ミリタリー調の内装で人気のハイエースのキャンピングカーに8ナンバーモデルが追加!4ナンバーとどう違うのか?レクビィ ホビクル・オーバーランダーⅣ
ダイニングについて
ダイニングは2列目シートを後ろ向きにセットし、リアベッド部と向かい合わせにするのが標準仕様。
運転席後部にオプションの「シートバックダイネットマット」を設置して2列目シートと向かい合わせとすることもできる(写真参照されたい。ただし、リクライニング機構の関係で助手席側には設置不可)。
ちなみにインテリアファブリック(シートやマット)はホビクル・オーバーランダーシリーズのアイデンティティでもある「ミリタリー帆布調のオリーブグリーン生地」で統一。
フロアは縞板(しまいた)風クッションフロアで武骨な仕上がりになっている。
電装類を省いたシンプルな装備
サブバッテリーシステムは用意されていないが、そのかわりにポータブル電源でまかなう仕様(ポータブル電源は自前で用意)。
驚いたことにFFヒーターもポータブル電源で駆動するようになっている。
そもそもオーバーランダーシリーズは家庭用エアコンなども付いていない、シンプルな装備が身上なので、照明とヒーターぐらいならポータル電源で十分、というわけだ。
サブバッテリーと違い、走行充電やインバーターなどのシステムが不要な分、価格が抑えられるメリットは大きい。
将来的にポータブル電源の性能が向上すれば、いつでもアップデートできるのもメリットといえる。
8ナンバー(キャンピングカー)仕様となって変わった点について!
ここまでは従来の4ナンバー仕様モデルとまったく同じである。
では8ナンバー(キャンピングカー)仕様車は何が違うのか。
8ナンバー登録のためにはキッチン(給排水設備と加熱設備)が必須である。
今回登場した新モデルには、そのキッチンが加えられているのだ。
具体的には、右後部に規定内の最小限のサイズに抑えられた小さなキッチン設備が搭載された。
最低限サイズなのでラゲッジスペース(荷室)への影響もわずかだ。
逆に言えば、最低限サイズなので本格的な洗い物などはあまり期待しないほうがいい。
これで、同モデルには従来型の4ナンバー仕様車と新登場の(キッチンつき)8ナンバー仕様車がそろったことになる。
しかし、4ナンバー仕様車はガソリン2WDのみ(8ナンバー仕様車はガソリン2WD、ディーゼル2WDと4WDの3つの選択肢がある)。
つまり、新モデルが追加というより、基本仕様が8ナンバーになった、とも言えるだろう。
簡易型とはいえキッチンが付き、車検が2年毎になるメリットを考えれば、歓迎すべき変化といえる。
今回の新モデル追加。
シンプルなバンコンを求めている人にとっては朗報だろう。
価格は、432万3,000円(税込、8ナンバーの場合)となっている。
■ホビクル・オーバーランダーⅣ 8ナンバーのスペック・価格
ビルダー:レクビィ
ベース車:ハイエース ロングバン 標準ボディ 標準ルーフ
エンジン:ガソリンまたはディーゼルから選択
総排気量:1,998cc(ガソリン)、2,754cc(ディーゼル)
車両寸法:全長4,695mm / 全幅1,695mm / 全高1,980mm
乗車定員:6名
就寝定員:2名 ※リアベッドマット追加の場合4名
価格:4,323,000円(税込)~
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