キャンピングカーは、やっぱり本格的なキャブコンがいい? 買ってわかった本当の魅力!
日本の道路事情を考えるとバンコン(バンコンバージョン=バンの外観は変えずに内装を車中泊用に改造したキャンピングカー)や流行りの軽キャンパーが人気なのは納得です。
なんといっても普通車や軽自動車は、走行時の取り回しの良さが魅力。
反対に筆者が選んだキャブコン(キャブコンバージョン=居室部分を大幅に架装したタイプ)は、やはり取り回しがすごく良いとは言えません。
正直、駐車に苦労した時などは「バンコンにするべきだったかも」と思うことも少なくないです。
それでも、キャブコンにしかない良さを知ってしまった今では選んでよかったと思っています。
今回は筆者の経験談を交えつつ、キャブコンの魅力をお伝えしたいと思います。
就寝スペースがしっかり確保できている。
車中泊やキャンプで連泊する際に、家族5人がそろって乗車できて、荷物もたくさん積み込むことのできるキャブコンの広さはやっぱり魅力的です。
子どもたちはキャンピングカーでのおでかけの特別感が大好きですが、その特別感を演出してくれるのは車内のあちこちにあるベッドスペース。
まずは筆者のキャブコンに標準装備されている運転席上のバンクベッド。
筆者はここを移動中の荷物置き場に使用することが多いのですが、ベッドとして広げると大人3人が寝ることができるほどのスペースは、着替え入りのバッグや寝具、洗面道具など走行中には使用しない物を載せるのに最適です。
そして、居住スペースの最後部には2段ベッドがあります。
走行中はシートベルト着用の義務があるので使用できませんが、途中の休憩などで身体を伸ばして横になれるスペースは大人にも子どもにも人気の場所です。
就寝時に使用する寝具を敷きっぱなしにすることもできるため、いちいちベッドメイキングする手間も少なくて済みます。
さらには、ダイネットの座席スペースが就寝時にはベッドへと早変わり。
家族がみんな脚を伸ばして寝られるので、長距離での移動の疲れも取れて、明日への英気も養われます。
これだけベッドスペースが充実しているのは、やはりキャブコンの特権。
ベッドスペースがいくつもあると旅のワクワク感が増します。
筆者の子どもたちは、煙と同じで高いところに登りたがるので、長男が2段ベッド上段、女子2人がバンクベッドに寝るケースが多く、筆者はダイネットベッドを使っています。
寝床がそれぞれ分かれているので、眠るまでの時間を思い思いに過ごすことができるのは、広いキャブコンだからこそ。
贅沢な時間が流れます。
歳の差兄妹も快適に過ごせる。
ベッドがあちこちにある特別感にプラスして、広い空間だからこそのスペースの余裕もキャブコンの魅力です。
我が家には、高校1年生男子、小学6年生女子、1年生女子の3人兄妹がいます。
子どもの年齢が上がるにつれ、問題になるのが着替えスペースなどのプライベートゾーンの確保。
その際に役立つのが後部のトイレスペースです。
年頃の娘はトイレスペースを利用して着替えます。
車中泊や水遊びなど、なにかと車内で着替えることの多い子どもたち。
いったん車外に出て待ちながら、交代で着替える方法もありですが、恥ずかしがらずに着替えられるスペースがあると早く着替えて遊びに行けるのでトイレスペースは好評。
めんどくさがりな筆者も、車内のカーテンを閉める手間を省いてトイレスペースで着替えられることを大変ありがたく感じています。
また、昼間も分かれているベッドスペースは大活躍。
まだ寝ていたい兄と早々に起きて早朝の時間を楽しみたい末っ子では生活リズムも随分と違うものです。
ベッドのカーテンで仕切れば1台の車の車内でも自分の空間を確保することができます。
家族との時間や旅先の景色などを楽しみつつパーソナルスペースも確保できるキャブコンは、兄妹が多い家庭にはもちろん、他の家族とおでかけする機会の多いファミリーにもお勧めです。
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