満を持して8ナンバー仕様車を登場させた、というわけだ。
どこが・どう違う?
実際のところ、4ナンバー車と8ナンバー車とで、仕様の差はあまりない。
具体的には4ナンバー仕様ではオプション扱いだった
・シャワーシンクセット(給排水各10L)
・電装パックB(鉛バッテリー105Ah+充電システム)
のふたつが標準装備になっただけ。
だが、そのおかげで構造要件が満たされて8ナンバー登録が実現している。
「なんだ、それだけの違いか」と思うかもしれない。
しかし、4ナンバーと8ナンバーの違いは決して小さいとは言えないのだ。
■乗車定員
4ナンバー車は横向き座席がNG。
そのため乗車定員は運転席助手席だけの2名となる。
8ナンバー車は横向き乗車がOKなので、運転席助手席に加え横向き座席の2名が加わり、乗車定員は4名となる。
就寝定員はいずれも2名だが、普段使いの乗用車として考えるとこの定員増は歓迎できる。
※4ナンバー仕様車にも後部座席はあるが、走行中に座ると違反行為になるので要注意!
■車検期間
車検の期間が4ナンバーと8ナンバーとで異なる。
4ナンバーでは毎年必須だが、8ナンバー車は2年ごとでOK。費用・手間の両面で楽になる。
普段使いと兼用しがちなサイズなので、この2つのポイントは大きなアドバンテージといえるだろう。